解決策のプライオリティ付けの方法

何らかの課題に関して解決策を考えるような会議はたくさんあると思います。

●●●の売上をもっと伸ばしたいとか、顧客の解約率を減らしたいとか、優秀なエンジニアを採用したいとか、会社には色々な課題や問題があるものです。むしろ、会社とは、こういう問題をつねに解決して行かなけばならない組織とも言えるわけです。

そこで何らかの課題や問題に対して複数人でディスカッションし、色々な解決案・プランがあがってきたとしましょう。

こういう場合には、上がってきた解決案にどうやってプライオリティを付けていくのが良いでしょうか? 偉い人が「これとこれやりなさい」と決めればいいのでしょうか?  

こういう場合に使うと効果的なフレームワークとしてペイオフマトリクスというものがあります。とても単純なフレームワークですが、こういうもので各施策をきちんと整理して、同じ尺度で施策を評価できるようにしておくと、プライオリティを付ける時も判断がしやすくなります。

こんな感じのマトリクスを使って「解決策」を整理します。

ペイオフマトリクス

このマトリクスの軸は2つです。解決策の「実現性」と「効果」です。
実現性は、解決策実行の難易度と読み替えてもいいし、単純に「コスト」と考える方法もあります。効果は、期待できる成果の大きさや影響と考えてもいいでしょう。
このサンプルでは四象限のマトリクスになってますが、軸は「大/中/小」でも、「高/中/低」でも何でも構いません。整理しやい方法、マッピングのしやすさでそこの強弱はつければいいんじゃないかと思います。

いくつかの「解決案」が出てきたら、それを上記の2つの軸で作ったマトリクス内に配置していくわけです。一人でもできますが、複数人でアイディアを出しあったなら、そのメンバーで、この解決策はここだろう、いや、これは言うほど簡単じゃないぞ、なんて具合に意見を出しあいながらマッピングしていけば良いと思います。

当然ながら、実現性が高く/効果が大きい 象限に位置する解決策を重視していけば良いということになります。(もちろんあえて、効果は低いけど、実現性が高いものを優先する、という決断をなすこともあるでしょう。)
こいう軸で整理すると、どのプランから手を付けていくべきなのか、ということが俯瞰的に整理しやすくなるわけです。
(もちろん、どれだけ解決策やプランがでてきても、それを実行、完遂できなければ意味はないわけなので、こういうフレームワークだけで問題解決が行われるわけではないことは言うまでありませんが・・・。)

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