マルティーヌ・フランク展に行ってきた

今日が最終日だった。
マルティーヌ・フランクの写真展だ。
本当は嫁と行く予定だったが、嫁の体調が悪いで、独りで四条に出かけた。

場所は、何必館というギャラリーだ。
マルティーヌ・フランクは、あのブレッソンの夫人。ブレッソンは大好きだが、ブレッソンの夫人も写真家だとは知らなかった。
しかもただの写真家ではない。あの写真家集団マグナムの一員でもある。

今回の展示は、何必館が所蔵する130点のオリジナルプリントから厳選したプリントの展示ということらしい。

「スイス、バーゼルの祭り」の上目遣いにカメラを睨みつける少女、「トーリー島、イーストタウン」で撮られた、手押し車を片手に不安気が顔をこちらにむける少女など、子供たちの一瞬をこれとはないタイミングや構図で捉えた作品群や、「ムードン、フランス」の並木道、「ニューキャッスルオンタイン、イギリス」の牧草地に横たわる馬とその背景に広がる工業クレーン群との対比など、徹底して考えぬかれた構図で切り取られた風景写真群など、どれもブレッソンに負けるとも劣らないすばらしい作品で、何度も息をのんで立ち止まってしまった。

しかし、この展示を告知するチラシやポスターに使われてる防波堤らしきところから女の子二人が飛び降りる瞬間を捉えた写真、これが展示されてなかった。。。。
この写真の躍動感が素晴らしいなと思ってたんでこれは少し残念ではあったが、全体としてはとても満足できた写真展だった。





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