ゴルフ練習 学Special DVD 中井 学

今回からちょっと立て続けにゴルフのレッスン書やDVDについての紹介をしてみようと思う。

ゴルフを始めたばかりで何もわからなかった時に、専務から中井学が分かりやすくていいよと教わった。
で、初めて買ったゴルフの教材がこれ。三枚組CDで破格の価格。(僕が買った時は消費税増税前で880円だった。)

正直、ドが付く初心者だった僕にはちょっと難しかった。説明や解説はものすごく簡単でわかりやすいのだけど、まだラウンドもしたことない人間には、つま先上がりだ、左足上がりだみたいなライの状況の話はピンとこないし、アプローチの重要性もよく分かってない。つまり、ぴんとこなかったというのが正直なところか。

ただ、DVD1枚目の、身体を使って打つ、腰の回転の方法などは、なるほどなるほどと感心して、よく練習していた。前傾姿勢の作り方とかも、その後に学んだほとんどの方法が身体を先に骨盤から前傾させてから、少し足を曲げるという手順で教えていたが、このDVDで中井学さんはその方法を完全に否定している。そういう前傾姿勢方法では、脚の筋肉を痛めてしまう可能性があるとのことだ。

中井学方式では「ごめんなさい」をしながら膝を曲げて腰を落とす。これを同時にやる。こうすれば太もも裏の筋肉を必要以上に伸ばさず前傾に入れるので、身体に優しいということだ。

この前傾姿勢方法と、骨盤を回転させる方法として、立った状態での左右への腰のクネクネ運動、それに前傾姿勢をつけるというものがあるけど、これらは、中井学さんのレッスン本などの殆どで展開されてる理論なので、中井学理論の中では基本中の基本なのかもしれない。腰の回し方とかも色々な教え方があるけど、のれなんかも凄くわかりやすいし、骨格とかの構造からそうなるんだって裏付けなんかが論理的で納得がいく。

さて、何度かラウンドして己の実力がわかってくるにつれ、徐々にこのDVDでの各レッスンの意味がわかってくるようになった。

つま先上がり、下がり、左脚上がり、下がりというコースでは普通に遭遇するライでの二打目、三打目での対応方法、あるいは同じライでのアプローチの対処方法などは、物凄く参考になった。ただ、アプローチに関してはいくつかの対処方法が示されるが、中にはかなり難易度の高いものもあって、僕などは未だに満足にできない。

中井学さんは、「実は・・・」「そんなことして頂かなくて結構なんです!」「簡単です」という言葉をよく使う。従来の理論ではこうしろああしろと言われてたものを、否定して、そんな難しいことをする必要なんてない、実はもっと簡単なんだと、新しい「簡単な方法」を伝授する。この展開パターンだと、観ている自分にも出来そうだと思ってしまうのだが、実際にやってみると、やっぱりというか当然というか、そんなに簡単ではないことの方が多い。そりゃそうだ。

バンカーショットでは、中井学方式では、一番単純なのは、たんにハンドファーストをやめて、手元を身体の中心に構えて、従来のアプローチと同じように振るだけ、というものがある。スタンスを開いてとか、フェイスや開いてみたいなややこしいことは一切いらない。確かにアゴの低いバンカーはこれでも対処できる。最近はこの方法で対処してるが、以前よりバンカーの苦手意識は小さくなった。

でも、そもそも普通のアプローチでもトップしたりダフったり、シャンクしたりとスイングが安定しないので、いくら簡単になったとはゆえ、やはりバンカーでのミスはよくやる。そんなに簡単なら、ここまでゴルフの教本やレッスンが広がるわけもない。

全般的には内容は何回もラウンドしてる人。中級者ぐらいか。シングルの人には必要ないだろうけど、80後半から120ぐらいまでの人には何かしらヒントになるものがあるDVDなんじゃないかと思う。とにかくボリュームと価格からしてみれば、かなりお得感があることは確かなのでオススメだ。

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