HDR写真をいまごろ知った

今月のデジタルカメラマガジン(デジタルカメラマガジン 2009年 03月号 [雑誌])で「HDR写真」の特集が載っていた。
HDRなんて言葉も知らなかったのだけれど、この記事で一気に魅了されたというか、すぐにチャレンジしてみたくなった。

随分前から話題になってたようで、確かにHDR写真特有の不思議な色調・階調を持った写真群は、色々なところで観てはいたけれど、それがHDR写真という呼称だということも知らなかったし、どんな風に作られているのかも知らなかった。ただPhotoShopなどで加工しているだけだと思っていた。今になってようやくあの幻想的な写真がそういう写真だったのだということに気づいた。なんとも一周遅れの感がある。

HDR写真とは、「ハイダイナミックレンジ」のことだ。
ダイナミックレンジとはデジカメで言うなら黒から白までの色階調の幅だ。ダイナミックレンジが大きいカメラは明度差の大きな被写体でも白トビや黒ツブレが起き難い。
つまり、通常のダイナミックレンジではカバーできないような写真を合成処理によって実現する写真が「ハイダイナミックレンジ」写真ということになる(ボクの勝手な理解だけど)

HDR写真の作り方の基本は、露出を変えた写真を複数枚撮っておいて、それを合成することで作る写真で、普通なら黒くつぶれてしまったり、白トビしてしまうような明暗差の大きな写真でも合成によってカバーされるわけだ。

実際の写真がどういうものかを見てもらったほうがわかりやすい。
FlickrのHDR写真のグループにはすでに4万人近いメンバーがいる。
また、HDR写真に特化したこんなブログもある。
HDRiな生活
魅惑的なHDR写真を数多く作られているブログだ。日本のよく知る光景が時折出てくるので余計に不思議な感じがする。

HDR写真の魅力は、1つは少し絵画タッチの幻想的な写真になるということだろうか。夢で見た風景やゲーム内の風景など、少し現実離れした光景が作られる。ミニチュアっぽい写真を作るってのも一時期ブームになっていたけれど、似たようような感じだろうか。現実に根拠を置いているのに虚構的であるところに不思議な魅力がある。

HDR写真を作るには、やはり専用のソフトを使うほうが便利そうだ。
複数枚の写真を重ねる場合に、ズレの補正なども自動でしてくれるものじゃないと面倒そうだからだ。

ソフトとしてはこのあたりが定番らしい。

HDR写真自体は相当話題なようで、リコーが新しく発売するCX1などは、露出が異なる2枚の静止画を高速で連続撮影して、それぞれの適正露出部分を合成した画像を記録する「ダイナミックレンジダブルショットモード」を搭載しているとのこと。

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コメント

  1. Toshiro より:

    弊ブログご紹介ありがとうございます。
    HDRの彩度バリバリな絵は日本に馴染みにくいところもありますが、ユーザーが増えると楽しくなりそうな分野ですね。

    なお、ご紹介されているソフトPhotomatixの15%割引クーポンコードを発行してもらいました(直談判)ので、国内では最安値で購入できます。もしご興味がおありでしたらご利用ください。
    http://hdri.iwalk.jp/photomatix_coupon.php

  2. yudemen より:

    コメントありがとうございます!
    ブログにあがっているHDR写真、すごく素敵ですね。
    自分でもつくれるようになりたいなーと思ってます。

    クーポンコードもありがとうございます。

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