「スラムドッグ$ミリオネア」を観た感想

英語サークルの宿題で、何か英語の映画を観て感想を考えてくる、というものがあったので、前から観たいと思ってた「スラムドッグ$ミリオネア」を観ることにした。
皆から良い良いと言われまくっていて、あまり褒めまくられる映画は逆に遠ざけたくなる天邪鬼で、なかなか手を出せなかったのだけれど、もっと早くに観ておけば良かった。この監督ってトレインスポッティングの人だったのね。知らなかった。

インドのカオスぶりや、とにかく人の多さ、エネルギーみたいなものが画面全体から漂ってくる。スラムで育った青年のたくましさ。映画スターを一目見たさに、閉じ込められたトイレからの脱出で、自ら肥溜めに飛び込む幼少期の青年は、愛する人との再開をただただ夢見て、大人気のテレビクイズ番組に出演、ミリオネアにまで登りつめていく。
なぜ、彼はすべてのクイズ問題に答えられたのか? イカサマか? 答えを知っていたのでははないか? それともただ天才だったのか?? 
クイズの問題と彼の人生は奇跡のようなシンクロを果たし、観る人は、徐々にその答えが「神の定めた運命(It is written.)」だったということに気づく。そして、最後の問題。彼はすべてを「運」に賭けるのだった。
昨日が「冷たい熱帯魚」だっただけに、こちらはなんとも言えない安定した映画らしい映画であり、観終わった後も、すっと心に希望を感じることできるものだった。


スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です