ちびファミ・ラボ

見逃してた。7月18日の日経産業に、大広が育児中の親だけで構成した組織を新設という記事がある。
新組織名は「ちびファミ・ラボ」。女性5人を含む13人のメンバーは、営業やスタッフ部門で乳児関連の広告や宣伝を手がけた経験者で構成。さらに、メンバー全員が零~6歳の乳幼児らの育児最中にある現役の「パパ・ママ」だけだという。

この組織は乳児関連事業の窓口となり、各部門が個別に実施していた調査や分析を総括的に展開する。年最低2回は独自アンケート調査なども実施し、乳幼児を持つ親の興味や育児に対する悩みなどを集約する。
今後2年間で30億程度の売上を見込むそうだ。

最近は少しづつ変わるけれど、基本、広告会社の商品ってのは「アタマ」なわけで、時代の流れや潮流にあわせて、そのアタマをどんな風に編成して、どんな市場での掘り起こしを考えるかというのが1つのイノベーションのパターンなのだろう。
少子化の一方で、6ポケットみたいな言葉に集約されるように、乳幼児や子供向けの市場は拡大している。大広は、その分野の競争力を現役パパママと過去の経験者を一箇所に集めることで競争優位性を作り出そうとしているわけだ。

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