「商品」を買ってもらってないと….

ふと。
そうか、このエントリーを整理してて思ったのだが、その会社に「商品」がなく、「社長」の信頼や熱意や能力を買ってもらってるというような状況の場合、「社長」が営業・クロージングに動けば動くほど、その会社は「商品」を生み出し難くなっていくんではないだろうか。

誤解を招かないようにあらかじめ断っておくが「社長」というのは、ここではメタファーだ。「3億」をつくっていける営業・クロージング能力・センスを持って、事業部や組織を引っ張っていく人すべてを意味している。その総称として、面倒なので本の表記に従い、「社長」としているだけだ。

3億までなら商品などなくても「フルカスタマイズ」というか、お客さんの要望を聞いて、そに柔軟に対応していくみたいな仕事の進め方でもなんとかなる。なんとかなるから問題なのだろうけど、つまり定型化されたものがなく、その人の能力だけでクロージングしてるので、それを引き継ぐ側はものすごく大変になる。そういう広範囲にわたる仕事をこなしていくために、人が増える。人が増えると、その人たちを管理しなければならなくなって中間管理職が生まれる。
組織の体制は整ってるように見えながら、売れているものは「商品」ではない。その組織を支えるために、さらに「社長」は間口を広げていかなければならない。より一層、ニーズに柔軟に対応しなければならなくなる。さらに非定型業務が広がり… 
これが負のスパイラルか。

他人事のように書いてるけど、うーむ、なんかいろんなことを客観的に見ていくと、ちょっと背中を冷や汗が走る。商品、商品、商品….

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です