楽天でのSEOを考えてみる
「楽天 SEO」というキーワードで来訪される方がけっこういらっしゃるんですが、このエントリーは2003年に11月に書いたもので、すでに随分情報としても古く、あんまり意味がない記事になってると思います。
楽天市場サポートニュース
「SEO対応を強化しております」って。
Googleでは、同一ドメイン、サブドメインのページってのは、最大2ページまでしか表示しないわけだ。これは誰でも知っている。
楽天の店舗というのは、
www.rakuten.co.jp
というドメイン配下にすべて置かれるわけだろう。
すると、楽天に出店している店舗ってのは、どんなけSEOに励んだところで、たかだか2つの席を争わなきゃならんわけだわね。
「楽天」で検索すると、上位20ページぐらいはほとんど全部「楽天」のページだけれども、これはサブドメイン違いのページなんだよね。
trading、books、greeting、travel、plaza、business、game、delivery、uranai、event、golf、coupon、ticket、emagazine、bb、otoku、gift、point、dl、affiliate、directory、spec、partner.afl、fm、dining、i、m、common、furima、ec
rakuten.co.jp 以下のサブドメインはまだまだある。
rakuten.ne.jpもあるし、プロバイダーなんかにOEMしているものもあるしね。
しかし、ほとんどの出店店舗は www.rakuten.co.jp配下なんだよね。(全部調べてないからようわかんけど)
例えば、「ティディベア 楽天」で検索してみると、ヒットする楽天出店サイトは2サイトだけだ。しかし、
site:www.rakuten.co.jp テディベア
で検索してみると、約3,850件もヒットしてくる。ティディベアを販売している店舗は楽天内には2店舗どころではない。
こんな状況で、SEO強化っても意味あんのかいなぁと思う。
どうすりゃいいか。店舗名をサブドメインにしちゃうとかね。
これができたら各店舗の努力がそのまま楽天への集客力となる。楽天にとっちゃ店舗の売上が伸びれば、自分達の懐もあったかくなるわけだしね。
楽天は確か、出店サイトが直接Yahoo!に登録したりすることを禁じていたと思う。(登録されているサイトもあったりするのだけれど、楽天出店店舗数から考えると、相当に少ない。ということはやはり何らかの制約があるということだろう)
当然、独自ドメインなんかのサービスもない。
今のURL体系では、SEOもままならない… となると、楽天出店ショップというのは、楽天の集客力だけが頼りか? といってもあれだけ店舗が増えてしまったら、いくら集客力があってもねぇ。
ということで、楽天内のプロモーションに頼るということになるのだろうか。アフィリエイトとか、オークションとか、懸賞とか、楽天の広告とか….
自分が仮に楽天で店を開くとしたらどうするか考えてみる。
とりあえず、別で独自ドメインでサイトを立ち上げるだろうな。ロリポップなんかで250円でサーバ借りて、MovableTypeとかでちゃっちゃとblogを始める。そのblogはもちろん販売しているものと関係があって、その商品に関心の高いユーザーをターゲットとしたblogにする。毎日更新していれば、そのうち検索エンジンにヒットするようにはなる。(上位に来るかどうかは本人の努力次第だろうが)
そのページから、楽天のページへの誘導を行えばいい。(こういうやり方って楽天はO.Kなのかな?)
はてなダイアリー使う方法だってあるしね。
(はてなダイアリーも当然、d.hatena.ne.jp 配下にページが置かれることになるので、楽天と同じといえば同じ。なんで厳密にはSEOは厳しいだろう。これだけのユーザーがいると、凡庸なキーワードではなかなか狭き門を潜り抜けることはできない。ただし、はてなダイアリーでは、キーワード連携などの機能があるしね。誰にも紹介していないこのダイアリーでさえ、なんやかんやと毎日人は来ているし)
とにかく、楽天のみでせっせらとSEOだと頑張っても無駄になる可能性は高い。別の方法で集客する術を考えないと、なかなか今から出店して、成功を勝ち取るのは難しいんじゃないだろうか。(もちろん、集客だけが成功のための要因ではないことは、言うまでもないけれど)
まぁ楽天側でも何か対策してほしいけど。
各店舗ごとにサブドメインなんてのは難しいだろうから、じゃぁ、最低でもショップカテゴリーレベルでどんどんサブドメインにしちゃえばいい。そうすれば、1カテゴリあたり最大2サイトまでは表示されるようにはなる。