写真でわかる 森守洋流 新しいゴルフの基本

森守洋支持者なので、ちょこちょこと著書を買い揃えてる。新刊が出たというのでさっそく買ってみた。

今回の新書も今までと基本的に言ってることはほとんど変わらないのだけど、個人的には今回の本はすごく分かりやすいと感じた。
ただ、これはあらかじめ他の森さんのDVDなどを見て基礎知識があるからなのか、どうかは自分ではよくわからない。

この本ではかなり初歩的なところからスイングの基本をいくつかのパーツに分解し、それぞれのパーツを詳しく解説している。他の本やDVDで説明されてるのと同じものもあれば、微妙に表現やイメージを変えてるのもある。

森守洋、中井学、二人の人気レッスンプロのアームローテーションの説明の違い

面白かったのは、最近出た中井学さんの本と、この本でアームローテションについて説明している同じような箇所があったことだ。自分の今のテーマが、アームローテーションなので、このあたりの説明がすごく気になるのだ。

森守洋アームローテーション

森守洋さんのアームローテーションの説明



中井さんのアームローテーション

中井学さんのアームローテーションの説明



中井さんは、写真のような両手の動き(両腕を右にローテーションさせる)で、クラブを上げていく、と説明している。一方で、森さんはスイング始動時には、右手のひらが上、左手のひらが下を向くようにヒジから先をひねる。逆に、ボールを打つときには、左手のひらが上、右手のひらが下を向くようにヒジから先をひねる、と説明している。
同じことを言ってるようでもあるけど、微妙に違う。
ただ、僕個人的には森さんの方が直感的にわかりやすい。中井さんの場合、この両腕をまわす動きで、クラブを上げていくというのがいまいちピンとこない。もちろん、こういう説明の方がしっくりくるという人もいるだろうから、それは人それぞれだとは思うけれども。

ダウンスイング時に右手のひらを上に向けるようにする?

森さんはある時からダウンスイングで右腕はいったん右回りして、そこからインパクト、フォローにかけて左回りしていくんだ、ということを言ってる。上級者やプロのスイングはすべて切り返しから、いったん右手のひらが真上を向くように降りてくるのだそうだ。そんなことするとクラブが寝てしまうし、フェイスが思いっきり、開いてしまうんで、インパクトまでに開閉が間に合わないんじゃないかと思ってしまうが、森さんは大丈夫だと言う。でも、僕の場合、実際やってみると、全然うまくいかない。シャンクが連発する。相当練習つまないとできるようなる気が全くしない。



ある時、いつもレッスンを受けてるY先生にこのことを聞いてみたら、Y先生は森守洋信者でもあるので、もちろんこの動きのことは知ってたけど、やめたほうがいいと言い切ってた。確かにそうだけど、上級者じゃないとああいう動きは難しいよ、ということだった。僕にはまだ早いということだろう。
ただ、要はトップポジションから右手を早く返そうとすることが、そのまま右肩が突っ込んでいって、アウトサイドイン軌道になるということなわけで、これはアウトサイドインで悩み続けてる僕には、なんとかしないといけないポイントなんだろうと思う。

スイングインパクトのイメージ写真

「本書には右手のひらを真上に向ける」というような表現はなかったけど、ダウンスイングでは、「曲げた右ヒジが右ワキ腹あたりに下りてくれば完璧」という表現や、「クラブヘッドを最後に下ろすには、右ヒジを曲げたままクラブを下さなければならない」などと表現されている。

森守洋さんダウンスイングでの右腕の動き

森守洋さんダウンスイングでの右腕の使い方

右ヒジを曲げたままクラブを下ろす



このイメージではまだ練習したことはないけれども、なんとしてもアウトサイドインの癖を克服することと、きちんとしたアームローテション、フェイスターンをマスターしてとにかくスイングを安定させたい、ミスショットの時、あるいは調子が悪い時でも、その幅を極力狭くしたい、というのが僕の今の最大のテーマなので、本書での説明を1つ1つきちんと理解して、練習に取り入れていきたいと思っている。

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