スティーブ・ジョブズ-偶像復活
発禁になりそうだったというのもわかる。全編にわたってスティーブ・ジョブズの馬鹿っぷりが満載だ。ここまで馬鹿扱いされりゃジョブズも黙っちゃいないのではないか。
どこまで本当なのかはわからんが、本書のなかのスティーブ・ジョブスは、我が侭だわ、勝手だわ、短気だわ、反省しないわ、大金持ちになってもどケチだわと、おそろしく傍若無人の無頼物だ。どう考えてもこんな人間が近くにいたら迷惑以外の何者でもない。
が、そんな大馬鹿野郎にもかかわらず、ジョブズには不思議な魅力があり、彼が言うと、本当になってしまうような気にさせる何かがある。その何かが彼を成功にも導き、そして破滅にも導いた。(復活したけど)
ジョブズのあまり語られない側面を知るというだけでも面白いし、コンピューターやテクノロジー史としても読めるだろう。
ジョブズが上司だったら愉しいだろうけど、大変だろうなぁ。
スティーブ・ジョブズ-偶像復活 | |
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