ドライバーのプッシュアウト&スライスの克服

photo credit: Infomastern via photopin cc

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ドライバーはほんとプッシュアウト&スライスに悩まされた。
ひどい時などはドライバー使うホール全てで、球が右に出てOBなんてこともあった。

色んなレッスン書やDVDで練習したけど、全然治らない。打ちっぱなしの練習場でも何球かに一球ぐらいはストレートの球も出るけど、ほとんどが右、右、右。
日本人のアベレージゴルファーの大部分はスライスなんだというような記事もみかけるので、これは僕特有のものではないんだと自分で自分を慰めるも、ラウンドでティーショットがうまくいかないってのは、スコアも良くならないし、気分的にも良くない。

それが今ではスライスはほぼなくなった。ミスショットは当然あるのだけど、プッシュアウト&スライスはなくなったので、OBの数は極端に減った。今までラウンドでは1ダースぐらいボールをなくすことだってあったのだけど、今は多くても3〜5個ぐらいか。ティーショットでなくなる方が稀になった。(それでもセカンドショット以降でOBや池に打ち込んだりはあいかわらず)

どうやったらプッシュアウト&スライスが治ったのか?

僕はドがつくぐらいの下手っぴの素人。ただゴルフ好きなだけだ。なんで、僕が教えたりできる身分でも立場でもないし、知識もない。
でも、ドライバーのプッシュアウト&スライスだけに限って言えば、その症状を治せた。そのお陰で100切りも出来るようになった。
もしかしたらその経験が、同じことで悩む人には役に立つかもしれない。

もちろん、僕のスイングが実は単なる対処療法で、それによって別のところで致命的な問題を引き起こしてしまってたり、あるいはもっと上手くなろうと考える時に、その打ち方が制約になってしまったりということもあるかもしれない。
あくまでも素人ゴルフ好きの与太話的なニュアンスで考えておいて欲しい。

ボディターン意識でクラブが内側に上がりすぎてた。

身体を使ったスイングを意識してると、僕の場合、なぜかクラブが内側に上がりすぎる。でも、僕自身はそんな気がなく、というか、鏡などでも確認しても中井学さんとかのトップやその時の手の位置、ヘッドの位置などと同じという自信があった。細かくチェックしてスイングを作ったので、その手のレッスン書でダメな例として上げられる内側にクラブを引きすぎてしまう例などを見ても、それは自分には当てはまらないと思っていた。

しかし、実際のレッスンでは先生から何度も、内側に引きすぎていること、クラブをもっと立てないといけないと指摘を受けた。クラブの軌道をなぞって教えてもらうのだけど、それが自分の感覚ではかなりシャット気味に、ほぼ真後ろにクラブを上げてるように思えて最初はかなり違和感があった。

内側に引きすぎるとダウンスイングでクラブが内側から寝て入ってくる。且つクラブ軌道がインサイドアウトになるので、当然、右へのプッシュアウトになる。

ボディターンといっても、前傾姿勢で首や頭を軸に回転することを考えると、テイクバックでしばらくは、ヘッドはボールの方向を向いたまま、飛球線後方に動いていく。

もちろんそのまま飛球線後方を上がっていくわけでなく、身体の回転に伴い徐々に内側に弧を描いていくのだが、僕の場合は、この弧が急すぎたのだ。身体を頭を軸に駒のように回転するイメージでそこに手をつけるとそうなったのだが、どうもそのイメージがよろしくないようだ。
最初は手でクラブを飛球線後方、真後ろに放り投げるぐらいの感覚で動かすのがちょうどぐらいだろうか。
他のクラブでも、知らぬ間に内側に引きすぎてしまう癖があるので、いまでもちょくちょく指摘を受ける。

クラブをもっと立てる

クラブを内側に引きすぎないということと合わせて、テイクバックでクラブを立てる、ということもレッスンで意識させられたことの一つだった。腕の動きはそれほど大きくなくても、コックを使えばクラブヘッドはすっと上がる。
教えてもらったのは、左手の親指を地面に垂直に立てていくような感覚だ。そうやってトップの位置にもっていくと、シャフトが左手親指にちょうど乗っかるような形になる。
「ドライバーは横振り」みたいな説明が多いので、横振りを意識して練習してたら、それはただクラブが寝てるだけという状態になってたようだ。

肩をしっかり回すこと

これもレッスンで何度となく言われたのが、肩をしっかり回すということだった。左肩を回していって、顎の下に左肩が挟まるぐらいまで回転させる。
僕の場合、肩の回転が足りないと、引っ掛けになりがちになる。しっかり回転させないと、手が先行したり、身体が早く回ってしまったりということが原因だろうか。
肩をきちんと回すと多分、身体も十分な捻転を得られるのだろうし、また、切り返しの時に意識せずにレイトヒットにするには、下半身と上体で捻転差が出来てる必要があるのではないか。

テイクバック時に右肘をすぐにたたんで、右脇を締めない。

テイクバックの時に、僕は右肘をすぐにたたんで、右脇をなるべく閉じた状態にしてトップを作るだと思っていたのだけど、別にそんなことしなくてもいいようで、むしろ、今は脇をかなり開いている。

手は後方、身体から離れた感覚というべきだろうか。右肘は地面を向いているけど、右脇は離れている。そうするとトップの位置を作ると、しっかり捻転されて飛球線後方に向いてる身体(胸)と、右脇の下側にスペースができている状態になるはずだ。

