検索連動型広告は事前の認知度が重要

サイバーブレインズが実施した検索キーワードに連動したネット広告に関する調査結果。
検索結果の1ページ目に関しては49%が事前に知っているものから順にクリックする。その比率はページを追うごとに高まるそうだ。
(日経産業新聞)

言われてみれば、まぁそうだろうなぁという気はする。
要は「旅行」と検索して、表示される検索結果では、ほとんどの場合は「タイトルに」だろうけれども、H.I.SやらJTBやらといった「知っている」言葉が入っているものをクリックする傾向が強いということだろう。

しかし、こういう考え方ってのは検索エンジンのアルゴリズムに使われたりするんじゃないかという気がする。Googlが被リンク数や、リンクされているサイトのポピュラリティなんてものをアルゴリズムに組み込んだときのベースになってる考え方は、学術論文などで評価の高いものは、他の論文で参考文献として参照されることが多い、というような考え方だというような話を聞いたことがある。なるほどなぁと思った。
「事前認知」というのをどのように機械的な処理で対処できるか。ある意味、被リンクも「事前認知」のひとつだろうが、他に方法はないだろうか。僕らが事前認知を得るもっとも大きな経路はメディアだろうと思う。広告だったり、ニュースであったり。そうするとメディアに取り上げられる回数が多いものは、「事前認知」を獲得している可能性が高いものと考えられるのではないか。検索エンジン側がどのサイトやページを「メディア」か、メディアのなかでも有力なメディアなのかということを把握しているかどうかはわからないけど、それを把握できれば、こういう考え方もアルゴリズムに組み込めるのではないかと思う。(すでに組み込んでるかな)
「会社名」などで考えるなら、上場企業のほうが非公開企業よりも認知度は高いといえるかもしれないし(もちろんサントリーみたいに非上場企業でも十分認知度の高い企業はいっぱいあるけど)、そもそも検索回数が多いキーワードってのは「認知度が高い」とも考えられる。

もちろん結局のところは、検索結果に「知っているもの」があって、それをクリックしたとしても、ユーザーが求めているものが、その先のページに用意されていなければ意味はないわけで、検索エンジンのアルゴリズムとしては、コンテンツの評価をどう行うかとうことがもっとも重要なことは変わらないだろうけれども。

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