トラブルの芽/読書記

トラブルの芽というのは小さいうちに摘んでおかないと、自分の首を絞めることになる。
なので最初が大事なのだが、忙しさにかまけてチェックを怠ってると、しっぺ返しがやってくる。
自分のところにクレームが来る時点で、すでにその案件は火が吹いちゃっている。ほんとは火が吹くまえに消しに行っとかないといけないのだ。チェックをかけておくべきだったのだ。ボヤぐらいの状態で抑えられれば、多少の火傷ぐらいはするかもしれないが、被害は少ない。
大火災になってから、やってくるとちょっとよそっとじゃ消せやしない。そもそも人力ではどうにもならないレベルになったりするのでお手上げだったりする。

という内容とは全くかんけいないのだが、ネタフルで紹介されていたAmazon Quick Affiliateを使ってみた。便利すぎるのでせっかくだから本でも紹介する。どれも随分前に読んでそこそこ面白かったのだけれど、ブログに書こうという気になれない。きちんと書こうと思うと、ある程度要約して、自分の備忘録として使いたくなるのだけれど、それはけっこうパワーを使うので、なかなか気がのらない。

その数学が戦略を決める (単行本)
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「絶対計算」対「人間」はほぼ「絶対計算」が勝利する。中盤ぐらいまでは様々なところで「人間」の領域を脅かし、勝利していっている「絶対計算」の事例が中心。しかし、はたして勝利するからといって「絶対計算」がすべて正なのか? そもそも「絶対計算」のために必要なデータを集めるために発生する問題などは?

こうすれば組織は変えられる!―「学習する組織」をつくる10ステップ・トレーニング (単行本)
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「学習する組織」をつくるための10のステップとなっているが、「学習する組織」とは、組織そのものに自律的・自発的な行動がなされる土壌が育ち、また個々人が助け合い、協力しあいながら高いモチベーションを持って業務に取り組むという姿勢や文化が背景としてある組織のこと。本書は、そういう組織土壌をつくるための手法を10のステップに分解して、かなり詳細なレベルでレクチャーしている。
特に、ステップ1の「組織の「学習文化」レベルを評価する」で提供されている評価ツールはそのまま活用できる。この手のコンサルティング会社などに御願いしたら数十万円レベルの費用はかかるような調査が行えるようなキットが提供されている。
ステップ2以降で紹介されている各アクティビティも面白い。一部は神田さんが「成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 」などで紹介してた手法なども掲載されているので、あわせて読むとより深く理解できるんじゃなかろうか。

予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (単行本(ソフトカバー))
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とても面白い。人の心の不思議さ、不合理さが経済活動やマーケティングにどういう影響を及ぼすのか、あるいは逆に経済理論やマーケティングは人の不合理性をどこまで組み入れるべきなのか。
この手の心理本もビジネス本ジャンルでは人気の部類だが、定番本・古典としては「影響力の武器」がある。他の本の類本を読むぐらいならひとまずこれを読んだほうがいいだろうと思うぐらい。ある程度、当時の行動心理学の不合理さや、意外な部分を網羅している。
この2冊はあわせて読むことをオススメしたい。
影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか (単行本)
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これは名著だと思う。第二版が出てるようで、こちらの版との違いがどれぐらいあるかは知らないけど、読み物としても楽しいし。事例や実験内容が古かったりするんで、もしかしたら最新版のものは結論などが変わってるものもあるのかもしれないけど。






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