2008年12月7日(日)
今日は、京都国立博物館に「japan 蒔絵—宮殿を飾る 東洋の燦めき—」展を観に行く。
最終日&平常展示館のさよなら記念&無料観覧日ということで、予想以上の混み具合だった。
混雑してる美術館、博物館は大嫌いだ。マナーの悪い人たちの振る舞いですぐに気分が悪くなる。案の定、今日も、人が観てるところに割り込んで身体を滑り込ませてくる人たちや後ろから押したりする人たちが横行し、それだけならまだしも携帯電話の着信音が鳴り響いたりと最低レベルのマナーも守れない人達がかなりいて飽きれた。
特別展の充実度はかなりのもので、かなりの数の貴重な工芸品類が集められていたが、正直途中から疲れてしまった。人が多くて自分のペースで観られなかったということもあるのだが、もう少しメリハリがあっても良かったんじゃないかなと思う。
その後、妻が美容院に行く。その間にボクはカナートに妻に頼まれた「革ひも」と100円ショップで売ってるケープを買いに行く。京都に帰ってきてから散髪はすべて家で妻にやってもらっている。昔から散髪屋や美容院が大嫌いで、できることなら行きたくない。ただそういうわけにもいかない。だから家で妻に切ってもらうのだ。(創業当時から2年ぐらいずっと帽子をかぶっていたのは、単純に散髪に行くのが面倒でボサボサの髪の毛だったからだ。) 100円ショップで売ってるケープはなかなか優れものだ。この価格なら使い捨てで買えるし。頼もしいかな妻の技量もどんどん上がってる。
最近手にいれた本。
“京都人の商法―“伝統”と“革新”を両立させるビジネス感覚に学ぶ” (蒲田 春樹)
“世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)” (浅野 いにお)
いにおの短編集。ちょっと捩じれた腹に一物を抱えた人達が交わったり諦めたり失望したり期待したり。かつて岡崎京子に感じたリアリティを今、ボクは浅野いにおに感じている。
アート分野の「ダビンチ」みたいなものだろうか。美術手帖よりは敷居が低いし、ベタな落札価格情報なんかはなかなか興味深いのだ。この雑誌は発行されてまだ1年だが、こういう雑誌が登場してくるのは日本のアート界にとっては良いことだと思う。
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