新卒向けウェブサイトのシーズン

今日の日本経済新聞の第二部は「新卒就職」の特集だ。
これはもちろん広告なのだろうが、掲載されている企業の採用広告を見ているといろいろ参考になることが多い。
たいていの広告は、採用ページへのURLを記載しているが、このURLのパターンだ。

xxxx.co.jp/saiyou/

というように、ディレクトリ名を「saiyou」としている会社が多いようだ。他には「job」「jinji」「recruit」などがある。自社サイトへ誘引するなら、「saiyou」の方がいいような気がする。「recruit」ってのは綴り間違いしそうだし。一番多いのは、おそらく会社名で検索して、検索結果からコーポレートサイトに行って、そこで「採用情報」のリンクを探すってパターンだろう。この場合には、会社名で検索して上位にヒットしてくることはもちろん、採用セクションへの導線はきちんと確保しておきたい。

URLで変わったものだと、みずほフィナンシャルグループが、「www.mizuho-jinji.net」というドメインでグループ会社をまとめた採用サイトを立ち上げてる。

NECソフトのURLは、
necsoft.saiyo.jp/2005/
だったので、saiyo.jpドメインで、NECグループがまとまってるのかなと思いきや、この「saioy.jp」は新卒採用ソリューションなどを提供している会社のものだった。つまり、その会社にアウトソーシングしているということだろう。

じゃぁ、NECはどうかな、と見てみると、新卒採用会員制サイトReal City 2005をたちあげている。どういう内容のサイトかは表向きではわからないけれど、確か以前新卒採用サイトランキングか何かで学生から高い評価を受けていた記憶がある。

SONYなんかは大学生向けに「StudentsGate.com」なんてものをたちあげてる。ソニーグループ全体として、新卒大学生との接点を確保しているわけだ。

三井住友銀行は「Web Banking College」。金融を学ぶインターネット大学というものをメタファーにしている。内容は受けていないのでわからないけれども、学生からの評判も良いようだ。NECと同じく、こちらも新卒採用サイトのランキングでは高いランクだったと思う。

大手企業では、新卒採用用に独立したサイトを構築して、学生とのコミュニケーションをはかっていくというのがトレンドのようだ。結果的に「不採用」になる人たちというのも企業にとっては重要なステークホルダーだろう。たとえ不採用でも良い会社だという印象を抱いてもらえるのと、「あの会社は最低だ」と思われるのでは大きな違いがある。

2005年春卒業予定の大学三年生を対象とした就職希望調査では、1位がJTB、2位サントリー、3位トヨタ。意識調査だと、男子はキャリアップ志向、女子は社会貢献のできる仕事に就くことを望んでいるという結果。

男女別でいくと、男子は1位トヨタ自動車、2位ソニー、3位富士通。女子は1位JTB、2位全日空、3位JALとなる。随分違うね。

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