WebマスターのためのGoogle情報から考える

photo credit: WilliamMarlow via photopin cc

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Googleが提供している「Webマスターのための Google 情報」をきちんと読んでない人は意外と多い。下手なSEO本よりはずっと有意義な情報を提供してくれているのに。

何回かに分けてGoogle、あるいはYahoo!が提供してくれているガイドラインから、検索エンジンにもやさしいウェブサイトの作り方、注意点について考えてみたい。

デザインおよびコンテンツに関するガイドラインにはいろんなことが示唆されている。

このなかの一部をとりあげてみる。(ボクは専門家ではないので、間違いや誤解があるかもしれない)

  • わかりやすい階層とテキスト リンクを持つサイト構造にします。各ページへは、少なくとも 1 つの静的テキスト リンクからアクセスできるようにします。
  • ダイナミック ページ (URL に "?" が含まれているページなど) を使用する場合、サーチ エンジン クローラによっては、静的ページと同じようにダイナミック ページをクロールするとは限らないことを考慮する必要があります。パラメータを短くしたり、パラメータの数を少なくすると、クロールされやすくなります。

「1つの静的テキストリンクからアクセスできるようにする」というところは重要。ダイナミックページについても「URLに"?"が含まれているページなど」とわざわざ書いてくれている。クローラーはそのページが本当のダイナミックページか、静的ページかは見ていないようだ。つまり、ダイナミックページに特有の拡張子や「=」「&」「?」といった文字が含まれている場合にダイナミックページと判断する。Amazonのページが大量にインデックスされているのはダイナミックページのURLに見えないような仕掛けが施されているからだろう。

これらを考えると「ダイナミックページがよく用いられる文字列が含まれたページからしかリンクが設けられていない状態では駄目ですよ」と教えてくれているわけだ。

また、「パラメーターを短くしたり」「パラメーターの数を少なくすると」というところ。クローラーの性能が上がっているので最近ではダイナミックページもインデックスされる、というのはよく知られていることだけれども、そこにはやはり何らかの制限は設けられていることが伺える。つまり、パラメーターがGoogleが内部的に設定するある基準値を超える数ついている場合には、クロールが制限される(される可能性がある)ということだろう。

  • サイトの主要なページへのリンクを含んだサイト マップをユーザーに提供します。サイト マップ内にリンクが 100 以上ある場合は、サイト マップを複数のページに分けます。
  • ひとつのページ内に含まれるリンクの数を適当な数に抑えます (100 未満)

わざわざサイトマップに限定して説明しているかと思いきや、別のところで1ページ内に含まれるリンク数を100未満に抑えてくれとも説明している。

クローラーがこのページはサイトマップ、このページはトップページだと、サイト内のページの性質を理解しているわけはない。にも関わらず、「サイトマップ」と説明しているのだから、ここでGoogleが「サイトマップ」と説明しているページがいかに重要かということがわかる。

Googleが考えるサイトマップとは「サイトの主要なページへのリンク」を含んだページということだ。もちろんそのページは「ユーザーに提供し」なければならない。(クローラーだけを対象とした「サイトマップ」では駄目だよということか)。クローラーがサイト内の主要ページをきちんとクロールできるようにするための配慮だろう。

こういうページを作れば必然的にURLは増えてしまう。なので100を超える場合には「複数のページに分けて」と言うことなのだろう。

しかし、どんなページでも1ページ中のリンク数は100未満が望ましいようだ。

PCサクセスサイトマップは、面白い構造になっている。1枚のサイトマップと、各大ジャンルごとのサイトマップへ分割されている。(例「ホーム > サイトマップ > パソコン本体・周辺機器)これはGoogleのガイドラインに従ってのことなのだろうか。

このサイトマップの構造は必然的にアンカーテキストマッチを増やすようになっている。ユーザーにとっても特に分かり難いものでもない。なるほど、こういう方法もあったのか。

  • 重要な名前、コンテンツ、またはリンクを表示するときは、画像の代わりにテキストを使用するようにします。これは、Google のクローラが画像に含まれたテキストを認識しないためです。

というところからももちろんサイトマップもテキストリンクのほうが望ましいということが伺える。

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コメント

  1. frank juso より:

    GOOGLEがこんなに親切なガイドラインを作っていたなんて、灯台もとくらしでしたね。続きを楽しみにしています。YAHOOもお願い。

  2. 衰弱堂 より:

    PCサクセスはSEOを結構手がけているECジャパンがやっているようですね。

    http://www.ecjapan.jp/case/case.htm

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