オー・ブラザー

オー・ブラザー!

オー・ブラザー!

昨日は、コーエン兄弟の新作「オー・ブラザー」を観てきた。
コーエン兄弟の映画はなんといっても登場人物たちの「顔」を見なくてはならない。どう考えても変な顔ばかり。ドリフじゃないんだから。ストーリーはいつもと同じくおそろしくみみっちくそしてどうでもいい。なのに凝りに凝りまくったディティール。で、どこかみんなずれてる登場人物。学生映画的なノリを残しつつ、学生映画じゃとてもじゃないけどできないような緻密な計算に基づいた構成。たんに凝ったアングルや編集だけで人を惑わすのではなく、映画全体の雰囲気やトーンを守るための徹底したこだわり。これぞ職人という感じだ。
コーエン兄弟の映画を見ると、なんとこう幸せになることか。

その勢いで、「ハンニバル」と「バトルロワイヤル」のビデオを借りた。どうしようもない。「ハンニバル」は「羊たちの沈黙」のよいところをすべてそぎ落としてしまった駄作だと思う。これが面白いというやつの気がしれん。
「バトルロワイヤル」は期待はしてなかったが、予想とおりというか。おそらく数ヶ月後には、観たことさえも忘れてしまうような映画かもしれない。映画じゃなくてもいいじゃないかとも思った。

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