「に」と「へ」の違い

辞書photo credit: alexbrn via photopin cc

サイトつくってて、ボタンやナビゲーションの文言で「に」と「へ」の違いについて少し問題がでたので、調べてみました。なかなか面白いです。

~へ行く、戻る
~に登録する、~に戻る

などという文言で「に」と「へ」はどう違うのか?

一説では、

「へ」は「~にむかって」という方向性をあらわし、「に」は「なにかをしに行く」という「目的」を含むそうな。

意味的にはあまり違いはないものの、

  机の上-に-本がある (存在点)
  居酒屋-に-行く (着点)
  友達-に-ゲームを借りる (相手)

というとき、
「へ」に置き換えられるのは「~に行く」タイプのものだけ。

つまり、「へ」は方向や着点といった一定の意味に落ち着く。「に」はもう少し広い意味をもっているということでしょうか。

こういうバックグラウンドの意味を考えると、「に」を使うべきか、「へ」を使うべきかという選択ができる。
クライアントの中には、「に」か「へ」のどちらかに統一しなきゃならんと思っている人もいます。
単純な用語の統一よりも、適切に用いられているかということのほうを問うべきですね。

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