言葉の力/言葉を変えれば人生が変わる

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photo credit: ❀ღ Poetic Outlook (Anne) -Back f/t mid Feb. via photopin cc

心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる

この言葉の原典は誰なんだろう? 
ヒンドゥー教の教えだと書いてるサイトもあった。

誰の言葉でもいのだけど、良い言葉だな思ってメモしてた。でも、よくよく考えると、いきなり「心が変れば」というのは壁が高すぎる気がする。
「心を変えろ」と言われたって、どう変えたらいいのかなんてイメージ出来ないんじゃないだろうか。そこが一番難しいんではないか。

そんなとき、このページの文章に出会った。
口ぐせから老化する

人間の脳は、信じていることを実現させるように働くことが分かったのですが、そもそも「信じている」とはどういうことかというと、「口に出していること」こそが「信じていること」なのです。

人間の言語機能の発達から考えると、言葉が生まれたのが先であり、その言葉によって「意識」が生まれたのです。言語のもともとの目的はコミュニケーションだったかもしれませんが、それを口にすることで、その言葉の意味が脳に記憶されていきます。

そして、記憶と照らし合わせながら、言葉を繰り返していくうちに、言語の組み合わせができていき、それが意識の元になったのです。ですから、言葉に出している内容というのは、その人が考えていることに他なりません。意識は言葉によってつくられ、言葉に出したことでさらに意識が確固たるものになっていくという循環があるのです。

 言うまでもなく、優しい言葉を使っているときは、誰しも優しい表情になります。それは、優しい言葉によって、意識が優しいものになったからです。そして重要なのは、そうした言葉が口ぐせという習慣になって5年、10年と定着していくと、意識もまた定着していくということです。優しい言葉をよく使う人は表情が柔和になっていきます。厳しい言葉ばかり使う人が見るからに頑固な顔をしているのは、誰しも思い当たることでしょう。

このコラム自体が科学的にどうかはわからないけれど、ボクはひとまずこの考え方を信じることにした。信じるほうが楽そうだし、愉しいそうだ。

心を変えるためには、まず口に出す言葉を変える。

ここから入るほうがシンプルだし、これなら自分でもなんとかできそうだ。

言葉の使い方を変える、用いる単語を変える、言葉遣いに気をつける。

なんでもいいんだけど、とにかく未来を志向するような前向きな言葉を使うようにすること、マイナスの言葉や暗い言葉はできるかぎり使わないようにすること。
ただ、それだけ。「心を変える」よりはよっぽど簡単だと思う。

誰かは、言葉は人にとってのOSみたいなものだ、というようなことを言ってた。
人は言葉というOSの上で思考や理解や行動を実行する。OSの性能がその人の能力に大きな影響を及ぼす。もちろんOSはバージョンアップが可能だ。バージョンアップすれば、そこで実行できることも増えるかもしれない。言葉の使い方を変えることや、言葉に注意するというのは、つまりOSをバージョンアップするということなんだろう。

マイナスの言葉ばかり使う、悲観的なことばかり口にする、愚痴や不平、不満を撒き散らし、同調してくれる人を見つける。そういう後ろ向きの言葉ばかり使ってる人にはなかなか幸せは訪れないんじゃないだろうか。

そもそも訪れてても気づかなかったりするんじゃないかと思うのだ。
そういう言葉を使うことになれている人は、そのように世界や物事を捉えるからだ。
人は関心のあることを優先的に拾い上げて意識したり認知したりするから「悲観的」な世界観に支配されていれば、拾い上げられる事象もそちらに偏ってしまうから。

何か課題や問題に遭遇したときに「どうして~」「なぜ~」と理由や原因を探す過去に向かう言葉を発するか、「どのようにしたら~」「どうやって~」と未来へとその課題や問題を解決しようという方向の言葉を使うのとでは、同じ問題への取り組み方も全然違ってしまう。
「どうして~」「なぜ~」が駄目というわけではない。原因や理由を追究し、そこから未来の改善策を作っていくという使い方だってある。でも、常に「どうして~」「なぜ~」にしか意識が向かなければ、未来への改善は滞ってしまうだろう。
セットで「どのようにしたら~」や「どうやって~」というような言葉も発していけるように意識したほうが良いのではないか。

こういうことを言うと、そんなの迷信だとか、そもそも先のヒンドゥーの教えを説いてるノムさん自身が愚痴や不平不満ばかり口にしてるじゃないか、と突っ込む人もいるだろう。

でも、こういう反論はどんなものにだってできるし、こんなものに科学的な根拠だとかがあるわけでもないだろう。ただそういうものだということを信じるのか信じないのかだけの話で、ボクはひとまず、そういう世界観を信じていこうと思っている。

と、言いながらじゃぁ、これがボク自身できてるかというと全然できてない。
むしろ周りの誰よりも駄目な言葉の使い方をしてしまってたりする。
まず、自分が無意識に使ってしまっているマイナスの言葉をピックアップしてみて、それを意識してもようと思う。

いつも通り、このエントリーは自戒の意味も込めてるし、むしろ、こうやってブログで公言することによって、ボクが駄目な言葉を使ったときに、周りから窘めらてもらおうという魂胆だ。(「自戒の意味を込めて~」って言葉も免罪符みたいになってるんで、使いすぎてると何の意味もなくなってしまうので気をつけないといけない)

新年度の始まり、第二創業。
ボクは言葉の力を信じていきたいと思う。

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コメント

  1. 通りすがりの者です より:

    お邪魔いたします。20年間自分なりに努力した結果。金銭的にマイナスになってしまいました。
    頼るものは自分しかありません。「言葉の力」で検索して、たどり着きました。
    苦しくて、逃げ出したい気持ちでいっぱいです。
    そんな状態ですが、自分を励ます意味でも、せめて明るい言葉を思い浮かべようと思います。

  2. まだ、人生暦が短い小学六年生です より:

    こんにちわ。 学校で平和についての意見文を書くためにこのサイトを見させていただきました。
    まだ人生暦の少ない私ですが、人を傷つけたことはなんどもあります。それも多分五割は言葉で傷つけています・・・。まだ私は言葉の重さを知りませんでした。でも、今はおかげで言葉の意味を知りました。
    ありがとうございます。

  3. 佐々木昌代 より:

    「開眼しました」
    はじめまして、57歳のおばさんです。この頃、友人との会話で「疲れた・ぼけた・年だ」の連発でしたが、このホームページに出会い、早速、文章をコピーしました。これからは、言葉を大切に使いたいと思います。

  4. 希望 より:

    私は 愚痴こぼしてしまうので主人に怒られます❗前向きな言葉具体的にどんな言葉かおしえてください

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