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ヨセミテの第1期決算情報

みんなの闘病サイトOnlifeを運営する株式会社ヨセミテ
会社サイトに第1期の決算情報(2008年1月4日~2008年12月31日)が掲載されていた。

上場してなくても決算を開示するところは少なくなくなってきてはいるけど、やはりこれは勇気がいる。創業期ということもあるだろうし、サービスの立ち上げがメインだったので、大きい赤字が出ている。かといって流動資産が潤沢というわけでもない。

今年はどこかで増資か借り入れ必要になるだろうか。それとも何かサービス面での秘策があるのだろうか?

販管費が月180万円ぐらいだろうか。創業期ということで、最初に多少はかかってるだろうから、実際の今の固定費はもう少し小さいだろうか。
Onlifeなどの広告収入を柱にするとして、月固定費ぐらいの広告収入を目標とするとどれぐらいのPVが必要だろう。ジャンルがジャンルだけに、通常の広いターゲットにリーチするようなメディアよりは1PVの価値は高いだろうけれど。(病院に配布されているフリーペーパーの広告がずっと満稿状態って話を聞いたことがある。何かしら身体に問題を抱えている人は、不謹慎だが広告主から見たときに絶好のターゲットに映ったりするんだろうか)
しかし、とはゆえやはり広告費だけでこの固定費をまかなっていくのはけっこう大変なんじゃないかという気がする。すると、何かしらコンテンツ提供や連携、OEMみたいなある程度大きい月額費用を見込めるようなサービスを考えるのだろうか。

どのような舵取りをするのかすごく愉しみだ。この決算からもうすぐ6ヶ月。半期が終わろうとしている。今のところはあまり動きは見えないけれど。

ちなみに、ヨセミテさんは、楽天を退社して4Travelを設立して、1から日本最大の旅行クチコミサイトを育てあげた津田全泰さんが代表をつとめる会社。たぶん、津田さん本人は覚えてらっしゃらないと思うけれど、一度名刺交換をさせて頂いた。びっくりするぐらい感じの良い人で、人の良さが滲み出ていた。

ヨセミテが考えていることや、社会企業家みたいな考え方をボクはまだまだ完全には理解できてない。けれど、やろうとしてることはすごく意義のあることだと思う。ぜひぜひ頑張って社会を変えていって欲しいなと思う。

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NLP(Neuro Linguistic Programming)をほんのちょっと教えてもらった

今日の勉強会のメモ。
今日はNLPのさわり。NLPとは、Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略。
内容的には、「すごいやり方」とか、行動心理学、マネージメントコーチ等の本で読んだもので読んだことがある話が大半だったけど、多分元ネタはNLPなんだろう。NLPは70年代に、スゴ腕のカウンセラーのコミュニケーション手法やカウンセリング手法を下敷きに体系化されたものらしい。

勉強会が2時間という限られた時間で、NLPの断片的な内容のレクチャーだったので、大半は知っていることだったけれど、知ってることと出来てるかどうかは別もので、今日改めて再認識できたのはすごく良い機会だった。知っててもこういうものは意識しないとなかなか出来ないからだ。

会社も人もそうだが、調子が悪いときというのはつい後ろ向きな言葉や思考が優先しがちなので、明日からはもっと未来を作る言葉を意識して使っていくことにしようと思う。
(未来を作る言葉という意味では、うちの会社の社長はスゴいなぁと思う。意識してるのかしてないのか、彼の発言やメールの大部分は、過去をとりあげ分析したり、やり玉にあげたりというものではなく、未来を作るために何をしようかというものが大半だからだ。)

断片的だが備忘録メモ。

●逆接ではなく、順接。(but ×/and ○)
逆接を使ってしまうと、どれほど前の部分で良いことを言っても、褒めていても、逆接が強すぎて、後半の悪い印象しか残らなくなる。コーチングにしても何にしても、順接を使うように気をつける。「〜そして」「さらに〜」など。
これはほんと気をつけないとなぁ。ボクはどちらかというと「逆接」を多用するタイプだ。褒めといて褒めといて「でもなぁ」「そやけどなぁ」と本陣の貶し、誹りに入ってしまう。これじゃ全然意味がない。

●「過去」ではなく「未来」を志向する言葉
→会議などでも「なぜ」という過去の原因を追求する言葉よりも、「どのようにして」という未来を作る言葉を使う。
3ヶ月後、1年後にどうなっていたいか?という未来を想い描くところからはじめ、そのための第一歩として何から手をつけたらいいかを考える。(あれこれ沢山の選択肢ではなく、まず最初の第一歩として1つ何をすべきかと絞り込む)

