アイアンのダフりに悩まされ続けた一年。


アイアンは、ダフりに悩まされ、色々やるうちに球にも当たらなくなったりで、不安と付き合ってきた。

ドライバーがマシになってきたので、アイアンがもう少しまともになってくれればというのが、この一年の僕の大きい課題であり、練習テーマだった。

ほんと酷いダフり病。ちょっと「噛んだ」なんてレベルとはまったく違う。ボールの10cmぐらい後ろの地面をえぐるようなダフりが出る。どうやってスイングしてそんなとこを掘ってしまうのか、自分でもよくわからない。

ダフり解消のための練習で、ボールの後ろ30cmぐらいにもう1つ離してボールを置いて、そのボールに当てないようにスイングするというやつでも、当てまい当てまいと意識してスイングしても当たってしまう。

いつからそんなに酷くなったのか、もともとダフりは多かったけど、ここまで酷くはなった。ひどくなっていったのはこの1-2年で、色々なスイング理論を試したりするうちにますます悪くなって、どうしようもなくなってしまった。

昨年秋口から再びレッスンに通い始めたわけだけど、そこでのテーマも、とにかくダフりを治すということ。そこに焦点を合わせて練習に取り組むことになった。

結果的にはレッスンに通って色んな先生のチェックを受けたことが解決の糸口を掴むきっかけとなった。たぶん、本やDVD、あるいは数多あるウェブでの情報などからだけでは、解決することは難しかったんじゃないかと思う。

ダフりには色んな原因があるたろうが、僕の場合、もっとも問題だったのは、腕のローテーションと下半身の間違った余計な動きだったようだ。そして、多少はクラブも影響してたらしい・・・

ヒントを掴んでからもしばらくは時間がかかったが、練習とラウンドを重ねて行くなかで、どんどん改善されていった。

下半身主導なんて考えない。
下半身はいっさい使わない。

下半身の動きに関しては、切り替えしは下半身主導とよく言われるけど、僕の場合は、下半身を一切動かさない、それこそクォーター理論でのS3での打ち方ぐらい極端に足を止め、上半身だけでクラブを振る。これでダフりはかなり解消できることがわかった。要は、カラダが動きすぎてたのだ。

(クオーター理論S3は、このDVDのVOL.2に詳しく説明されている)

動いてても正しく動いてれば問題ないのだろうけど、僕の場合はダウンスイングで左腰がややスエーになり、そのせいで右肩が早く落ちる。結果ダブるということに繋がってることが多かった。

下半身を完全に止めて打つことを練習することで、ダフりはかなり解消された。

僕の感覚では下半身は完全に止めてる意識でも、周りから見るとそれでも動いてるらしい。これが僕だけなのかどうかわからないけど、基本的に上半身の動きと下半身は勝手に連動するんじゃないかと思う。

ずっと僕のスイングを見てもらってる先生によると、左へのスエーか抑えられ、軸中心で腰がくるっと回転するようになったとのことだ。腰なんて回す意識はまったくないのだが。

下半身を止めて打つことの有用性に気づいたのは、先生に腰をしっかり押さえられ、その状態で打ったことだった。その先生からは僕は下半身を動かしすぎだと指摘され続けてたのだけど、自分ではそんなに動かしてるつもりでもない。でも、腰を抑えられてスイングすると、ものすごく動いてたのだ。

最初に腰を抑えられて打った時は、こんなに下半身止めたらスイングなんて出来ないだろうと思うぐらいだった。繰り返していくうちに下半身を止められるようになっていった。
そして下半身を止められると、球を芯で捉える確率がどんどん上がっていったのだ。

今でも気づくとけっこう下半身を動かしてしまっていて、先生からもう少し下半身止めてとか、もっと粘ってなどと指摘される。

世の中では、下半身主導だとか、腰から切り返すだとか色々言われてるけど、僕みたいに酷いダフりに悩まされてるなら、手打ちと言われようが一度、とにかく下半身をまったく使わず、動かさず打つことに取り組んでみたらどうだろうか。

下半身止めてアームローテーションをしっかりやる

下半身を止めることとセットで重要なのは、アームローテーションだ。
下半身を完全に止めて上半身だけで打つとなると、腕がきちんと振れないとうまく当たらない。シャンクや右への弱々しい球が出るのは、腕のローテーションがきいんと行えていない時だ。

アームローテーションが僕はなかなか理解できなかったし、うまく出来てなかった。正しいアームローテーションが何かということもだんだんわからなくなってきていた。

切り返しから、グリップを意識的に体の近くに引き付けなが、左腕を時計とは反対周りに回しながらクラブを落としてくる。

僕はすぐにクラブが寝て(後方に倒れて)、グリップをインサイドからボール方向に動かしてしまい、結果、早くクラブが落ちてダフったり、フェイスが閉じないままボールに向かって、シャンクやらスライスやらを引き起こしたりすることが多い。

なので、切り返しからから、クラブを立てて戻すことを意識して振る。クラブを立てて、フェイスをボールに向かわせるためには、グリップをカラダに引きつけながら、左腕を外旋させていかないといけない。

