2004年07月14日

SEOサービスの料金が上昇中

本日の日経産業新聞にSEOサービスの料金が上昇しているという記事。
大手企業を顧客に持つ業者がアウンコンサルティングやECジャパンなどに限られてきたということもあり、サービス料金が上昇気味。アウンコンサルティングは99年当初は半年間のサービスが約50万円だったのが、今は四倍の200-300万円だそうな。

一概にSEOサービスったって内容は多岐に渡るだろうし、それこそほとんどWEBサイトそのものの刷新やそれのためのコンサルティングなんてことになるケースが多いんだろう。ありもののページをちょこちょこっといじって何かどうなるというものでもあるまい。
しかし、SEO=検索エンジン上位ポジショニングみたいな認知が広がってしまったのはあまりよくない傾向だろうと思う。この新聞記事も「検索サイトの上位にランク付けされるよう、ホームページの編集についてアドバイスする」のがSEO業者の仕事だと書かれてある。

ポジショニングはポジショニングとして、それは結果論だろうと思う。ただ上位にヒットしたからといって売上があがったりコンバージョンレートがあがったりするわけでもないだろうし、ユーザーがうれしいわけでもない。重要なのはユーザーの期待に応えることができるコンテンツがきちとあるということだろう。もちろん細かなテクニックや考え方はベースとしてあるにせよ、何かテクニカルなことだけをどうこうしたから上位に上がるとかそういうもんじゃないかとは確かだ。でも、ほとんどの人は大きな誤解をしている。SEO業界にとってはこの誤解をどう是正するかが、今後の市場の発展には欠かせないんじゃないだろうか。

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categories [ ネット・ウェブ関係 ] 2004/07/14 09:40