アフィリエイト会社が模索する新たな収入源

アフィリエイト仲介会社が、消費者金融会社からの広告出稿の抑制でブレーキがかかっているという記事が日経新聞に。確か昨日もアドウェイズの株価が低迷しているという話が載っていたが。アフィリエイトで成長モデルを描きにくい状況の各社は、新しい収入源、ビジネスモデルの構築を急いでいる。

インタースペース
出産や育児に関する携帯向けサイト「えぶりば」を開設。2年間で10万人の会員獲得を目指し、同サイトからの広告収入を新たな収入源に育てる。

ファンコミュニケーションズ
ブログ開設請負サービスを開始。登録する約42万件(3月現在)のサイトの開設者を対象に手軽にブログを開設できる機能を提供。つまり、ブログホスティングサービス「ファンブログ」を新たな媒体に育てようというもくろみ。携帯電話向けサイトとあわせて自社サイトでの広告収入を前期の2倍の2億円に増やす。

アドウェイズ
夏に中国で携帯電話向けサイトを開設する予定。占いやクイズ、掲示板などを提供し広告媒体に育てる。
アドウェイズは日本でも携帯向けにゲームサイトを開設しているが、競争が厳しく利用が広がっていないとのこと。

ファンコミュニケーションズの「ファンブログ」はアフィリエイトASPがやるホスティングらしく、アフィリエイト連携には力を入れているようだ。「記事のキーワードをひろって、独自のデータベースから 宣伝可能な商品をボタン一つで検索する機能」なんてのも導入するようなのだが、アフィリエイト目的以外のユーザーをいまから集められるかどうか。そろそろブログホスティングも飽和状態じゃないかと思っているのだが。
アドウェイズが日本で携帯向けゲームサイトを開設しているというのは知らなかった。アフィリエイトとはゆえ、自社で集客・リーチのネットワークを持っているのに勝てないのか。
ミリオンヒット」(会員数:110,000)、「NEO★ちり」(会員数:65,000)、「Manblog マンブローグ」(会員数:10,000)、「ZEROゲー」(会員数:30,000)と、いくつか媒体はやってるが、そろぞれの分野でこの会員数では勝負できないということなんだろう。じゃぁ中国なら成功するかというと、そんな簡単でもないと思う。中国はまだまだ3Gには達してないし、SMSが主流だったりする。キャリアと端末メーカーの関係は日本のそれとはまったく違う。ビジネスに国の思惑が大きく関与してくる。なかなか一筋縄ではいかないだろう。もちろん成功すれば日本とは比較にならないぐらい大きな市場があるのだろうが。

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