計画のグレシャム
とある本で、ノーベル経済学賞を受賞したハーバー・A・サイモンの「計画のグレシャム」という概念を以下のように説明していた。
計画のグレシャムとは、「ルーチンワークはノン・ルーチンワークを駆逐する」ということだ。
これを「悪貨は良貨を駆逐する」というグレシャムの法則になぞらえて言っている。
定型的な業務や仕事の量が多いと、長期を想定したり、抜本的な仕事のやり方を変更したりといった創造的な仕事、ノン・ルーチンの仕事が後回しにされる。
「7つの習慣」で言うところの「重要性 が高/低」「緊急度が高/低」のマトリクス。あのマトリクスの「重要性低/緊急度高」仕事に振り回されることで、本来これらの仕事を減らしたり、仕事の内容そのものを抜本的にかえていくための活動につながる「重要度高/緊急度低」仕事が駆逐されれるということとも同義なのかもしれない。
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