「森守洋のダウンブローレッスン」は森理論学ぶなら超オススメ。

漫画と思って今まで手を出さずにいたのだけど、どっぷり森守洋にハマってみようと決めたので読んでみた。本書は元々は「森守洋のダウンブロー革命」という二冊のマンガ本で販売されてたものを一冊にまとめて、さらに独自コンテンツも付加されたお得版だ。このボリュームでこの価格はかなり安いと思う。

内容については、とにかく非常に分かりやすかった。というか、今までの森守洋レッスン本では一番わかりやすいかもしれない。もっと早く読んどくべきだった。これに動画があれば最高なんだろうけど、まぁ動画はネットにも上がってるんで、それを参考にすればいい。基礎的なフェイスターンのスイングから、ドライバーショット、アプローチ、パターまで、一通り網羅されているというのも嬉しい。

100前後で安定しない主人公に共感できる

何が良いかって、100前後でなかなかスコアもスイングも安定しない男性に、森守洋がレッスンを施していくというストーリー形式が分かりやすい。スコア的にも悩み的にも、自分に近いところがあるので親近感も湧く。

この漫画で教えてる内容は他の森守洋レッスン本やDVDなど、どこかで語られている内容ばかりなのだけど、レッスン形式なので男性の成長に合わせて徐々にアドバイスが難しくなってくるというのも単にハウトゥ本的に、フラットにすべての要素を並べて紹介されるより、余程分かりやすい。

階段を登るように上手くなっていかないゴルフの不思議、そのへんもリアル

レッスンで徐々にスイングが良くなっていくも、うまくいかないことは多々あるわけで、ストーリーがそういう「あるある」をうまく抑えてるところも共感が持てる。教えてもらってその瞬間はできてもしばらくするとまたおかしくなる、こんなことが繰り返されるのはゴルフの常だろうし。段階的にスムーズにうまくいかないところが、リアルだ。

右回りのスイングが「頭では」理解できた

本書の中で出てくる考え方で、僕が今、課題としてるのは、右回りのスイングを作るというところ。これは、森守洋さんの他のレッスン書やDVDでも語られてたけど、正直ピンときてなかった。本書が一番わかりやすい。ようやく右回りと、ダウンスイングで右掌が上を向くようにするってことやらが繋がった。

なるほど、結局インサイドインのスイングにするには、右回りスイングが必要なのだ。そして、右回りスイングになると、自然とダウンスイングでは右掌が上を向いて、インパクトゾーンから急激に腕が内旋して、フェイスターンが起きて球を捉えるという動きになる。

ダウンスイングで右手が上を向く〜実際やるのは難しい

頭では理解できたけど、実際やってみると難しい。シャンクする。今、レッスンしてもらってる先生も、森守洋さんはオススメだと言ってるので、一度、このダウンスイングで右掌が上を向くというのはどうかと聞いてみたことがあった。その先生的には、それはかなり難しいので手を出さない方がいい、ということだった。普通の人がやるとシャンクするよ、と。まさにその通りになっている。

クラブが寝てしまい手元が先行、結果、シャンクする

右掌が上を向くと、クラブが寝てしまう。さらに多くのアマチュアはグリップを球の方に向けてスイングしてしまう、もしくはカラダが開いて振り遅れてしまうので、クラブが寝て、且つ手元だけがが先行する。となると完全にフェイスが開いたまま振り遅れてインパクトを迎えてしまい、結果、シャンク気味の右への弱々しい球が出てしまうことになる。なので、これがうまくいくには、森さんが言う、クラブを下に振る、トップからグリップを右足前方に落とすように振るというスイングと完全にセットでなければならない。グリップを下に落とすという動きができていれば、右掌が上を向いても、インパクトゾーンで急激にローテーションが発生してしっかり球は捕まるのだろう。

僕はまだこのへんのクラブの振り方が出来ない。なので、右掌上向きだけをやろうとしても、うまくいくわけがない。カラダを開かず手を右足前に落とす。その時自然に右掌は上を向くというわけだ。まだしばらく練習が必要だけども、イメージとしては理解できたつもりだ。

「正拳突き」のイメージもよくわかった

本書では、他の本やDVDでも度々登場するスイング=正拳突き、についてもかなり細かく、詳しく触れられてる。同じように正拳突きをイメージしてやってるのに、うまくいくケースといかないケースが出てきて、その違いを森さんがレクチャーする。そうか、正拳突きってこういうところを気をつけないといけなかったんだと、改めて気づかされるところがらあった。

森理論を学ぶならオススメ

すでに色々な本やDVDで森さんの理論に触れている人でも、復習として、あるいは細かいところのチェックとして本書は十分価値があるんじゃないかと思うし、初めて森理論に触れてみようという方にとっても、かなり分かりやすく、すんなりと基礎が入ってくるんじゃないかと思うので、僕的にはかなりオススメだ。


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