マネジメントの正体2
多くを期待すれば多くを得られる
この話は「7つの習慣」にも確かでてきた。
事例は違うけれど言ってることは同じだ。戦闘指揮訓練コースに参加した百五人のイスラエル兵の話。
教官はあらかじめ新兵の三分の一は能力が高く、三分の一は普通、残りの能力は未知と聞かされていた。しかし実際は、新兵は三つのカテゴリーにばらばらに振り分けられていただけで、能力で分類をしていたわけではなかった。なので、本来ならば三つのグループは同じような成績になるはずだった。ところが、能力が高いと聞かされた訓練生は他のグループに比べて、高い得点を挙げ、積極的な態度を示して、リーダーに高い経緯表した。(「マネジメントの正体」P.91から)
期待は、実現のための予言のようなものだ。多くを期待するリーダーは多くを得るのだ。
優れたリーダーは、優れた部下がつくる
どれだけリーダーが優れていても部下が応えてくれなければリーダーは失敗する。逆説的だけれども、つまり成功するリーダーには優秀な部下がついているのだ。
上の「多くを期待すれば、多くを得られる」という箴言とあわせて考えると、ものすごく重要な考え方だと思う。私たちはついつい「部下が駄目だ」「部下ができない」「部下の能力がもっと高ければ」と、安易に部下を貶める。しかし、リーダーが駄目だから部下も駄目だとも言えるわけだ。
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