●信条体系とは
自分の信条体系はだいたい3〜13歳に形成される。
信条体系とは言えば、「〜は〜であるべきだ」というような価値観。この信条体系が人の行動パターンをつくる。
自分の信条体系を知るには、「喜び/怖れ/悲しみ/怒り」などの感情に対して、それぞれ10個づつぐらい、自分がどういうときにそういう感情を抱くかを上げていくと、自分がどういう「〜べきだ」を持っているかがある程度わかる。
信条体系は13歳までにつくられはするが、その後、自身がどんな信条体系を持っているかを客観的に知ることで変化させていくこともできる。
信条体系を変える一つの方法としては、「〜であるべきだ」という考えを、「〜にこしたことはない」と少し緩めてやること、許してやること。
例えば、「社会人たるもの遅刻は絶対すべきではない」という価値信条がある場合には、「社会人たるもの遅刻はしないにこしたことはない」という考えに緩める。そうすることで、自分もより楽になるし、それが他人への影響力として出る。

●1つ上のレベル、視点から考える
オバマの名演説。「黒人も白人も、イラク出兵賛成派も反対派も、アメリカという国を想う気持ちは皆一緒だ….」
みたいな。対立する意見や見解がある場合に、それのどちらかを支持したりする前に、その一歩上の視点、視座からフレームしなおしてみること。
営業手法がまったく異なる2人がいがみ合った場合→会社を良くしたい、売上を大きくしたいという考えでは同じ、という視座の導入。

●リフレーミング/プロセスリフレーミング
例)テストの点数が17点だった子が親にそれを見せたとき、親がどう声をかけるか?
→「きちんと点数を隠さず見せてくれてありがとう。さらに、これでテストの点数も良かったら良かったね。今度は良い点とれるように頑張ろう」
テストの点数の部分ではなく、それを隠さず報告したところを褒める(リフレーミング)。
そして、「さらに」と順接で、点数が良かったら良かったのにね、と「未来」への期待を表明。

例)
遅刻することを電話してきて報告してきた人に「待たされている側より、待たせている貴方のほうが焦って神経も使い大変だと思いますので、どうぜお御気をつけてお越し下さい」と声をかける先生がいたらしい。そんな風に声をかけられれば、遅刻側も気が楽になり、またその人により好意を持つだろうし、それが何か繫がるかもしれない。ただ、遅刻に対して怒ったり、原因を追求してもあまり意味がない。

●クレーム対応には一歩上の対応を
メールでのクレームには、必ず電話。
電話でのクレームなら訪問。行動レベルで相手とは違うことをやる。
相手からはとにかくすべての怒りやクレームの内容を聞き出す。このときは「ペーシング」といって、相手の声やトーン、スピードなどになるべく合わせて対応すること。相手が「どうなってんだ!!!」と早口で怒りをぶつけたら、「申し訳ないです!!!」も同じようなトーン、スピードで対応。そして、すべての怒りを吐き出してもらったら、「期待されていたからこそ、このようなお怒りを頂いているのだと思います。どうにかしてご期待にお応えしたいと思いますのでどのようにすれば良いか、何が足りないかを教えて頂けると〜〜」
というように、相手にどうすれば良いかを言ってもらえるように持っていけるとGOOD。

●VAKを意識して説明する
V:Visual(目)/A:Auditory(耳)/K:Kinesthetic(体感)
目はイメージ、耳は音だけではなく理論なども入る。商品の説明などにもVAKの要素を盛り込み、出来る限り具体的にしていくことと良い。VAKのそれぞれのどこに優位があるかは人によって違う。イメージ重視の人もいれば、理論重視の人もいる。人それぞれの優位に対して、うまくその要素を盛り込んだ説明をしてあげると話が早い。

●目の見る方向
右は未来、左は過去
アリバイを聞いたときに、右上方向に顔や目がいって答えたときは怪しい。右方向は未来を思い描いていることが多いので、アリバイをねつ造している可能性があるから。

●前提挿入
行動心理学とかでよく使われる手法の1つ。あからさまにやると逆に不信感に繫がる。
(買うことを前提として)黒色がいいですか、白色がいいですか? みたいな。子供に歯磨きをさせたいとき→「歯磨きはお風呂入る前がいい? それとも入った後がいい?」みたいに訊く。
ただ、これは子供には効くかもしれないが、今時はバレバレだし不信感につながるかもしれない。
「前提挿入」は単に「はい/いいえ」質問を、どちらを選んでもこちら側に有利になるような択一質問に代えることではない。例えば、この勉強会の開始時に先生が、「これから2時間の勉強会で勉強してもらうのに、皆さんね、楽な姿勢とってください」というようなことを言ったが、これは「勉強する」ということが前提挿入になっている。無意識に「勉強する」ということを植え付けている。こういうのも前提挿入。

