パレード

今日は天気が良くてどこかへ行きたい気分だったが、ぐっと我慢で会社に。
今週はかなり大変な一週間になることが予想されるので下準備だ。やろうと思ってたことの半分もできなかったけど、まぁ最悪明日は乗り越えられる準備はできたからまぁいいや。

帰りに三条のブックファーストで吉田修一の「パレード」を買う。

パレード
吉田 修一

帰ったら同居人がお好み焼きを焼いてて一緒に食べた。十分お金がとれるぐらいの出来栄えで二人でかなりでかいお好み焼き二枚をたいらげた。店で食えば1500円はかかるだろう。

2LDKのマンションで共同生活を送ることになった男女五人。各章はそれぞれの視点で描かれる。前半は「共同生活」を通じて青年の空虚な内面やら、満たされない愛の形やらといったありふれた話だが、後半に進むにつれ徐々に物語は暗さを増していく。琴美や未来の章で「ここでの暮らしって、私にとってはインターネット上でチャットしているようなもんなのよね」っていう琴美のセリフがあって、これがそのままこの小説が表現する表側の世界観を構成し、後半の二人ではその視点が相対化される。解説で川上弘美が書いてるように、たしかに「こわい」小説ではある。

阪神はサヨナラ負けだ。

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