実はこのスペースが大事で、ダウンスイング時に、このスペースに腕が降りてくると、スイングの軌道が確保され、インサイドインのスイングが可能になる。これもレッスンで説明してもらったことだ。

何かの本で右脇に何かを挟んでそれを落とさないようにスイングするみたいな練習法が書かれてたりしたし、両手の三角形を崩さないようやスイングしないといけないとか、そういった情報を僕なりに解釈すると、テイクバックでは右脇をしっかり締めておかないと駄目という結論に達してたわけだけと、レッスンではそれは少し違うということだった。別に右肘をたたんで右脇を締めてテイクバックするのも絶対駄目というわけでもないけど、でも、スイングが小さくなるし、こっちの方がより良いよということで、右脇を意識しないトップの位置を教えてもらった。

最初、右脇を開けたトップ位置を作るのはかなり違和感があった。思いっきり手だけで上げてる感じもあり、脇が離れることでガイド的な役割がなくなった感じもして、こんなので毎回同じスイングが、出来るんだろうかと不安になったものだ。当然最初のうちはスイングもぎこちなく、うまく球を捉えることもできなくなって、正直焦ったのだけど、今になってみれば、そこで矯正したのは良かったなぁと思ってる。

これに慣れたことで、クラブを立ててスイングできるようになった、と思う。クラブを立てトップを作っても、切り返しで手を落とすスペースがないと、クラブを立ててスイングすることはできない。
このスペース作りが無理に意識しなくてもクラブを立ててスイングするための一つの条件みたいなものに、なっているらしいのだ。

切り返しでの下半身主導はほとんど意識していない。

切り返しでは下半身主導だとか、下半身から先に動いて、上体が遅れてとか、色々言われてるけど、僕もそのへん意識してやってみるものの、これはなかなか難しくて、どうにもうまくいく感じがしない。
今はどこからってのを意識してはないけど、強いて言うなら腕や肩あたりだろうか。って言うと上体始動の駄目なスイングの典型のようにも思えるけど。

先生に聞いてみたが、最終的には下半身主導で腰と肩の捻転さを維持したままのスイングが出来るようにならないといけないが、今はそこまで考えないほうがいいと言われた。
それよりは、下半身を柔らかくしておくこと、身体の軸をブラさないこと、ダウンスイングで右肩、右胸が突っ込まないこと、インパクトの瞬間に左肩が開かないこと、このあたりを意識しておいて出来るようになっていけば、徐々に下半身主導のスイングを練習していけば良いということだった。
まだ、どれも不十分なので、ここをしっかり固めることを優先させようと思っている。

とにかくグリップは緩く。

グリップはとにかく緩く握らなければならない。一度グリップして構えてから、さらに指と指の間に紙を挟むぐらいに少し緩みを持たせるぐらいの感覚でゆるゆるにする。
グリップも力を入れないということと、緩んでるということは別物で、緩んでるのはよくないと思っていた。しかし、レッスンでは緩んでるぐらいで握ることを推奨される。
実際ゆるゆるにすれば、むちゃくちゃヘッドが走る感覚がある。ドライバーは特にシャフトが長く遠心力で振らないとヘッドスピードがでない。この時、手元を速く動かそうとするよりは、緩く握って、その緩さでダウンスイングの遠心力でヘッドを走らせる方がよほどヘッドスピードは上がるようだ。
グリップを緩ませるようになってから飛距離は5〜10yは確実に伸びたと思う。
ゆるく握ることで、フェイスが自然にターンするし、ヘッドが手を追い抜いていく感覚もわかる。

そして、ゆっくりと振る。

最後はゆっくり振ることを心掛けるということだ。飛ばそう飛ばそうと思うと、手を速く動かそう、身体を速く回転させよう、みたいになってくる。でも、そうやってスピードを追求すればするほど、身体が開いたり、コックが早くほどけたりして、飛距離がでなかったりする。スライスや引っ掛けを誘発してしまう。

最初、先生からゆっくり振るようにと言われた時は、単に練習だからだと思っていたけれど、実はそうではなく、どんなクラブでも、そして実践でもゆっくり振ることを意識しなさいということだ。

ゆっくり振っても実際飛距離はあまり変わらない。むしろ上体の力が抜けて球筋も安定するし、真で球を捉えやすくなり、距離も固定化しやすくなる。

最初、ゆっくり振るとなぜかうまくら当たらなくて、すごく難しく感じてたけど、今はドライバー、ウッド、ユーティリティまではゆっくり振る感覚はなんとなく掴めてきた。

今度は引っ掛け・チーピン

さて、スライスやプッシュアウトは殆どなくなったのだけど、今度は引っ掛けや、チーピンが時々でるようになった。一難去ってまた一難とはこのことだろうか。
引っ掛けの原因の一番大きなものは、やはりインパクトで身体が開いてるということらしい。
身体が開く=スライスってイメージがあるが、引っ掛けにもなるらしい。先生からは球が飛んだ方向に身体が向いてると思いなさいということで、左に飛び出すのは、インパクトの瞬間に身体が左を向いてるからだと。なので、インパクト時に身体が飛球線上とスクウェアになるよう意識してスイングしましょうということだ。

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コメント

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