参考:切り返し・クラブの前倒し・右足体重のこと。 | papativa.jp

これによって、トップで開いたフェイスは閉じながらボールに向かいインパクトに至る。

この動きは桑田泉などか言う「前倒し」の動きとほぼ同じだと思う。「前倒し」というのは、見方を変えれば、「クラブを立てる」ということだ。


(「クラブを立てる」という意味が初めてわかった気がしたのはこの動画のおかげ)

これができると、腕の力はほとんどいらない。ゆっくりと振ってみても、普通に球は飛ぶ。

アームローテーションをやろうとして、単に手首で捏ねてる、フリップみたいな動き、ヒンジのような動きになってる人は多いんじゃないかと思う。僕がそうだったから。
前腕や肘下の旋回ってのは、頭では理解しても、その正しい動きをカラダの動きとして理解するのはかなり難しい。

ちゃんとコックする

コックも意識してやる必要はないという意見もあるけれど、僕が支持してる先生はコックはすごく重要で、きちんとコックすることを意識した方がいいと言っている。

コックはヘッドスピードを上げたりするためだけではなく、手首、腕を柔らかく使う、力を抜くためにも必要だということらしい。

コックは基本縦に手首を動かす。正面にクラブを持ったらクラブを手首で上下する動きだ。フェイスを左右に振るのはヒンジの動きになるだろうけど、基本的なスイングではこれは使わない。(アプローチなどで一部使う場合もあるだろうが)

トップでしっかっりコックが入ることを意識する。そこからはグリップをカラダ側に引き寄せながら腕を時計と反対周りにまわす。

その時、カラダを動かさないように。カラダはできる限り正面にとどまっていられるようにする。インパクト後にヘッドの動きにつられてカラダも引っ張られて、クルンと飛球線方向に向くぐらいの感覚だ。あくまでもカラダよりヘッドが先に動いていくイメージでなければならない。

クラブの相性やライ角も多少の影響はありそう?

余談だけど。
僕は、PINGのi25を使ってたのだが、ライ角をややフラットにしていた。きちんと測定したわけではないが、ネットで身長や手の長さなどからカラーコードを測定するチャートがあったので、それでやってみるとパープル(紫)だったのだ。パープルは、通常より1.5度ぐらいフラットということになる。

レッスンの先生によると、基本的にはゴルフクラブのライ角はフラットの方が難しくなるということだ。普通、ほとんどの素人はライ角通りに戻ってくることはなく、手元が浮き上がるので、アップライトになるらしい
。確かに、以前、ゴルフ5で測定してもったときも、アップライト角でインパクトしてることが多かった。

別の先生は、僕のクラブで何球か試打して、クラブ自体がダフりやすいんじゃないかという感想を述べていた。その先生にはライ角調整をしてることは言ってなかったのだけど、一度のライ角の違いになんとなく気持ち悪さを感じたのだろうか。

その先生によると、PINGは全体の重量のバランスにおいて、ヘッドに重量があるようなバランスになってる。なので、契約選手も比較的骨太で大柄な選手が多いんだよ、というようなことを言ってた。大山志保、鈴木愛は確かにそうだなと思うけど、上原彩子とか大柄でもないと思うけど。

その後、先生に借りてタイトリストのCB714(ダイナミックゴールドS200)を打たせてもらったところ、ヘッドは軽く感じて、すごく振り抜く感覚が良かったことがあった。

CB714の方が、全体重量は重いはずなのだけど、ヘッドとシャフトの重量バランスのせいか、i25より軽く感じられたのは事実で、不思議な感じがした。

ヘッドが重いほうが、当然、ダフりやすい。スイングの癖や軌道はもちろんだけど、そもそもダフりやすいスイングをしてて、さらにダフりやすいクラブを使ってるとなると、ダフりはより酷くなるだろう。

その先生はクラブの影響はかなりあるよ、ということで、クラブを買い換えることを勧める。

一方の先生は、ライ角や重さなど、多少は影響あるだろうけど、うまい人はどんなクラブでもそれなりには打てる。なので、クラブで劇的に変わるってのは、稀なことで、きちんとしたスイングが出来れば、そんなに問題ではないと思うよ、と言う。

どっちの言うことも間違いでもないだろうけど、自分的には余裕があるならクラブも買い換えたい。

と思ってたら、Amazonのアフィリエイトでなんと7万円近い金額がたまってることが判明した。これはラッキーと、CB714(ダイナミックゴールドS200)の中古品をゲットした。

PINGのi25に較べると、一般的にはCB714はシビアで難しいクラブと位置づけられるかもしれないが、僕の場合は、かなり如実にCBのほうが芯で捉えられる確率が上がってて不思議だ。

クラブでそんなに変わるのかとも思うが、よくよく考えると、ドライバーも買い換えて安定した。クラブによって、振り方も影響を受けてしまうってことはあるんだろう。

CB714はとにかく打感も気持ち良いし、取り回しが楽だ。全体的なバランスがすごく良くて、i25とかに較べると、フェースは小さいけど、でもきちんと打てそうなイメージが持てる。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です