オールドレンズが届いた。

ペンタックスなら往年のオールドレンズも使えるし、手ぶれ補正(SR)も効くってことで、気にはなっていた。
楽天のポイントがけっこう貯まっていて処分するがてらで探していたら、1万円以下でもけっこうな数のレンズが出品されていたので試しに買ってみたら、即効で今日届いた。中1日だ。ほんと早い。
(そもそもオールドレンズって、どこらへんからがオールドレンズなんだろう? オートフォーカスとかが着いてなければオールドレンズ?)

購入したのは、PENTAX SMC-A 35-105mm F3.5とPENTAX SMC-PENTAX-M 50mm F2 の2本。状態は「並」レベルだけど、全額ポイントで買えてしまった。まぁ多少の汚れとか傷は別に気にしない。
そもそも考えたら、旅行前に広角のレンズかタムロンとかシグマが出してる高倍率ズームかが欲しいなと思って、レンズ選びを始めたのに、広角でも高倍率ズームでもないオールドレンズを2本買ってしまって、当初の目的はまったく達成されていないことに今さら気付いた。

でも、まぁ、いいか。

しかし、最新デジタル一眼に何十年も前のオールドレンズを装着できて、且つSRやらの最新のテクノロジーが使えるというところに何かすごいロマンを感じる。
前に使ってたCanonの場合だと、デジタル化したときに過去のレンズ資産を反故にしてしまったので、オールドレンズを楽しむことはできなかったし、(コンバーターなどがあれば装填はできるだろうけど、メーカーとしては対応はしてない) NikonのFマウントにしてもマウントは変えてないからCanonなんかよりはマシだろうけど、ボディのバリエーションやらの問題もあり、Fマウントだから必ず何でも使えるというわけでもない。オートフォーカス機にMFレンズの場合、測光ができなかったりと、やはり色々と問題があって同じマウントとは言い難いような状況だったりもする。

それに引き換え、Kマウントの場合は、Fマウントのような問題がほとんどない。オールドレンズでもSRや、グリーンボタンでのハイパーマニュアルが利用できてしまう。アダプターをつければM42や67、645の交換レンズだって使えてしまう。やこれはほんと素晴らしいことだと思う。

さて、実際「PENTAX SMC-A 35-105mm F3.5」なんかは重いし、あんまり使わない気がぷんぷんするけれど、でもいいのだ。持ってることも喜びだし。50mmのF2は軽いし薄いしかわいい。こっちはしばらく近所の散歩には使いたいなと思う。
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この写真がボケボケで哀しいけど… 35-105mm F3.5はやっぱずっしりくる。 

オールドレンズはそのまま装填しても、シャッターが切れないようになっている。
まずは、カスタムメニューの37の「絞りリングの使用」を許可に設定しなければならない。
モードはマニュアルに設定して、レンズの絞りリングで絞りを調整する。
しかし、K-7(というかPENTAXのデジ一全般か)のすばらしいのはその設定した絞りで、グリーンボタンを押せば最適なシャッタースピードは自動で選んでくれるということだ。オールドレンズでも絞り優先モードを使ってるような気軽さで使える。いやーこれは便利だなぁ。僕みたいに肌感覚で露出がわからってない人にとってはやはり自動ってのはありがたい。
往年のプロカメラマンや写真家さんのように天候だとか状況だとかから頭んなかで最適な絞りとシャッタースピードが自動ではじき出されるみたいな職人的なものにも個人的には憧れるし、そういう基礎理解が何もかも自動化された世界のなかでも実はすごく活きるんだろうけど、僕はプロでもないし、やはり楽したい。

手ぶれ補正を効かせるには、正しい焦点距離を設定すればいい。
撮影メニューの4の一番下に「焦点距離入力」があるのでここで設定する。レンズの焦点距離にぴったりの距離がなければ、一番近い低めの焦点距離を選ぶ。
ズームレンズの場合は、焦点距離に応じて数値を選択し直したほうが良いみたいけど、さすがにそれは面倒臭い。
ひとまずワイド端の焦点距離を選んでおく。テレ端のほうが手ぶれは大きくなるのでそれに合わせてSRで補正する量も増える。テレ端側の焦点距離を選ぶと、SRが過剰に働いてしまうから、というような理由らしいが、過剰に働いたらどうダメなのかは僕はよくわからない。

どちらのレンズでも家の中を何枚か撮ってみたけど、作例はまともなものが出来たら載せようと思う。
ちょっと使ってみた感じでは、やっぱりどちらも光にはかなり弱いなという印象を受ける。もちろんちゃんとこれらのレンズを使いこなせるほどの能力も知識も僕のはないという前提での話だ。

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