コンプレックス・システム型ビジネスが稼げる時間はどんどん短くなってる?

あ、そうか、とふと思ったことがありました。で、facebookにも書いたのだけど、あらためてブログでも書いてみることにします。といってもそんな大したことでもないのかもしれないけど。

それは、「コンプレックス・システム型のビジネス」が対象とするような新しくて、複雑で、難しく、汎用化されていない領域というものが、今までとは比較にならないぐらい尋常ないスピードで、「ボリュームオペレーション型のビジネス」によって汎用化されていってるということです。大きい問題は、「ボリュームオペレーション型ビジネス」が「コンップレックス・システム型のビジネス」に追い付くスピードです。


●まず、「コンプレック・システム型のビジネス」と「ボリュームオペレーション型ビジネス」をおさらい

コンプレックス・システム型ビジネスとボリュームオペレーション型ビジネスとは、「キャズム」で有名なジェフリー・ムーアが、ITビジネスの二大形態として定義したビジネスモデルのことです。
(参考:「ライフサイクルイノベーション成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション | papativa.jp」)

簡単に言うと、コンップレック・システム型ビジネスは、大企業に提供するシステム開発とかコンサルティングといった複雑性を扱うビジネスのことで、このビジネスの特徴としては顧客数が少なく、1社1社に深く入り込み、1社1社から多くの金額を貰うようなビジネス形態になります。

一方、ボリュームオペレーション型ビジネスは、消費者や中小企業などをターゲットとして、製品や汎用化されたサービスなど、その名のの通り大量に販売することで成立しているビジネスモデルのことです。こちらのビジネスで重要なのは、何よりも中核をなす「製品」であり、それをいかにして数売るかが重要となるので、製品やサービスの標準化というのがビジネスの最大の肝になるわけです。

さて、自分の知ってる身近な業界に当てはめてみると、コンプレックス・システム型ビジネスは、受託開発系のソリューションビジネスと考えられます。ボリュームオペレーション型ビジネスは、ASPやSaaS、何かしらのプロダクトの販売などに該当するでしょう。

ムーアは、この2つのモデルを提示し、この2つのモデルは対局にあるモデルであるとしてます。ターゲットも違えば、ビジネスプロセスも違うし、必要となる組織体制なども違う。この2つの間の子のようなモデルは成立しえないのだと断言してます。

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ライフサイクルイノベーション成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション


●「コンプレック・システム型のビジネス」と「ボリュームオペレーション型ビジネス」の主流は交互に

それはさて置き、ムーアは、この2つのモデルの関係について面白いことを指摘してます。この2つのビジネスは、そのサービスや製品が位置づけられる市場の成熟度によって、主流になるモデルが入れ替わっていくのだ、ということです。

初期市場や成長市場においては、コンプレックス・システム型のビジネスが主流となります。この段階においては、まだ、顧客のニーズはまだ標準化されていません。なので、顧客1社1社に対して、独自のソリューションを提供していくというコンプレックス・システム型のビジネスモデルが顧客の支持を勝ち得て、大きい売上と大きい利益を得ることになります。

しかし、成長市場から成熟市場に差し掛かってくると、コンプレックス・システム型のビジネスが扱っていた問題や課題を、より安価で早く解決できるような標準化・汎用化したシステムやサービスが登場し、徐々にそれらがこの領域を席巻していくのです。ボリューム・オペレーション型ビジネスは、1社1社を個別に扱わない変わりに、安価で効率よく、これらの問題をそこそこに解決していきます。企業も自社に完璧にカスタマイズされた解決法で高いお金を払うよりも、標準化されたものでいいので、早く安いサービスを望むようになります。なぜか? その時期になると、その領域の解決そのものが、企業にとっての差別化戦略にならなくなるからです。 ムーアの言葉を借りれば、せいぜい「中立化」「無効化」することが問題解決の目的となるということでしょうか。

コンプレックス・システム型のビジネスは、こうなってくるとどんどん稼げなくなっていくわけです。なので、どうするか。また、より新しく難しい複雑な領域を発見・開拓しにくいくわけです。まだ、ボリュームオペレーション型ビジネスのような標準化ビジネスが成立するような土壌がないような領域で、新たな売上を確保しにいくと。
こうやって、コンプレックス・システム型のビジネスとボリュームオペレーション型ビジネスは、その市場ライフサイクルにあわせて交互に主流を経験しながら、この領域の進化を促進させていくというわけです。

このへんの話は、「ライフサイクルイノベーション成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション 」に詳しいので、ぜひ一度読んで頂きたい。この本、IT業界に身をおいてるなら絶対に一読はしておいて損はない本だと思います。


