B2B電子商取引の成功事例:住友グレンジャー

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photo credit: OneEighteen via photopin cc

今朝の日経産業新聞に工業資材B2Bの住商グレンジャーが今期(2004年度12月期)に初の最終黒字に転換する見通し、という記事。

企業の生産活動で必要とするもののうち原材料、部品、設備などが占める割合が金額ベースで8割。残りの二割が電動ドリルや研磨材などの工具、こん包用品、安全用品といった多種多様な間接資材だが、「その二割の調達に八割の労力をかけている」

この「二:八」の不均衡解消を狙ったのが住商グレンジャーがとった戦略。

  1. 一物一価制の導入。すべての単価を公開(すべての商品を取引量にかかわらず同じ値段で提供し、価格交渉の煩雑さを軽減)

  2. 商品の大量調達ルートの確保

  3. 商品約六十万種類すべてについての納期を記載

  4. 注文頻度の高い一万三千種類については注文を受けたその当日に出荷できる体制(その体制の構築として自社在庫の拡大も)
こんなところにも「2:8」パレートの法則というのはあったのか。二割の調達に八割の労力が潜んでいるというのは、緻密な分析に基づく結果はどうかわからないにせよ、着目点としては面白いし、確かにそんな気がする。「八割」の労力が軽減されるなら、企業にとっても願ったり叶ったりだろう。「二割」を狙うというのはニッチといえばニッチだけれども、そのニッチにおいてナンバーワン(オンリーワン)になるというのはすばらしい戦略だと思う。

WEBサイトもメインの利用顧客層・ターゲットを考えたつくりにはなっていて使い安い。試しに自分自身にタスクを与えて、商品を探してみたが、すぐに見つかった。シンプルなつくりながら、商品のソートの「出荷目安」や「人気順」といったものがあったり、けっこう細かいところまで気を配られているなぁと。

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コメント

  1. 進藤 彌太郎 より:

    ファックスの送信を拒否。

  2. 黒澤 稔 より:

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