雇用を生み出してるのはベンチャー

もう随分前の話だが、昨年開催されたKRP-WEEKの中での1セッションで、で起業家むけセミナーとして「ビジネスプランって何?」というセミナーがあって、その時の話で印象に残ってる話がある。

講師はSARRの松田さん(合同会社SARR-Science & Research for Reconstruction)。松田さんは、自身も国内初の地域密着型ベンチャーキャピタルである北海道ベンチャーキャピタルを設立したりと、自ら起業家でもありながら、起業家の支援活動をずっと行ってこれれた方だ。

そのセミナーの中で、極めて興味深い論文が取り上げられていた。

「日本経済再生の原動力を求めて」(BDTI:日本経済再生の原動力を求めて)という一橋大学経済研究所の深尾京司教授とに日本大學の権教授がまとめた論文だ。

興味深かったのは、「誰が雇用を創出しているのか」というポイント。

論文では、雇用を生み出してるのは、実は、創業10年未満の若い企業(と外資系企業)であり、また活発な雇用を創り出しているのは、従業員5人未満の零細企業と、500~1,000人規模の中堅企業であるということが明らかにされている。
大企業や社齢が高い大企業は、雇用を生み出していない。海外移転や国内子会社への雇用移転などもあり、ここ数年、雇用を生み出すどころかむしろ比率としては喪失させてきていたという実態が報告されていた。

実際のデータの読み方や解釈の仕方は色々あるだろうけれども、単純にこの調査結果から考えるならば、日本における経済施策の1つとして起業促進がいかに重要であるかがわかる。起業が増えなければ、雇用が促進されにくい。雇用が促進されなければ、経済成長や発展は難しい。

起業家促進施策というのは税制面やら法制面、教育機関との連携など、様々な要素が必要で、それらは政府や行政も取り組んでいるのだろうけれども、民間レベルでも起業家の支援や起業家マインドの育成みたいなことは意識していくべきだろう。

「起業家」の創出が経済の活性化に重要である、という背景がありつつ、残念ながら日本という国での「起業家マインド」(起業性)は、先進諸国の中では、極端に低い。これは、毎年世界で行われてる「グローバル・アントレプレナーシップ・モニター調査」の結果を見ても明らかだ。

グローバル・アントレプレナーシップ・モニター調査とは、その名の通り、起業活動の水準を国ごとに調査するものだ。
大和総研ホールディングス /コラム:長期的な成長戦略を支えていく起業家教育」には次のように触れられている。

国内の起業活動は、景気低迷の長期化を受けて好ましくない状況にある。2009年のGEM(グローバル・アントレプレナーシップ・モニター)調査 によると、起業・創業の活性度合いを示す「起業活動率」は3.3%である。2004年調査の1.5%から上昇してきたが、2008年調査(5.4%)から5年振りに減少に転じた。最近発表された2010年調査でも3.3%と、調査対象全59か国中58番目という下位に低迷している。

同じKRPの別のセッションでも、アメリカやシリコンバレーなどでは、どんなに小さな会社でも、自身で会社を興して、会社をやっているということは、周りの人から尊敬される。それはどんな大会社の高いポジションよりも自分で会社をやっているということは評価に値するのだ、というような話もあった。そういう文化もアメリカやシリコンバレーが起業欲を駆り立てる大きい要因にもなっているのだろう。

よく言われるが、日本ではベンチャーでの失敗が、そのまま失敗者としての烙印を押されて付きまとい、それがネガティブなイメージとして語られることが多い。シリコンバレーなどでは、むしろ起業経験、起業の失敗などは、その人の経験や知識を見る上でも重視されており、ベンチャーキャピタルの中では、何回かの起業失敗をしていないと、大きい出資に踏み切らないということもあるということだった。このへんの感覚も随分違う。

ただ、ここ最近では随分と状況も変わりつつあるようにも思える。学生のマインドの変化とか、それまでの日本のVCとは違う欧米型のVCや、新しいタイプの個人投資家の登場やら、スマートフォンやfacebookみたいなグローバルを前提としたプラットホームの浸透やらと、そういう状況やら環境が後押しをして、随分と「起業」というものへの意欲も盛り上がってきてるようにも思える。
実際、それが数値としてどうなのかはわからないけど、ムード的にはITバブル以前でのITベンチャーブームの時にぼこぼこと新しい企業が生まれてきたような時と似たような感じを受ける。これはとても良いことだ。こういうトレンドをもっと盛り上げていくべきだと思う。

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Time CapsuleでTimeMachineの使用容量に制限をかける方法

