ロングテールに関してのデータ

GoogleがYouTubeを買収する。TechCrunchが最初に「噂」として報じたこの情報が現実のものになった。
YouTubeはいずれどこかのポータルサイト(って言い方も古いが)か、Googleに買収されるしかないだろうとと思ってたので、特に驚きはないけど、しかし、約2000億円の買収とは。TechCrunchによると、最後までYahoo!が買収金額のつり上げでねばってたらしい。

今月のハーバードビジネスレビューに「ロングテールの教訓」という短いコラムが掲載されている。
デジタルコンテンツの定額インターネット配信においてのコスト削減策をあげているコラムなのだが、本筋よりも以下のデータが面白かったのでメモしておく。

オンラインDVDレンタルのネットフリックスは、「レコメンデーション機能と計画的な販促活動を通じて、レンタル全体のなかで新作の比率を30%にとどめている。これに比べて、ブロックバスターのそれは75%に達する。」

新作よりも旧作、つまり低コスト商品群の消費を促すことで、コスト削減がはかれる。このようなロングテール効果をもたらすためには、優秀なレコメンデーションエンジンが欠かせないというわけだ。

そういえば、ネットフリックスは、レコメンドエンジンのコンテストなんか開いてる。
ITmedia News:Netflix、賞金100万ドルの「おすすめ機能」コンテスト

オンラインDVDレンタルの米Netflixは10月2日、賞金100万ドルという「おすすめ機能」コンテストを発表、応募受付を開始した。

 Netflixでは、会員が観た映画に対して行う5段階の評価をベースに、「おすすめの映画」を各会員に提案している。今回のコンテストでは、現在Netflixが使用しているこの機能よりも10%高い「おすすめ」精度を最初に実現した応募者に対し、賞金100万ドルを進呈する。

 コンテストは、精度向上10%という基準を満たす最初の応募者が出た時点で終了する。基準を満たす応募者がいない場合には2011年10月2日まで継続され、毎年、最も優秀な成果を挙げた応募者に5万ドルが進呈される。


より優秀なレコメンドエンジンを手にして、コスト削減をしようという試みか。

ちなみに、ネットフリックスは、ここによると、「2004年の売上は6億 400万ドル、2005年第一四半期売上1億5400万ドル、第二四半期売上1億6400万ドルと堅調です。株価は。2005年年初から132パーセント上昇、過去3年間では892パーセント上昇しています。」とのこと。

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