●「失敗はない」という前提
今、一番幸せだと感じる時を思い浮かべる
その幸せは何があったからかを考える。それをどんどん遡っていく….
すると、今の幸せは、過去の色々な苦い経験や失敗から得られていることがわかる。
(講義のときは説明されてなかったけど、「今、一番幸せだと感じる時を思い浮かべて」という言葉も一種の前提挿入だ。それは「今」幸せなことや、時があるという前提からスタートしている)

●業務改善のための言葉
業務改善や見直しをしていくためには、次の言葉を投げかけてみる。
「あなたは何で給料を貰っていますか?」・・・(a)
「あなたは何で給料を貰うべきだと思いますか?」・・・(b)
(a)は現状の業務を知る質問、(b)はあるべき業務を知る質問。この2つの質問の答えが一致していれば素晴らしいが、大きなギャップがある場合はそれを埋めるにはどうしたらいいか、何をすればいいのかを考える。

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14年目のスタート

また新しい期が始まった。今年は14期目だ。

早いようでもあるけどあの10周年の記念パーティから、まだ4年も経ってないというのもなんとなく不思議だ。
その間にボクは結婚して、東京に行って、また京都に戻ってきてと色々なことがあったので、もう随分時間が流れたように思える。

昨期は初夏にけっこう大きな事件が起きて、あの時はぶっちゃけ今までで一番きつかった。大昔にとある企業と揉めたときも辛かったけど、でもあの時は自分が当事者でもなかったし、まだ会社も小さかった。最悪潰れてもなんとかなるだろうという開き直りができたけど、今回は、当事者ではなかったとは故、さすがに今の会社・グループ規模でそんな開き直りもできはしない。でも、毎日毎日追い詰められるような感じで、かなりツライ3週間を過ごした。身から出たサビなのだけれど、あんなに精神的にも肉体的にもきつかった3週間はない。

もう二度とあんな問題は起こさない、起こさせないぞと、色々取り組んできているつもりではあるが、やることが多すぎてついつい後回しになってしまっている。新組織関連とか、予算やら決算やら会社やらが少し落ち着いたら、そっちのほうにしっかり時間をとらねば。あの痛みを忘れてたら馬鹿だ。同じことを繰り返すのはもう御免願いたい。

そんなこんなの予想外の事件などもありつつ、会社としては火事場のクソ力というか、持ち前の雑草根性で、最終的には帳尻をあわせてきたという感じだろうか。なんだかんだとうちのグループの地力ってのはスゴイ。

3年ほど前から取り組み始めた時短活動も、昨年は随分と成果が出始めたように思える。まだまだ改善しなければならないところもあるし、徹底できなかったことも多いけど、一時に較べればまともになってきていることは間違いない。(もちろん、一部のプロジェクトメンバーには大きい負担がかかり続けていることもあるけど)
このへんの活動は諦めず、意識し続けることが大事なんだろうなと思う。

今期は、4月1日のスタートにあわせて、グループに新しい会社も加わった。(上海の子会社をあわせると6社目)
あいかわらず、景況は良くなさそうだけれども、なんでもかんでも景気のせいにしていたところで、どうなるものでもない。
新会社もとてつもなく競争の激しい市場に、かなり後発で参入するので、相当な覚悟で挑まなければならない。

でも、信じれば、信じて行動すれば、必ず良い方向には向かっていくだろうと信じている。

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自社の魅力を考えてみると

隣の芝は青く見えるとはよく言ったもので、ついつい「他社」や「競合」が何事にもうまくやっているように見えて、自分たちの未熟さや到らなさみたいなのを嘆いたりするのだけれど、実際のところ外っつらから見えてるものと、内側ではえらく違ったりすることのほうが多い。何を較べても、うちは下手くそ、という感想をボクなんかは抱きがちだ。

他社や競合を研究していくことは必要だけれども、あまりにそれに依存しすぎて、自分自身をしっかり視るということを忘れてしまうのはよくない。自分たちには自分たちらしさがあり、他にはないユニークさ、独自性がある。それは自身ではなかなか気づかず、そういう「違い」をユニークさや強みとして捉えられず、悪い意味での「異常」として捉えてしまいがちになる。そうしてせっかくの個性や独自性を自ら無くしてしまい、「普通」を志向していく。それは実は、どんどん強みを無くしていっていることだったりする。

