2004年01月04日

ドッグヴィル CMコンテスト

ブレアウィッチ・プロジェクトの成功の例を持ち出すまでもなく、映画のプロモーションと、インターネットは親和性が高い。
2004年2月に公開される『ドッグヴィル』のプロモーションも面白い。

Infoseekとタイアップして、「ドッグヴィル CMコンテスト」なるものを展開している。

ニコール・キッドマン主演で2004年2月に公開される『ドッグヴィル』の15秒CMを一般の方から募集いたします。今回選ばれた4作品は、なんと本作の公開前後に『ドッグヴィル』のCMスポットとしてMTVにて実際にオンエアーされます。選出された4作品については「infoseekムービー」で紹介、一般の方からの投票でグランプリ1作品を決定させていただきます。

CM作成用の静止画素材や動画素材、音声素材が用意されていて、これらを使って15秒のCMをつくろう、というわけだ。なるほど、このプロモーションには、Adobeものっかってて、動画素材なら「Adobe(R) After Effects(R) や、Adobe(R) Premiere(R) を使用して自由に加工して使用してください。」なんて。

「ドッグヴィル」という映画が「黒い床に家と道を表す白線が引いているだけ」のセットを使った映画であり、今までの映画表現とはまったく違うものらしいことから、その映像の斬新さを話題にさせることを考えたプロモーションかな。映像作家、映像作家予備群、映像編集などに興味ある人達を惹き付けることで、これらの層への口コミ誘発や、話題喚起を狙ってるんだろうか。パブリシティにものりやすそうだし。うまいなぁ。

映画は、写真だけを見ていると、なんか舞台劇を映像化したような感じに思える。
コンテストの斬新さから興味もってページを見たら、この度は、映画の映像表現の斬新さに興味が移り、今はむしょーに観たくなってる自分がいる。これはまんまとプロモーションにはまったといことか....

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categories [ ネット・ウェブ関係 , マーケティング関係 ] 2004/01/04 23:03