ハクバのライトビューアーキット、ルーペのなかの小宇宙

父が使っていたOM-1を譲りうけて、オーバーホールしたというのは、ちょっと前に書いたか。リバーサルフィルムを使ってるということもあり、ライトボックスとルーペが欲しくなった。
ハクバのビューアーを買った。


[本体+ACアダプター+ルーペ;ダーマトグラフ2本付] 【お買い得キット】ハクバ 5700ビュアー…

大きさはA4ノートぐらい。ルーペもビューアーもセットになってる。本格的なものに較べたら子供向けのおもちゃみたいな製品なのかもしれないが、ボクには充分すぎるぐらいだ。ルーペはもう少し大きいほうが1フィルムごとの全体を見渡せてよさそうだけれども、他には特に不満はない。というかライトボックスみたいなものを使ったのが初めてなのでよくわからないのだが。

現像されたリバーサルフィルムをビューアーに置いて、ルーペで覗き込む。これはかなりワクワクする体験だ。ルーペの中に小宇宙が広がっていて、これはデジカメで撮影した写真をPCやウェブで見るのとはまた全然違う体験だ。1本目のフィルムは露出の失敗なので半分ぐらいがきちんと写っていなかったのだが、今回2本目、3本目では露出の失敗はすごく少なくなった。(狙いった表現とずれてるようなものや、ピントがぶれてしまったものなどはもちろんあるが) 何十枚かに1枚は、自分で撮ったのかと思えるような美しい世界があったりして、独り悦に入ったりしてしまう。フィルムの場合は、撮り終えるまで現像できないというタイムラグがあるせいで、そこで見られるのは数週間、数ヶ月前の世界だったりして、何を撮ったかもよく覚えてないので、上がってきた現像を見ておー、そうだったそうだったと懐かしく感じられたりする。そういうところも含めてフィルムの魅力ってのは広がっているのだろう。

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