ピクショナリーを手に入れたのだ。

念願だったピクショナリーをようやく手にした。
オークションなどで時折出品されるものの、いつも競り落とされていた。
商品も無事届いたのが、中身はほぼ新品。

ピクショナリー

ピクショナリーというゲームはご存知だろうか。
二人一組になって、与えらるお題を一人が絵にする。もう1人がそれを当てる。実にシンプルなゲームだ。
面白いのはそのお題だ。なかなか絵に表現しにくいものがでる。例えば「たぐる」だとか、「クリントン大統領」だとか「川の流れのように」だとか。これをいかにして絵だけで伝えるか。

このゲームをやってると本当に象形文字ができてきた過程を考えさせられる時がある。
絵のうまい下手ではなく、いかにその特徴的ところを伝えられるか、あるいは連想させるものを描けるか。
しゃべったり、文字を書かなければ何を描いても良いので、例えば、言葉を分解して、その一文字一文字を絵にして伝えていく方法もとれる。例えば、「か」なら「蚊」の絵、「ち」なら「血」の絵といった具合だ。

このゲームは友達が持っていて何度かやったのだが、これほど盛り上がるゲームはない。
大の大人が必死になって大笑いできる希有なゲームなのだ。麻雀以外で、ひたすらゲームだけで徹夜したボードゲームはピクショナリーぐらいなものだ。

このゲームの日本版は、セガが発売していたのだが、ゲームの権利を持つている大元の会社がつぶれたとかなんとかで、日本版も絶版。今や手に入れるのはかなり困難な状況になってしまった。

密かに人気があるゲームだっただけに、オークションでもかなり高額での取引になる。
今回ボクがいくらで手にいれたのかはあえて書かないが、しかしボードゲームとしてはとんでもない金額であったことだけは伝えておこう。多分、金額を聞いたらバカじゃないの、と言う人数知れずだろう。

このゲームの思い出といえば、ボクと当時の同居人Kのコンビだろう。
このコンビの時は、他チームをよせつけぬような神業的な意思疎通がなされる。

あまりにも強すぎて、不正をしてるんではないかという疑いをもたれたり、ハンデの必要性が吟味されたほどだ。ボクも同居人も他の人とのペアの時はそれほどでもないのだが、二人で組むと、なぜか異常によくわかる。数本の線だけで答えがわかっていまったりするのだ。

先ほどの「川の流れのように」などは、10秒もかからずに答えを導いたし(この時はボクが絵を描き、同居人が答えてた) 「たぐる」にいたっては、田んぼの絵と某宗教法人の「グル」の絵で答えを導いた。「遠藤周作」は、海と毒が入ってそうな瓶の絵、そして目がバツになったハゲ男の顔の絵というこの3つから「海と毒薬」を連想し、そこから「遠藤周作」を導きだした。
他、チームには、その絵でなぜその答えが思いつくのかがさっぱりわからない。でもボクらにはわかるのだ。不思議だ。

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