よくよく考えてみると、うちの会社も傍から見ると、けっこうユニークかもしれない。

同じような規模のベンチャーで、それぞれの企業カラーや事業展開が全然違う会社を数社抱えてグループ企業として運営しているところはあまりないだろう。いろいろ分社化しているところでも、統一のブランド名が冠につくような形でやってたり、あるいは子会社は存在もして活動もしてるけど、あまり表に出てこないみたいなところも多い。柱になる会社が1つあり、それに衛生的に子会社が連なるという形態をとっているところが大部分ではないか。

うちの場合、あえて狙ってそうなったわけでもないところもあるが、結果的に各社が独自のブランドを持ち、ほぼ独立事業体として成立しつつ、でも、グループ経営という微妙なバランスの上で成り立ってたりする。親会社と子会社の関係にしても、単に出資しているとか、投資しているというような形態でもなく、子会社だけれどそれぞれは自主独立性を重んじつつ、でもグループ企業同士での融通や配慮もきちんとある。親会社だから子会社がそこに従わなければならないとか、そういう強制や強要やルールも一切ない。また、一歩間違えれば、関連会社同士でなぁなぁになってしまったり、競合原理が働らかなくなってしまったりしがちだが、そこはきちんと線引きがある。なのに、グループ内への会社への転籍やら移動は比較的自由度も高くて、実際、転籍や移動はけっこう頻繁にある。

また、グループに属するどの会社にもVCや外部資本が入っていないというのも珍しいだろう。それが一概に良いことかどうかというとそうは言い切れないところもあるかもしれないが、株主の顔をたてたり、株主意向を汲み取ったり、株主に確認したりみたいな気を遣う必要がない、というのは、案外すごく大きいメリットなんじゃないかとも思う。(一方で、何をやるにも自己資金とせいぜい借り入れなので、一気に攻勢をかけるようなお金の使い方はできないし、その意味ではスピード感がなかったりすることもある。) 

子会社の1つは制作会社やクリエイターを数千人ユーザーとして抱えるコミュニティサイトを運営している。会員のアクティブ比率も高く、ASPを提供している会社やサーバ会社などからの広告出向も多い。また、ウェブからのオンライン販売でも毎月数百万円の売上を上げていて、すべて独自のシステムをくみ上げ、在宅を利用した作業ネットワークを構築している。
もう1社はASPのプロダクトを保持していたり、自社メディアを複数持ち、それらはそれらで一部は広告費で運営されていたり、一部はそのシステムを外販したりで売上を立てている。

また、上海に現地法人を持ち、現地でのソリューションも手がけながら、オフショア開発もかなりの規模でやっている。
オフショアは文化の違いやら品質の問題、コミュニケーションの問題で、なかなかうまくいってないところも多いと思うが、うちの場合はまだまだ活用しきってるとは言えないにせよ、一定以上の成果は出せている。現場の人達は1年はかなり苦しんだが根気よく一緒にやっていくことで信頼関係も芽生え、一部のプロジェクトでは今や上海の開発リソースがなければどうなっていたことやら、というぐらい頼りにしていたりする。

京都と東京という拠点があるのも魅力だろう。京都の本社を持ってたり、京都を創業の地にする会社は他にもいくつかあるが、たいていの会社はほぼ東京に集中してしまい、「京都はあるだけ」みたいな位置づけになりがちだ。うちの場合でも売上規模などは関東のほうが大きいので、人数構成比もそれに合わせた形にはなっているけれど、決して京都が東京に従属しているわけでもない。また、東京の1地方営業拠点として京都があるわけでもない。それぞれは独立した市場と顧客を持ち、マネジメントも独立している。でも、東京、京都をまたぐプロジェクトやらも少なくはなく、普通に受発注でやってたりもする。京都から東京にステップアップを目指して移動する人間もいれば、京都が好きで京都以外で働きたくないという人もいたりする。

グループ全社を通じて過去に5冊の書籍を出版していたり、自社で定期購読誌自体を発行していたこともある。
マーケターやウェブマスターら4万人以上のユーザーが読んでいるメールマガジンを10年毎週発行し続けていたりもして、自社サービスや製品、セミナーなんかの宣伝や告知が行える。多くの制作会社からしてみたら羨ましい環境なんだろうけれど、中にいると、時には運営するのが厄介で面倒なものとして疎んじられていまったりする。(もったいない限りだ)

