iPhone 買った。少し後悔するかと思ったけどむしろ買って良かった。

木曜日の東京からの帰り、京都駅に降り立って、ふとビックカメラのポイントが貯まってたことを思い出した。
ちょうど、なぜかむしょうにまたiPhoneが欲しくなってきていたのだけれど、「そうだ、ビックポイントで買えば安くなるじゃないか」と考え、そのまま寄り道して念願のiPhoneを手に入れた。ポイントを利用するには一括購入でなければ駄目で、ポイント値引きがあるにせよ一括払いの値段はさすがにちょっと心が痛んだ。が、こういうガジェットに触れることも仕事の一つなのだと大義名分、自分に言い聞かせて購入した。(あまり売れてなかったということも、天の邪鬼のボクにとっては好都合だったり)

IMG_0001.PNG

(このキャプチャはホームボタンを押しながらロックボタンでとれる。)

それから約2日。iPhoneを買ったのは失敗ではなかったなと思っている。3Gは予想以上に快適なスピードだし、バッテリーの持ち具合も随分改善されたようだ。日本語入力も最初は戸惑ったが馴れると快適だ。ケータイより早く打てるようになるにはそんなに時間はかからないんじゃないか。
今日は数時間、iPhoneでRSSを読んだりということを続けていたが、確かに液晶画面を表示しつづけると、普段使ってる携帯とは比べ物にならないぐらいに早くバッテリーは消耗するけれども、でも、まぁiPhoneを利用するのが主に移動中の隙間時間だったりすることを考えると、これだけ持てば十分かなと思えるレベルではある。
ただ、多くの人が指摘しているが未だにアプリやSafariはよく落ちる。普通の携帯電話では考えられないぐらいによくフリーズする。最初何が起きたかわからなかったが、単純にソフトが落ちてるだけだということに気づいた。まぁどのソフトもアプリも起動は速いので、落ちることは今のところそれほど不快ではないのだけれども、でもまぁもう少し改善して欲しいなぁとは思う。

と、マイナス面は当然あるけれども、普通の携帯電話では味わえないような感動もある。

ボクがまず感動したのは、SimplifyMediaというツールだ。
簡単に言うと、自宅のマックのiTunesの曲をiPhoneで再生することができるツールだ。使い方も実に簡単でPC(ボクの場合、Mac)にソフトをインストールしてアカウントを作成。iPhone側にも同じようにSimplifyMediaが提供しているアプリを入れて、PC側で設定したアカウントを設定するだけ。これでPC側のiTunesリストをiPhoneで再生できる。音質も気になるレベルほど劣化もせず、このソフトだけで自宅の何十ギガという曲を持ち歩いているのと同じことになるわけで、とてつもなく便利だ。
容量が16Gしかないのを少し気にはしてたが、このツールがあればネットワークにさえ繫がればあまり問題にならないかもしれない。限られた容量のiPhoneにどの曲、アーチストを移そうかとか頭を悩ませてたけどSimplifyMediaが解決してくれそうだ。
なお、SimplifyMediaでは、iTunesのリストを複数人で共有することもできるし、もちろんiPhone以外の他の端末でも再生することができる。自分の曲を再生しているだけなので違法ではないとの解釈らしいが、本当に大丈夫なんだろうか。

一番ヘビーに使うであろうRSSリーダーは、ふろく氏の助言によりNetNewsWireというアプリにした。
PCではlivedoor Reader(ldR)を利用しているので、アプリでもすぐにldRアプリを入れてみて、こちらも使い勝手が著しく悪いというわけでもないのだけれど、見出し読みだけでの既読化などは対応してほしかったなぁと。あとPCのピン機能は欲しい。
NetNewsWireにはクリッピング機能があったり、即Safariと連携させたり、そのへんはよくできてます。既未読関連もわかりやすい。記事をダウンロードしてくれるのもいいかもしれない。回線が繫がらないところでも記事が保存されていれば手元で閲覧できる。

同じく、ふろく氏に教えてもらったのがFlyCast。インターネットラジオが楽しめるアプリだ。無料で提供されている。世界中の様々なジャンルのラジオが楽しめる。これも暇つぶしにはもってこいだ。SimplifyMediaとこのFlyCastがあればiPhoneでの音楽環境は予想以上に快適なものになりそうだ。

他、
2tch free
Wikipanion
midomi
PhotoShare
Y!動画
テレビ番組表
食べログ
Yahoo!路線情報
ホットペッパー

などのアプリを入れてみた。ひとまずいろんなものを入れてみてどの程度使えるものか試してみようと思ってる。
GPSを活用したアプリやWebサービス類は意外と便利そうだ。

iPhoneを使ってみて、これは今までの携帯電話とは全然違うものだなということを痛感した。携帯電話の延長ではなくて、普通にミニPCだ。だからお財布ケータイやワンセグが対応してなかったり、絵文字が対応してなかったりという携帯電話から見たときのマイナス要素ってのは、そんなに気にはならない。あ、でもiPhoneをメインの携帯電話として利用するのはちょっと無理があるかもしれない。絵文字はいらんが、お財布ケータイがぐらいは対応して欲しい。お財布ケータイさえ対応してくれれば絵文字やワンセグなくてもiPhoneだけでOKかもしれない。
今の日本の携帯電話の進化の方向に、こういうiPhoneが切り開いたような、ミニPCに近い世界があるのか、そのまま今の携帯電話がより先鋭化していくのかはわからないが、もろPC世代のボクにとっては「モバイル環境」のその先ってのは、iPhoneの方にあるんじゃないかと思った。
携帯電話ではいまだ買い物はAmazonぐらいでしかしたことがないのに、iPhoneでは、Safariでブラウジング中に某アーチストのグッズが販売されてることを知って、そのままそこで購入してしまった。普通にPCのサイトの購入ページでだ。それぐらいiPhoneはPCでの普段のインターネット利用と違いがない環境を提供してくれているということだ。
iPhoneがそのまま発展するのかGoogleのアンドロイドみたいなものが席巻してしまうのか、それは不明だけれども、よりPCの世界に近いモバイル環境ってのはもうすでに始まってるのだなぁと実感した。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. furoku より:

    僕もiPhoneは携帯ではないという感じをもっていたのですが、ケータイ世代の子たちにとっての携帯はこんな感じだったんだろうなぁという気もしています。単に、PCから入ってた僕には携帯をケータイを使えなかっただけで。
    ケータイで、ゲームするとか、音楽聞くとか、ホームページ見るとかという感覚が、iPhoneを使ってみて理解できた気がします。iPhoneが、PCっぽかったからそれに気づいたというか。

    あと、紹介を忘れてましたが、フリック入力

    http://jp.youtube.com/watch?v=-ul9f_euMlQ

    Qwertyはブラインドタッチしようにもキーが小さすぎて誤タッチがある程度の率で発生しそうなんで、10キー+フリックの方が確実なような気がします。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です