ザ・リーダー

水曜日は朝一で某大手ECサイトへ今後のコミュニケーション戦略などの提案。やっぱりあの社長は濃い。経験と直感でズバリ物事の本質を言い当ててしまう。その後、新幹線に飛び乗って東京の某大手メーカーとやっているとあるプロジェクトの打ち合わせ。3時間程度の打ち合わせである程度誤解もとれて、一体いままでやってた作業はなんだったんだろうという感じ。でも良い方向に進んだので良かった。GW明けに仕様の提案….

今日、昼過ぎの新幹線で京都に戻ってきた。GW突入ということもありえらく混んでた。新幹線は冷房が効きすぎていて肩が痛くなる。京都駅からバスで事務所へ。事務所に灯りが。誰かと思えばKJ氏。KJ氏に開発してもらってるプロジェクトの打ち合わせが明日あるんで、僕もその資料まとめに事務所にたちよった。KJ氏の開発も大詰めか。

なぜか東京事務所に届いてた本2冊。昨晩はつかれてたので軽めのこちらを読む。

ザ・リーダー
ライル・サスマン, サム・ディープ, アレックス・スタイバー, 服部由美



おすすめ平均言いたいことは解るけど、三文小説だな
読みやすさ重視
目から鱗が落ちました

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主人公のラリーはとてつもないバカである。びっくりするぐらい紋切り型のバカだ。

リーダーシップとは何かを理解しない主人公ラリーが日常のなかの経験や、尊敬していた先輩から受けた仕打ちなどから、自分の今までの振る舞いを見直し、徐々にリーダーシップを理解していくという小説なのだが、とにかく主人公のラリーがあまりにもアホすぎるのだ。これほどアホな人間がこの物語のなかで巻き起こる「出来事」によって開眼させられて、すぐに良きリーダーになるなんて安易な展開自体が「リーダーシップ」をバカにしているんじゃないかという気すらする。

とはいっても、全く学べるとこがないかというとそういわけでもない。要は、小説形式にしたのが間違いだったのだ。しかし、かといってここに書かれてあることを小説形式ではなく普通に表現すれば、2~3ページもあれば十分に説明に足りる。ここが本書の中途半端なところなのだろう。でも「1分間マネージャー」や「アイディアのつくり方」みたいなまとめ方をすればもう少しは魅力的な作品になったかもしれない。
本書の159ページにポイントがまとめられているけれども、この小説はこの3つのポイントを語っているだけである。

リーダーシップの3つのポイント

1.チームは知ることを必要としている
僕は、自分が作り出そうとしている未来について、はっきりした見通しをもっているか?そして、僕のチームは同じ見通しをもっているか?

2.チームは成長することを必要としている
僕のチームの部下たちは、一年前よりも、チームにとって、会社にとって、そして彼ら自身にとって、さらに価値ある存在になっているか?

3.チームは責任をもつことを必要としている
僕のチームの部下たちは、ただの使用人のように働いているか、それとも僕のビジネスパートナーのように働いているか?

簡単にまとめると「知る」「成長する」「責任をもつ」だ。これ自体には何の反論もない。リーダーシップには重要なことだろう。ただ、あまりにも小説は冗長すぎるし、わざわざラリーみたいなアホなキャラクターを設定して読む気を損なわせてしまうのは勿体無いなぁと思う。

さて、仕事。

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コメント

  1. doumori より:

    お忙しそうですね。
    いつか仕事をご一緒できれば
    何か良いことありそうなそんな予感です(笑)

  2. ゆで麺 より:

    いつもありがとうございます。doumori さんもお忙しそうですね。ブログからは今すごくパワーに満ち溢れてる感じがひしひしと伝わってきます(笑

    大阪へもよく来られてるみたいですし、どこかでお仕事一緒にできると良いですね。

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