●今まで以上に、ボリュームオペレーション型ビジネスがコンプレックス・システム型ビジネスの領域に侵食してくるスピードが高まってる。

特にネット系のサービスやビジネスにおいて顕著なのかもしれないですが、コンプレックス・システム型のビジネスが手がけていた領域に、ボリュームオペレーション型ビジネスが侵食してくるスピードが、今までとは比較にならないぐらいに早くなってように感じます。そうなると、どうなるか? 要するに、コンプレックス・システム型のビジネスは、これからこの領域で稼ごうと思って仕事に取り掛かるや否や、どの仕事の価値がどんどん低下していってしまい、あっと言う間に儲からない仕事になっていってしまうということです。

コンプレックス・システム型のビジネスとして、一つ「受託開発」という領域を取り上げて考えてみます。
例えば、スマートフォンアプリの受託開発という領域はどうでしょう?

1~2年前、スマートフォンアプリの開発というコンプレックス・システム型ビジネスの領域は、かなり高単価で引く手数多の領域だったと思います。需要に対して供給が足りていない状態で、アプリの受託開発を行なっていた会社は1本あたりの開発費でもけっこうな額を取っていたと思います。実際、この領域には手がけてる人にしかわからない独自のノウハウがあったでしょうし、そういったノウハウも含めて、開発時間に付加価値をのっけて請求できてたのではないかと思います。

しかし、たとえば、最近では、こういったスマホアプリなどの開発で毎度のように行うような処理やサービスを汎用化・標準化して提供するようなBaaS(Backend as a Service)と呼ばれるようなサービスが登場しつつあります。

Cocoafish | Instant Backend Solution For Your Mobile Apps

Cocoafishを使ってみた(仮) – JP::HSJ::Junknews::HatenaSide

どんなアプリでもたいてい必要となるであろう「ユーザ管理」やら、最近ならソーシャルメディアとの連携、位置情報の処理や、ステータス通知やらといった機能類を、REST APIを通じて提供するというサービスです。こういうものを使えば、それこそ今までこういう領域の設計や開発で独自ノウハウとして持っていたものだとか、他が出来ないが故に得ていた開発時間だとか、そういうものがあまり意味がないものになっていきます。
このCocoafishを買収したAppceleratorという会社は、Titaniumというブランドで主にアプリ開発系のプラットホームの提供を行なっています。Titanium Mobileを使えば、iPhone、AndroidのアプリをJavaScriptで開発することができるようになります。今までiPhoneなら、Objective-C、AndroidならJavaというように、それぞれの言語で開発しなければならなかったものがJavaScript1つで対応できるようになるわけです。

これも大きい効率化です。仮にiphone、Androidのアプリ開発で、それぞれに対応するためのフィーをとっていたのが、Titanium Mobileのせいで1対応分しか取れなくなるかもしれません。その分、スピードが早くなるから、数こなせばいいじゃん、という考えもあるかもしれませんが、こういうツールが広がれば、対応できる人が増えていくので、価格はどんどん下落していき、数をこなしても単なる「作業」の領域では儲けを取ることが難しくなっていくでしょう。(もちろん、最初はこういうツールを利用して効率的に開発できるところがそもそも少ないので、それ自体がビジネスになります。ただ、最近は情報の伝達スピードが高まってることもあって、こういうものが「普通」になるスピードが凄まじい。だから、すぐにそれだけではビジネスとして成立しなくなる)

もちろん、こういうものがすぐにそんなにうまく柔軟に機能するわけではないとは思います。実際のところは、やっぱり個別に対応しなきゃならないよ、というのもあるでしょう。表向きは使えるけど、パフォーマンスの問題や、色々な連携の問題などで、結局はうまく使えないよ、というのも実際多いとは思います。

ただ、確実に言えることは、市場が成長していけばいくほど、こういう領域のこの手の効率化や汎用化、標準化を行うアーキテクチャは、普通のものとして広がっていくということです。そして、そういうものが登場し、広がっていくスピードは、近年ますます早まってきているということです。
  
そうなると、コンプレックス・システム型のビジネスは、次の新しい複雑性にチャレンジしていかなければいけないことになります。
(もちろん、そもそも「開発」や「実装」「制作」の価値は急速に低下していくかもしれないけれど、その分、「何を」作るかというところの企画といった上流工程のところはより価値が上がっていくという可能性は充分にあるわけですが。)


●あらゆる領域、レイヤーに「ボリュームオペレーション型ビジネス」が侵食してきてる!?

