デジタルレンジファインダーR-D1の新バージョン

まさかここに来て出るとは。世界初のレンジファインダー式のデジタルカメラ「R-D1」の新バージョンだ。

「R-D1」が発売されたのは2004年7月。その後、マイナーバージョンアップの「R-D1s」が2006年3月に発売。
「R-D1s」といっても基本的な画像処理部分などは「R-D1」と同じなので、「R-D1」から数えれば5年、「R-D1s」からでも3年の歳月が流れている。(ボクが使っているEOS KISS Digital Nは2005年3月発売なので、なかなかよく頑張っていると思う。) そして今回、新バージョンだ。5年という時間が経過して新バージョンを出すのだから、大幅なバージョンアップというものを俄然期待していしまう。
が、しかし、発表内容を見て、ちょっと肩すかしを食らった感じがある。

「R-D1xG」も新バージョンというよりも、「R-D1s」のマイナーバージョンアップだ。画像処理部分は殆ど変わっていない。画素数も600万画素と変化ない。つまり画像処理部分は5年前のままということだ。技術革新の早いこのご時世でカメラのコアである画像処理だとか基本的な部分を5年間ほとんど変えずに、新バージョンを発売するというのはある意味スゴい。

ただ、メーカーがこの機種をまだ捨ててないんだよ、というような宣言としての新バージョンの発売という意味合いかもしれない。しかし、価格はやはり高い。メーカー価格が299800円。R-D1sの市場価格は20万円前後まで下がっているが、それでも20万台だ。5年前の機構のカメラが30万円というのは、強気すぎないかエプソンさん。今やフルサイズのデジタル一眼が30万円以下で買えるご時世だというのに。

R-D1というカメラ自体は、とても魅力的なカメラだし、惹かれるものがある。オールドカメラが持つ機械としての魅力をきちんと持ちながらも、しっかりデジタルという今に対応したという意味では、ボクなんかズバリどんぴしゃで欲求をそそられてしまうカメラだ。けど、でもこれだと手は出ないなぁ。R-D1sとかを安く買うほうがまだましだ。
Mマウントレンズを使いたいなら、G1にアダプターでも十分だろうし。



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