企業の生き残りゲーム

日本経産業消費研究所の調べでは1人当たり平均所有枚数は9.8枚。顧客囲い込みを狙ってさまざまな企業が発行するポイントカードである。

ユニクロもスカイラークもポイントカードをやめたと。

「他社の真似はするな」と繰り返すのは、セブンイレブン社長の鈴木さん。

当たり前といえば当たり前だ。
ポーターも言うように、競争とは、他社と違うことをすることだ。マーケティングの基本とは差別化ではなかったか。
レビットなどは「二番煎じ」のマーケティングを有効な手法として考える視点を提供してくれたりもするが。

間違ってはならないのは、「他社と同じことをしない」というその意味だろう。商品やサービスの表層にあらわれた現象だけをとって、「同じ」と決め付けるのはよくない。今や商品やサービスという概念は、とてつもなく拡張され、それらにまとわりつくさまざなな属性やオプションも含めて商品は商品に成るのだ。根を辿ればまったく同じ商品が、私たちの手元では別の商品として輝きを見せることだって多い。これも「差別化」のレベルの一つだろう。
また、その商品を生み出すプロセスや、細胞レベルまで分解された個々の業務や製造ラインといったものまでもが、「差別化」になりえる。

ということを考えていると、ドゥルーズの「差異」を思い出した。もちろん「差異」の概念というか、考え方というか(そういう規定自体が無効なのだけれど)そういうものと、「差別化」は異なるわけだけれど、私たちの中に見出される「差異」というものの考え方と、法人という擬似人格の中に見出される「差異」というものに親和性を感じたのだ。

どんな会社も他の会社とは「異なる」。まったく同じことをやっている会社でも、それは「異なる」わけだ。その「違い」を徹底して考えること。その「違い」から目をそらさず、自身の強みとなる部分を強化するために個々の業務をフィットさせていくこと。これからのマーケティングは、大味で派手なものから、こういった会社のDNAみたいなものを突き詰める方向へ行くのかもしれない。なんとなくそんなことを考えてみたりして。

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