SalesForceが提供するForce.comのようなPaaSも、アプリケーションを動かしたり管理するのに必要だったサーバやインフラ領域の独自のノウハウや作業を、全部抽象化してしまおうとするようなサービスです。アプリ開発者は、急激にトラフィックが増加した場合や、ユーザー数が増えた場合などのスケールアウトの制御などについて頭を悩ませずに、アプリ自体の開発に専念すればよくなります。

仮に、これまでこういったインフラ面での独自のスケールノウハウやチューニングノウハウみたいなものを、コンプレックス・システム型のビジネスモデルとして提供していた会社があった場合、その会社のビジネス領域は、急速に、この手のPaaSレイヤーのサービスに侵食されていくことになるやしれません。生き残るには、より自身が手がけている領域を高度化して、より複雑な問題に対応できるようにするか、自分たち自身がPaaSのモデルを志向していくかということになります。

実際、force.comがエコポイントのシステムを1ヶ月で構築してしまって以来、政府や官公庁などのお堅いところでも、force.com のようなインフラ利用が広がってきています。今までなら、SIerががっつりがっぽりお金をとっていた領域が、この手のプラットホームによって、その地盤が緩んできています。


●あらゆるレイヤー、あらゆる分野で抽象化が行われている

コンプレックス・システム型モデルとボリュームオペレーション型ビジネスモデルの問題からは少し離れますが、少し俯瞰的に見ると、ウェブの受託開発やソリューションと言われるようなビジネス領域では、あらゆるレイヤー、あらゆる分野で、それまで扱うのが難しく、複雑だったものを抽象化してしまうようなサービスやソフトウェア、プロダクトといったものが登場してきていています。

ECサイトを構築するのに、今や選択肢はASPを利用する、独自開発するにしてもEC-CUBEのようなオープンソースをベースに使う、あるいは商用パッケージを使う、など様々ですが、少なくとも余程特殊な事情がない限り、ゼロからスクラッチで開発するようなことはないのではないかと思います。
決済代行会社も多くありますが、これもこういった会社がなければカード会社と一社一社契約したり、連携したりしなければならなかったものを、決済代行会社で取りまとめてくれて、連携も簡易にできるよういしてくれてます。ボクらは決済代行会社から先の各カード会社のことは特に何も考えなくてもよくなってます。

最近、話題の「Bootstrap, from Twitter」はどうでしょう? いわゆるCSSフレームワークですが、これを使えば今風のクールなWebアプリインターフェイスが実に簡単につくれてしまいます。「Twitter bootstrap入門 #twtr_hack」このあたりのスライドを見ると、どういうものかはなんとなく理解できるかなと思います。

もちろん、フレームワークなので、これで作ったものは、だいたいどれも似たようなインターフェイスになります。
なんとなくユニクロの服を思い起こさせます。ユニクロで全身を固めても、まぁそれなりにスタイリッシュで大外しすることもなく、それでいてかなり安価に揃えることはできるけれど、それで街を歩いてたら、同じ服の人とすれ違って少し恥ずかしいと感じることがあるかもしれません。知ってる人にはユニクロだということは気づかれもするでしょう。

これからWebサイト構築で普通になりそうな「レスポンシブ・デザイン」にしても、TwitterBoostrapは対応してます。
レスポンシブWebデザインに対応したCSSフレームワーク、Twitter Bootstrap2を使ってみる – Goodpic

ゼロからレスポンシブデザインに対応させる設計を行うというのは、実際にはかなり大変なことだと思いますが、こういうフレームワークをベースにメニュー構成やサイト構成を考えてしまえば、比較的楽に早く対応できるかもしれません。
フレームワークからサイト設計を考えるというのは、一瞬、邪道のようにも思えるのですが、しかし、企業にとっては、そのウェブサイトの設計そのものが、戦略上極めて重要な差別化要素でもない限り、言い方は悪いですが、それなりに対応できる仕組みのほうが優先させるのではないでしょうか。


●高速道路を渡りきったところでの大渋滞

そういえば、将棋の羽生さんが、ITの進化や普及によって将棋界に起きてることをこんな例えで説明していました。
「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということだと思います。でも、その高速道路を走り切ったところで大渋滞が起きています」
受託開発系の仕事というのも、なんとなく近い状態なのかなと思いました。

受託開発というコンプレックス・システム型ビジネスは、新しい環境だとか、新しいモデルだとか、新しい端末だとか、新しい技術だとか、そういうものをいち早く取り入れ、対応することで、そこで高い付加価値を取って儲けていました。知識や経験が広がるまでの時間差=ギャップが稼ぎ処だったわけです。

ところが、今ではあらゆる領域で、複雑なものを隠蔽して抽象化してしまうようなサービスがものすごいスピードで生まれ、そういったサービスやツールをうまく活用していくことで、かなりの部分が簡単になっていっていき、あっとう言う間に、儲けどころとしてた「ギャップ」をないものにしていってしまうのです。


