2005年02月06日

SEOコンテストで何がわかるか?

第二回が始まったSEOコンテストだけれども、ボクはSEOコンテストに何の意味があるのかがよくわからない。

あれで多少は検索エンジンのアルゴリズムが解明できるのかもしれないけど、できたところでそれで簡単に対策を講じれるようなものなら、検索エンジンの検索結果はスグに汚れてしまうだろう。そうなりゃ検索エンジンだって対策打つだろう。いたちごっこだ。

そもそもこの世の中に存在しない言葉で、みんなで一斉にその言葉での検索結果上位を目指すっていう行為は、実際のSEOの現場とは大きくかけ離れた特殊な状況だ。

例えば、存在しない言葉なら、その言葉の認知度が向上しない限り、検索ワードに指定されることもそうはないだろうし、であれば通常、検索エンジン対策としては、その言葉のより抽象レベルの高い一般に流布しているような言葉か、その言葉が製品名やサービス名なら、その製品やサービスの属するカテゴリ名などで対策するのではないか。
世に存在しない言葉なら、対策なんてしなくたって普通に作ってりゃヒットするだろう。ブランド名なら、そのブランド名をどうやって流布させるのか、想起率を上げられるのかってのが先にあるわけで、誰も知らない、使わない言葉でSEOやって何の意味があるのだ?

つまりSEOコンテストっていう状況そのものは、実際のSEOの舞台となる状況とは根本的に異なるってこと。そのなかで必死に順位を競ったところで何がわかるのだろうか。

もちろん、この検索エンジンはテキストマッチよりも、被リンクによるテキストマッチが重視されるようだ、とかそういう大まかな特徴、特性は把握できるかもしれない。でも、把握したところでそれが実際のSEOでどれほど価値があるのかは疑問だ。
いくらやっても1位と2位の違いをアルゴリズムレベルでこれだと解明することはできないだろうし、かといってそういう細かいレベルの差を見出すことができなければ、大まかな傾向や方向性ってのは何もSEOコンテストをしてなくてもわかるレベルなんじゃないかと。

ページ内に適当な数のキーワードが含まれていて、そのキーワードがアンカーテキストに指定されるような外部サイトからの良質なリンクがある一定数得られている。つまり多くの人が指示するウェブサイトで、且つそのウェブサイトがそのキーワードのテーマをしっかり扱っているといこと。どこのSEO本にも書かれていることだと思うのだけど。

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categories [ ネット・ウェブ関係 ] 2005/02/06 22:55