Time Capsuleのパーティションの切り方。パーティションというより、TimeMachineのバックアップをTim Capsule容量いっぱいまで使うのではなく、設定した一定の容量に制限をかけるための方法というか。せっかく2TもあるTime Capsuleをもらったのだから、TimeMachine用とネットワークストレージとして、うまく切り分けて使いたい。でも、そのままの設定で利用すると、TimeMachineは、Time Capsuleの容量2Tをフルにバックアップで使おうとする。これに予め制限をかけておきたいわけだ。

途中までの手順は、「◆ Time CapsuleをNASに使おう #time_capsule | BOM(b)」に詳しくまとめられているので参考にさせてもらった。僕の場合は、sparsebundleファイルの名称のところですでに違ってたりしてたので、そのあたりの違いも含めて手順を記載している。

■どういう仕組みで容量に制限をかけるのか?
TimeMachineは、Time Capsule上で初めてバックアップを作る際に「〜〜.sparsebundel」というファイルを生成する。この「〜〜.sparsebundel」というファイル内に、TimeMachineで利用する容量の制限などの設定情報が記載されているのだが(バックアップデータ自体もこのファイルの中に入ってる)、このファイル生成時に、ディスクの容量をそのまま制限値として設定するような仕様になってしまっている。
なんで、じゃぁ、予め容量制限した「〜〜.sparsebundel」ファイルをディスクユーティリティで作成してしまって、それをTime Capsule上にコピーすればいいんじゃないの? という考え方だ。

■作業手順
(1)
コンピューター名を保存
システム環境設定 > 共有
の「コンピューター名」
僕は、このコンピュター名が「〜〜〜〜のコンピューター」のようになっていた。そのままでも行けるのだろうけど、なんか気持ち悪いので英数文字だけの名前に変更した。ちなみに、コンピューター名を変更すると、TimeMachineでのデータバックアップはやり直しになるので気をつけないといけない。

※色々なブログでは、これからTime Capsule用に作成する「.sparsebundle」ファイルは、コンピュター名に、WiFiのMACアドレスを組み合わせた名前になるということだったが、僕の場合は、「コンピューター名.sparsebundle」じゃないと駄目だった。TimeMachineをTime Capsuleで初めて動かした時に生成されるファイルが、そもそも「コンピューター名.sparsebundle」だったから。一度、TimeMachineをTime Capsuleで動かしてみて、Time Capsule内に生成される「〜〜.sparsebundle」ファイルの「〜」を調べておく。「〜〜」に明らかにコンピューター名の後に「_(アンダーバー)」があり、MACアドレスの「:」を外したような文字列がついてるなら、それは「コンピューター名+MACアドレス」の組み合わせパターンだ。そうでなければ、「コンピューター名」だけで大丈夫だ。

(2)
アプリケーション > ユーティリティ > ディスクユーティリティ
ファイル→新規→空のディスクイメージ
で、
名前:コンピューター名
(※これが、「コンピューター名」になるか「コンピューター名+MACアドレス」になるか)
サイズ:100MB(※ここは後で変更するので何MBでもいい)
パーティション:ハードディスク
イメージフォーマット:スパースバンドル・ディスクイメージ

で作成する。

ディスクトップには、
コンピューター名.sparsebundle」 というファイルと、
ディスクイメージという名称のアイコンが現れる。

(3)
「コンピューター名.sparsebundle」を、Time Capsuleのディスク領域にコピーする。
コピーしたら、デスクトップの「コンピューター名.spasebundle」と、ディスクイメージを、ディスクユーティリティから削除(取り出し)する。

(4)
Time Capsule内にコピーした「コンピューター名.sparsebundle」ファイルをダブルクリックする。
デスクトップにディスクイメージのアイコン現れる。

(5)
ディスクユーティリティ上から、「コンピューター名.sparsebundle」にマウントされてるディスクイメージを取り出す。

(5)
ディスクユーティリティで「コンピューター名.sparesebundle」を選択して、「イメージのサイズを変更」をクリック。
制限したい容量(僕の場合は、1T)を入力して、「サイズ変更」をクリック。

(6)
「コンピューター名.sparesebundle」を右クリックして、「ディスクイメージを開く」。
「パーティション」はで、パーティションを「1パーティション」に選んで適用。

(7)
Time MachineをONにする。

※僕の場合は、この状態からTimeMachineが起動すると、次の(8)のように、わざわざ別名のsparsebundleファイルを作成してバックアップを開始するという状態だった。この別名のsparsebundleファイルは、当然ながらTime Capsuleの容量いっぱいいっぱいを利用するディフォルトの容量仕様になっていて、これでは意味がない。