●どんどん簡単になってるはずだけど、あいかわらず受託開発の世界は難しい

と、今まで複雑で時間がかかってたものが、こういうものを利用すると簡単になってきたよ、コンプレックス型ビジネスでお金にしてたところがあっと言う間にお金にならない仕事になっていってるよ、という状況を見てきたわけですが、自分の周りのプロジェクトやら、他の会社から色々な話を聞いたりしていても、どうも受託開発系のプロジェクトの難易度がそんなに下がってるようには見えません。むしろ、昔より難しくなってきているように思えます。

それは、これらのツールやらライブラリやらフレームワークやらといったものを使うにしても、それを使うための知識や経験、ノウハウというものが必要であり、それは言うほど簡単なものではないからです。また、これらの「外部」のものに頼るということは、その外部のもので何かあったときのリスクをどう考えるかという問題とも隣り合わせです。そのサービスがなくなった時にどうするの、そのサービスが何かしらの攻撃を受けたとき、こちらには影響ないの? そのツールがバージョンアップされなくなったら? などなどを考慮していく必要があります。複数の外部サービスが連携したりして動くものになると、どこかのサービスで障害が起きたらどうするのか等、それは今までスクラッチで開発して、自社だけで担保してた時よりは、むしろある意味では難しくなっているとも言えるのではないでしょうか。

また、この手の基盤や周辺サービス類の進化によって「出来ること」が飛躍的に増えていっており、1プロジェクトでカバーする領域が範囲にしてもいレベルにしても、非常に広範囲に渡るようになってきているということもあるでしょう。

それでも、これらの複雑なものを簡単にする、というものは今後も数多く登場してくるし、広がっていくことは間違いないでしょう。僕らは、どれを使って、どれを使わないのかという基準を作っていくことが必要かもしれません。また、開発依頼元との契約をどのように締結しておくかということも、今までのような単なる「受託開発」契約の延長では駄目かもしれません。

コプレックス型のシステムの最たるものとして「受託開発」というもので考えてますが、「受託開発」の領域でも、もっともコンプレックス要素の強いものは、結局、何を何のために作るのか、というところを考えること、決める領域だと思います。その領域にしっかり取り組んでおけば、コンプレックス型とボリュームオペレーション型のビジネスモデルの波の入れ替わりにも、そんなに動じることもないのではないかと思ってます。また、当然、この手のHOW領域のソリューションの進化は、逆に、What領域にも影響を与えるわけで、(今は、人の想像力を超えてテクノロジーが進化していってるように思うところがあったりします) 両方にきちんと目配せしておくことが必要ではないでしょうか。


でも、当然、ボリューム・オペレーション型のビジネスが簡単・楽というわけでもない。

また、コンプレック・システムのモデルだけが厳しいわけでもありません。ここまでの話だと、コンプレックス・システム型ビジネスが厳しくて、ボリューム・オペレーション型のビジネスの方が良いように読み取れてしまうかもしれませんが、そんなことはないのです。

ボリューム・オペレーション型ビジネスの方の陳腐化も以前よりずっと速くなっています。ボリューム・オペレーション型の場合、安価に数を獲得していくモデルであるが故に、ビジネスとしての成長には時間もかかりますし、規模の拡大もコンプレックス・システムモデルのようには行きません。

ただし、1つ1つのビジネスが小さいものであるがゆえに、一度、損益分岐点を超えると安定し、リスクも小さいというのがビジネスの特徴でした。しかしながら、昨今では、機能追加や拡張の競争は激しく、競合もどんどん出てくるので、その中で製品優位性や他社製品に対しての差別化を常に維持し続けるためには相当なパワーやコストがかかるようにもなっています。

技術やテクノロジーの進化が凄まじいので、ほんの数ヶ月後に同じ製品やサービスを開発しても、例えば、それにかかるコストが劇的に安くなってしまったりする世の中です。必ずしも先攻優位とも言えない状況もあるのです。先行者がある程度の数のクライアントを抱えてるがゆえに、そこで成立している価格やコストを変えることは難しいわけです。ところが、後から登場するプレイヤーは、そういったことはお構いなしに、新しいアーキテクチャーの上にサービスを組み立て、それまでの相場やコスト構造を劇的に変えてしまうような形で登場してきたりします。

つまり、IT分野においては、特に顕著なのかもしれませんが、あらゆるレイヤーやどのような分野のビジネスにおいても、ある一つのアイディアや技術やサービスで稼げる時間というのは、とても短くなってきているということです。んなことは、インターネットのビジネスが開花しはじめた頃から言われてたことで、いまさら強調して言うことでもないわけですが、ここ数年は、インフラからアプリケーションから、何から何までイノベーションの速度が尋常なく早まってるように思えるのです。

そんな中、僕らがビジネスを成長させていく、安定させていくためには、変化に挑んでいく他ないのではないかと、至極当たり前の結論に達するわけです。なんて言ってしまうと、なんかどうにもこうにもとう感じなわけですが。

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