ある人からは「あなたの会社にはほんとに雑多な人がいて、どんなレベルの人も戦力になっていくのがスゴいですね」と言われたことがある。その人が嫌味で言ったのか本心からそう思って言ったのかはわからない。でも、ボクはそれは最高の褒め言葉だと思っている。その発言の主の会社には高学歴の人しかいない。東京六大学の出身者ばかりだ。聞いてみると、一時期はいろんな人を採用したそうだが、結局、みんな雰囲気やムードに馴染めなくて病めていってしまったそうで、それからはもう大卒は必須で、ある程度の高偏差値の大学しか採用しないみたいな方針にしたそうだ。その方から見ると、うちの各スタッフの雑多なバックグラウンドや良い意味での節操のなさには驚かされるようだ。

最近はそうでもないが、一時期までは、大卒だろうが中卒だろうが関係なく一緒に働きたい人、一緒に働いたら面白いだろうなという人を採用するというのが方針だったから、へんてこな奴がやたら入ってきたことがある。業界経験者のほうが少ないくらいで、他業界、他業種からの転職が多くいた。うちは教育システムだとか制度だとか、そういうものがしっかりしているわけでもないし、まだまだそういうものはかなり遅れているほうだとは思うけど、でも、そういう人間でもお客さんに価値を提供できる、戦力になれるような地盤みたいなものがあった。あれは何なのだろうか。スタッフの助け合いの精神とかそういうものだろうか。最近は事業部とかグループ単位で採用計画を立てたりしていることもあって、こういう文化は弱くなってきてるんじゃないかと思う。どうしても売上だとか粗利が先立つので、どこもが「即戦力」を求める。そりゃ「即戦力」に超したことはないけど、そういう採用が進めば進むほど、うちの雑食的、雑種的、雑草的な力強さというか、底力というか、そういうものがだんだんと消えていくような気がする。

こういうった諸々の事柄。もちろん、悪いところとして考えれば、会社が多くて資源の集中ができてないとか、分散化されてるので飛び抜けてるものがないとか、いろんなことやりすぎてて強みがようわからんとか、投資効率も悪いとか、複数会社×複数拠点になることでマネジメント数が多く必要だったり、交通費も馬鹿にならないような額が毎月かかえてたりと、いくらでも出てくる。でもだ。こういう悪いところってのは、裏返せば、個性だったりユニークさだったりする。

ボクらはこういう環境ややり方にあまりにも馴れてしまっているし、それが普通のことだと思っている。だから、それが個性だとはなかなか気づかない。でも、多分、こういうことは、すごく珍しいことなんだと思う。他の会社が真似をしようと思って簡単に真似ができるものではないことは確かだ。(やろうとするところもないだろうけど。「マネジメント」とか「マーケティング」とかの教科書的な考え方から照らしてみたら、なんて無駄でむちゃくちゃなことをしてるんだと怒られるだろう)

事業やビジネス、サービスは簡単に真似することができるかもしれないけれど、こういう活動の1つ1つのユニークさやら、そのユニークさを成り立たせている企業風土やら文化やら社員のモラルやら意識といったものは、簡単には真似もコピーもできない。そういうものこそ、コアコンピタンスなんじゃないかと思う。このコアコンピタスをもっと魅力あるものにし
そしてそれをもっとうまく収益に結びつけていくこと。顧客価値へ転換していくこと。それが重要なポイントなんだろうと思う。

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責任という言葉を安易に使わない

「責任」という言葉を安易に使うべきではないとボクは思ってる。
ビジネスの現場では、色々なところでこの言葉が登場する。
「それは誰の責任になるの?」とか「責任とれるの?」とか、「責任とります」なんてせりふが頻繁に登場するだろうけど、そういう時に使われる「責任」という言葉の殆んどが「逃げ口上をつくるため」か「開き直り」として使われているように思える。

もちろん「責任」は大事だ。責任は信頼の根拠でもある。
でも、言葉として使うときには、そこにその言葉自身の重みをしっかりと認識して使わなければいけない。
「責任とれるの?」という問いかけで、リスクへのチャレンジを阻止してしまったり、自分達に災難が降り注いだ場合の逃げ道を作っておいたり、あるいは、「責任とります」なんて言葉で、まだまだ出来ることはたくさんあってしゃにむに頑張らなければならないのに、開き直って何もしないことの言い訳にする、なんてのはすごく愚かしい。

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