これは、(2)で作成したsparsebundleファイルの中に、必要なファイルが入ってないことが原因ということがわかった。なんで、そのファイルを移動させてやらなければいけない。その手順が以下となる。
(参考:TimeCapsuleのバックアップ容量に制限をかける » tune web

(8)
Time Machineが動き出すと、Time Capsule上に「コンピューター名2.sparesebundle」というファイルが生成される。
このファイルが生成されたらTime Machineを一旦停止する。

(9)
「コンピューター名2.sparesebundle」を右クリックして、「パッケージの内容を表示」を選択。
パッケージ内に「com.apple.TimeMachine.MachineID.plist」というファイルがあるので、これをデスクトップなどに一時的にコピーしておく。

(10)
「コンピューター名2.sparesebundle」を削除する。

(11)
「コンピューター名.sparesebundle」を右クリックで「パッケージ内容を表示」。
そこに、先程デスクトップに保存した「com.apple.TimeMachine.MachineID.plist」をコピーする。

(12)
これで再度、TimeMachineを起動する。
すると、無事、TimeMachineでのバックアップがスタートする。Time Capsuleのデイスクがマウントされてデスクトップに表示される。このマウントされたディスクの「情報を見る」と、(5)で設定したサイズになっているはず。これでOK。

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Time Capsuleを無線LANのベースステーションにした(メモ)

Time Capsuleをさっそく無線LANのベースステーションに変えることにした。
これでバッファローの無線LANルーターAirStationは必要なくなった。ただ、TimeCapsuleが故障したりということを考えると、いつでも使えるようにはしておいたほうが良さそうだ。(TimeCapsuleは2年ぐらいで故障するみたいな事例がけっこう多い)

■最終の構成
フレッツ光→PR-S300HI(PPPoE設定)→Time Capsule(無線LANルーター&NAS)
んで、無線にAirMacExpressやらプリンタEP-802Aやらを繋げる。

■AirMacユーティリティでの設定
PR-S300HI側にPPPoEの設定を持たせている状態はそのままに。
PR-S3000HIとTime CapsuleのWANポートを接続。
インターネット接続:Ethernet
「このネットワークの拡張を許可」はとりあえず「切」に。WDS接続とかするときは使うのかな?
接続共有:切(ブリッジモード)
インターネットに接続する方法「静的IPアドレスまたはDHCPを使用するDSLまたはケーブルモデルを使用」。
ネットワーク名は、ディフォルトでは「〜〜〜のネットワーク」のような名称になっている。プリンタEPSON EP-802Aの無線LAN設定では、日本語が入るネットワーク名が拾えないのでネットワーク名は英数文字に変更。
ワイヤレスセキュリティ「WPA2パーソナル」で設定。

■プリンタ:EP-802A
・無線LANの設定
・インフラストラクチャモード
・WPA-PSK(AES)

で再設定する。

■AirMacExpress
無線LAN接続で設定。
TimeCapsuleをWDSメインにして、AirMacExpressをリレーとかにしてぶら下げるとかって方法もあるようだけど、よくわからない。いずれにせよ、AirMacExpressはAirTunesにしか使ってないので、既存の無線LANネットワークに接続してればそれで問題ない。下手に色々いじっるとよくわからない世界に突入するのでとりあえずそのままにしておくことにした。特にAirPlayでの不満もないし。

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Time Capsuleを頂いて

Time Capsule を頂いた。誰にどういう経緯で頂いたのかは本人の了承を得てないので書かないけど、でも、ほんと心の大きい人たちだ。普通ではありえないプレゼント。僕はかなーり感動して、そしてあぁ人はこの人達のように、大きい心持ちで生きなきゃと真剣に思ったものだ。(本当にものすごく感動しました。この場でもあらためてお礼を申し上げます。)

Timecapsule

実は、年末にMacBook Proを買った後、ストレージをどうするかちょっと悩んでいて、Time Capsuleの購入を検討していたところだった。今、僕はiTunes、iPhotoのデータが大量になりすぎて、それぞれ外付けのHDDをマウントして使っている。しかし、これが面倒なのは外付けHDDが接続されていないとそれぞれのライブラリを読み込むことができないというところ。外付けHDDとはUSB接続なので、MacBook Proは購入したものの、これを自宅内で柔軟に持ち運んで利用するというような環境ではなかったわけだ。
いずれにせよ、かなり重要なデータを外付けHDDだけに格納してるのはリスクも高いので、家庭用のNASでも買わないとなぁとも思ってた。Time Capsuleが良いのは、これ自体に無線LANのベースステーション機能が搭載されていて、ワイヤレスバックアップが可能というところか。今だと、そういう外付けHDDもあるんだろうけど、ただ、Apple製品というのもやっぱりいい。MacやiPhoneなどの他Apple製品との相性も良いだろうし、使い勝手もシンプルで良さそうだ。

