うたい文句競い合う

IBMは「eビジネス・オンデマンド」
日立は「ハーモニアスコンピューティング」
富士通は「トリオーレ」(ドイツ語で三連符の意味。サーバー、ストレージ、ネットワークの三種類の製品を統合することをめざす)

コンピューター大手各社が掲げる情報システム事業のコンセプト。
(日経産業新聞より)

「顧客から見て分かりやすい包括的な事業ブランドを設ける必要がある」ってことで、各社が自社の事業の一言で明快に表す言葉を商標登録し、広告や講演などで訴えはじめたとのこと。

標語看板をたくさんつけたら交通事故が減ったなんてニュースは聞いたことがない。同じようなものではないか。もちろん事業ブランドを一言であらわすような言葉は重要であるには違いない。言葉があれば、曖昧な概念もなんとなく、「そういうものか」という諒解と同意を得ることができるからだ。でも、それがブランドかどうかというのはまったく別問題だろう。名づけ得ぬものはブランドにはなれないだろうが、名づけて流布すればブランドになるというものでもない。

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