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2003年11月11日

ガリレオゼストがセプテーニの子会社に

セプテーニがガリレオゼストを持分法子会社にしますな。
発行済み株式の28%を取得したってあるけど。

2003年9月期の売上高が3億3千万円。
ってのはかなり意外だった。デジタルマーケティングでは電通に次ぐシェアをもってると思われる、なんて書いてあるけど、デジタルマーケティングが花開いた昨期でこんなもんなのか。
あれだけのシステムを維持していて、これだときついだろうなと。

#しかし、楽天がDLJを買収って

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2003/11/11 09:36

2003年11月10日

新生銀行ネット・バンキング、Google新サービスの影響で意外なトラブル

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/NEWS/20031031/136088/

Google ToolBarの影響でポップアップ画面を利用する際に制限がでるだろうと言ってたら、早くもでたね。
SEOやユーザビリティの観点から、フレームは駄目ってのが堂々といえるようになったのと同じぐらいの影響力が、GoogleToolBarにもありそうだなぁ。

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2003/11/10 20:42

2003年10月30日

テレビ番組を見ると、ポイントが貯まる?

テレビ番組を見ると、ポイントが貯まる?
ウェブでも、見たくもない広告を無理矢理みるとポイントが貯まるというサービスはたくさんある。この手のサービスについて、いつも思うことだが、順序が逆転してしまうと、ほとんど役に立たないのではないだろうか?

「見たい」というウォンツが先にあり、そのウォンツを満たすと、ポイントまで得られる...

というのが本来の順序だ。

ポイントが貯まるから見よう

になってしまうとどうなのだろうか。

航空会社のマイレージシステムは、初めて乗ってもらった際に、次にも自分達の航空会社を選んでもらえる可能性が高まることや、乗れば乗るほど「得」という意識が芽生える。生涯顧客単価を最大化することと、差別化の難しいサービスでの選好性の向上が目的だろう。
また、そもそも消費者側に与えられている選択肢は少なく、限られた選択肢内での比較においても、絶対的な優位性になるような付加価値がない(消費者に気づいてもらえない)という、商品・サービス上の特性があるから、まだ機能するのではないだろうか。(サウスウェスト航空ってマイレージやってたかな。たしかそんなもんなかったような)

が、考え方として、「CM」の間は、どの番組を見ていても一緒だから、どうせならポイントが貯まるテレビ朝日を見よう、なんて意識が働けば、それはそれで儲けものというのも一つある。

でも、大方の消費者はCMを見たいわけではなく、やはり番組を見たい。コンテンツを見たいわけだ。そして、どのタイミングで放映されるかわからないCMをポイントのために見るなんて動機は、どう考えても不純だろう。そうやってポイントを貯める消費者が、広告スポインサーにとって価値ある消費者かどうかということを考えなければならない。

日本テレビの視聴率不正操作の問題もそうだが、テレビ局の視聴率至上主義や、マージン商売の宿命上、GRPを稼いでマージンを大きくしなければ苦しい広告会社の構造的問題など、テレビというチャンネルを巡る広告ビジネスのあり方は、問い改めなければならないだろう。

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2003/10/30 00:14

2003年10月28日

企業の生き残りゲーム

日本経産業消費研究所の調べでは1人当たり平均所有枚数は9.8枚。顧客囲い込みを狙ってさまざまな企業が発行するポイントカードである。

ユニクロもスカイラークもポイントカードをやめたと。

「他社の真似はするな」と繰り返すのは、セブンイレブン社長の鈴木さん。

当たり前といえば当たり前だ。
ポーターも言うように、競争とは、他社と違うことをすることだ。マーケティングの基本とは差別化ではなかったか。
レビットなどは「二番煎じ」のマーケティングを有効な手法として考える視点を提供してくれたりもするが。

間違ってはならないのは、「他社と同じことをしない」というその意味だろう。商品やサービスの表層にあらわれた現象だけをとって、「同じ」と決め付けるのはよくない。今や商品やサービスという概念は、とてつもなく拡張され、それらにまとわりつくさまざなな属性やオプションも含めて商品は商品に成るのだ。根を辿ればまったく同じ商品が、私たちの手元では別の商品として輝きを見せることだって多い。これも「差別化」のレベルの一つだろう。
また、その商品を生み出すプロセスや、細胞レベルまで分解された個々の業務や製造ラインといったものまでもが、「差別化」になりえる。

ということを考えていると、ドゥルーズの「差異」を思い出した。もちろん「差異」の概念というか、考え方というか(そういう規定自体が無効なのだけれど)そういうものと、「差別化」は異なるわけだけれど、私たちの中に見出される「差異」というものの考え方と、法人という擬似人格の中に見出される「差異」というものに親和性を感じたのだ。

どんな会社も他の会社とは「異なる」。まったく同じことをやっている会社でも、それは「異なる」わけだ。その「違い」を徹底して考えること。その「違い」から目をそらさず、自身の強みとなる部分を強化するために個々の業務をフィットさせていくこと。これからのマーケティングは、大味で派手なものから、こういった会社のDNAみたいなものを突き詰める方向へ行くのかもしれない。なんとなくそんなことを考えてみたりして。

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2003/10/28 00:21

2003年10月17日

日本旅行が、個人HPで営業

今日の日経産業に、日本旅行が、個人HPで営業をはじめるという小さな記事が載ってました。

営業担当社員がHPを通じて旅行商品を販売する営業活動を順次始める。年末までに全国の店頭販売員や法人営業担当者ら約2500人がホームページを解説。担当者を指名する顧客が増えているため、ネット販売でも対応できる体制を整え顧客囲い込みにつなげる。 個人のホームページは定型で、社員の自己紹介やメッセージ、添乗スケジュールなどで構成する。おすすめツアーの紹介や旅のコラムも掲載して社員の個性を打ち出した営業が可能なほか、社員の在籍支店や日本旅行のホームページに進んでのネット予約もできる。

規模は違うけど、Macromediaのblog戦略に近いものを感じる。
これがうまく行くかどうかは、ホームページを更新していく個々の担当者のセンスにもよるだろうけど、2500人いれば、10人は面白いものができるかもしれないですね。

SEOを考えても、こういう試みは面白いかも。

ライオンズマンションの大京が、ネット営業の話で、今は何かしらの大掛かりなシステム(CRMとかメールのコールセンター版みたいなもの)入れるぐらいだったら、メール営業できる営業マンを増やす、って言ってましけけど、それとも同じようなことを感じる。


blog文化が根付いてくると、こういう手法は今後もいっそう増えてくると思う。blogに合うトピックの旅行だとかはいいかも。人のキャラクターに商品が絡むという手法かな。その人の「視点」を信じるみたいな。

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2003/10/17 12:46