今回、頂いたのは2Tのタイプで、2TあればiTunes、iPhoto共にここにすべて集約できる。なんとありがたいことだ。
ただ、Time Capsule自体の信頼性の問題もあるので、Time CapuleをメインのHDDとして使いながら、iTunes、iPhotoのライブラリは、今利用してる外付けHDDにも週1回バックアップを取るような形に変える。これで随分とデータ損失のリスクは軽減される。

東京出張前にTime Capsuleのセットアップをする。とりあえずは既存の無線LANネットワークに接続して、無線接続のバックアップストレージとして設定して、TimeMachineを起動して、初回バックアップに望んだ。初回のバックアップは無線だと時間がかかるのでイーサネット接続が推奨されているけれど、まぁ東京出張の間はどうせ触れないし3日あればさすがにバックアップも終わってるだろうと考えていた。甘かった。出張から帰って来ても、プログレスバーはごくわずかしか動いておらず、まだ3日はかかるというような進捗を示している。こりゃいかんと、一旦、バックアップをストップ。
TimeMachineのバックアップを途中で止めると、再開の時にものすごく時間がかかるという嫌な経験を何度もしてるので、多少躊躇したが、さすがにこの状態を放置はできないと、覚悟の上でのストップ。

物置からLANケーブルを探してきて接続、AirMacユーティリティで、TimeCapsuleの設定画面に入り、無線LAN接続を切にしてイーサネット接続に切り替えて、再度バックアップを開始した。まだ終了していないけれど、やっぱりイーサネット接続は早い。今の進捗だと明日の朝にはバックアップは終了してそうだ。1回目のバックアップが終わったら、次回からは無線LANに切り替えようと思う。

あと、現状、家のネットワークは、
フレッツ光→PR-S300HI(PPPoE設定)→AirStation(無線)
家のネットワーク整理(2) – papativa.jp
と、AirStationを無線LANのルーターとして使っている。これをTime Capsuleに変えてしまおうと思ってる。無線LANルーターとしての性能はどうなのかよくわからないけど、今、PR-S3000HIやAirStationを設置してるところが少しごちゃごちゃしてるので、そこが随分すっきりできそうな気がするし。

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マイケル・コナリー「ブラッド・ワーク」(Michael Connelly「Blood Work」)

0446602620 「Blood Work 」新年一発目の紹介は洋書。昨年に公認会計士の梅山先生に教えてもらった本だ。
教えてもらうまで、マイケル・コナリーのことは全く知らず、本書がクリント・イーストウッドが監督・主演してる映画にもなってるとも知らなかった。梅山先生からは、コナリー作品はとにかく面白いから読んでみるといい。まず、最初に読むなら、コレということをで薦められたのが本書だった。

英語も平易で読みやすい。英語の勉強にはちょうどいいぐらいの題材かもしれない。梅山先生から、わからない単語がでてきても辞書は使わずに読まないといけないよ、とアドバイスをもらっていたので、一切辞書は使わずに挑戦してみたけれど、実際、なんとかかんとか読めた。多少わからない単語も出てきても、ほとんどは推測でわかるし、読み進めていけばストーリーを追いかけたりするのに支障が出るようなものはなかった。(多少苦労したのは個々の難しい単語よりも、むしろ簡単な基本動詞と前置詞や副詞の組み合わせの方で、こちらの方が最初は戸惑った。)
英語の勉強をしてて、一番嫌なのは、大好きな趣味の読書の時間が削らないといけないことだったのだけれど、こういう面白い小説を洋書で体験できるならば、趣味と実益が兼ねられて一挙両得だ。

主人公は心臓移植を受けて引退した元FBI捜査官マッケイレブ。ある日、彼の元へグラシエラという女性が現れ、姉を殺した犯人の捜査を依頼する。彼女の姉はコンビニ強盗に遭遇して殺されたのだが、マッケイレブが移植を受けたその心臓は、まさにその殺された姉の心臓だった・・・・
ストーリーは、マッカレイブの捜査過程をそのままなぞって行く形で進んでいく。ある事件とある事件がつながり、現場に遺された備品やわずかな痕跡から事件の真相が徐々に明らかになっていく。ミステリー小説での定番の「どんでん返し」も、無理な設定を作って、無理矢理「どんでん返し」を作ろうとしたわけではなく、自然な流れから意外な事実が明らかになっていくので、違和感なくすんなり受け止められる。人間の心理とか病理も描きながら、きちんとエンターテイメント性も兼ね備えた作品に仕上がってる。クリント・イーストウッドが題材にしたくなる気持ちも少しわかる。

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