マツダはなぜ、よみがえったのか?

水曜日の晩、帰宅後すぐに熱が出始める。と同時に激しい吐き気、目眩。

夜中は高熱にうなされ続け、結局、5回ほど吐く。胃の中のものが全部出た後も吐き気は止まらず、結局木曜日は会社にいけず。当然、納車予定だったアクセラもお預け。

木曜日中も高熱と吐き気が続く。体温計は39度、38度台をふらふら。トイレに行くにも立ち上がるのも辛く、何も食わず水だけを飲んでただひたすら寝ている。

同居人からは「必ず病院にいくように」といわれていたのだが、こんな状態で病院に行けるわけもない。同居人帰宅後、見かねて救急病院へ連絡をとり、つれてってくれた。
当初は食中毒かと思っていたのだけれど、そういうわけでもなくどうやら風邪。解熱剤やら吐き気止めやらの処方を受けて、一晩寝たらえらくすっきりしてた。熱は平熱になり、吐き気もおさまっている。薬ってすごいなとちょっと関心した。いちおう手元にあった市販の解熱剤やら風邪薬みたいなものは飲んでいたのだけど、木曜日はまったく効かなかったのに。病院にもいっとくものだなぁ。

まる1日何も食べていなかったのと、ひたすら寝ていたということもあり、足元がちとふらふらする。うどんを食べるが、まだ胃が受け付けず、仕方ないのでバナナで腹を満たす。
病み上がりながら、アクセラをとりにいくことを決意。そのままディーラーへ。手続きを済ませて乗って帰ってきた。体調がよければそのままドライブだが、まだ万全とは言えないので今日はとりあえずお預けだ。

マツダはなぜ、よみがえったのか?
宮本 喜一

日経BP社 2004-11-18
売り上げランキング : 1,767

おすすめ平均 マツダ・ロータリーが好きな方におすすめです
Zoom- Zoom
クルマに詳しくない人にこそ読んで欲しい

Amazonで詳しく見る by G-Tools

たぶんアクセラを買わなきゃ読みもしなかっただろう。
JCBのOkiDokiポイントがかなり貯まってて、BK1で消化。そのうちの1冊。

日産の復活劇ばかりが注目を浴びるがしかし、その影に隠れて実は青色吐息であったマツダはフォードの支援を受けつつ、確実に再生の道を進んでいる。本書はそんなマツダ復活劇を支えた経営陣と現場の葛藤と良い意味でのぶつかり合いを描いたドキュメンタリー本だ。大半はマツダ復活のシンボルともなったRX-8誕生までを描いたもので、RX-8開発過程を通じての現場と経営陣の攻防などが描かれる。後半は、フォードの経営陣が参画してからの復活のシナリオを財務体質改善、ブランド再構築、経営改革という3ステップで語っている。
RX-8は4シーター4ドアのスポーツカーという他に例を見ないクルマだけれども、これが生み出されたのは売れるクルマをつくれ、と号令するフォードから送り込まれた経営者と、ロータリーエンジン搭載のスポーツカーをつくりたいという熱い現場が正面からぶつかりあって昇華したものだったのですな。小型化可能であるというロータリーの最大メリットを充分に生かしつつ、2ドア2シーターのただのスポーツカーでは「売れない」と判断し、あくまでも4ドア4シーターの開発に拘った経営陣。
マーケットイン発想の経営陣とプロダクトアウト発想の開発陣。どちら一方だけが重要というわけでは決してなく、マーケットインとプロダクトアウトの両方がぶつかり合い、融合するところで、ブレークスルーが生まれるのだろう。RX-8はその良いお手本なのかもしれない。

マツダ復活シナリオを策定したフォードではあるが、しかしフォードは逆に今つらい立場にある。米国内でのシェア低下、ヨーロッパ市場展開も思惑通りに進んでいない模様で、グループ内でのマツダの地位はかなり高まっているだろう。なにせフォードグループ内2リッタークラスの主要エンジンはマツダのエンジン(MZR)なのだし。

徳大寺有恒はマツダがあまり好きではないようで、「間違いだらけのクルマ選び (05年冬版)」では、マツダはフォードの「安売り車」ポジションの戦略に組み込まれてるんだ、みたいなことが書かれてあった。
まぁ確かにまだマツダって安売り、値引率がすごいみたいなイメージはあるけども、単純にフォードグループ内の「安売り車」かどうかは、ちと違うんじゃないのかなぁと思う。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です