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フリー〜〈無料〉からお金を生みだす新戦略

ネット関連の仕事に従事しているなら絶対読んどくべきだと思う。
最近、読んだ本についてエントリーするのがすごく億劫で避けてたけど、これだけは書いておこうと思う。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 (単行本)
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「無料モデル」と聞くと、僕らはすぐに「広告」を思い浮かべる。Google、ヤフー、mixiなどなど、私たちが思いつくネットサービスの大手の大部分の収益は広告に支えられてるからだ。ウェブのサービスを企画してるときに、「無料」が前提になると、たいていの人は収益化の方法として「広告」を最初に考え、そして広告での収益化の現実を知るほどに、いかに広告モデルが厳しいかということを知る。もう少し踏み込んでもせいぜい無料版を餌にして、有料版の顧客を捕まえるというような手法や、最近ならGreeやモバゲーなどで注目されはじめたデジタルアイテム課金などによるモデルぐらいまでしか思いつかないというのが正直なところだ。

しかし、実際、無料モデルというものにも色々な形態があり、応用がある。本書の巻末には「直接的内部相互補助」「三者間市場あるいは市場の“二面性” ある顧客グループが別の顧客グループの費用を補う」、そして「フリーミアム(一部の有料顧客が他の顧客の無料分を負担する)という大きく3つの「フリー」のおけるビジネスモデルが整理され、そこに50ものモデルが提示されている。

これを読むだけでも、さまざまなビジネスモデルのアイディアが沸いてきて、僕なんかは勇気づけられる。僕らの会社にも多くのサービスや製品群があるけれど、「フリー」のモデルから考えて見たことは実はあまりなかった。無料=広告/広告は無理、みたいな単純、画一的な思考で片付けてしまって、色々な可能性を探るということをしていないのではないかと思った。
早速、本書を読んでから、自社サービスや製品を50のモデルに当てはめて考えてみたら、今まで想像もしてなかったようなモデルがいくつか出てきて、これだけでも本書を読んで良かったと思えたところだ。(しかし、ほんと「本」ぐらい知識やノウハウを体系的に得るのに安い媒体はないと思う。こんな知見とか知識を2000円にも満たない価格で手に入れられるのだから。本を読まない、読めない人はものすごい損をしていると思う。)

直接内部相互補助」とは、「消費者の気を引いて、ほかのものも買ってみようと思わせるもの」を無料として提供して、その「ほかのもの」を有料にするモデルだ。一時期、携帯電話が1円で販売されていた頃があったけど、あれもこのモデルに近いだろう。製品を無料でばらまき、その製品の利用料金で収益化する。

「三者間市場」は、僕らがもっともよく知るモデルだ。「二者が無料で交換することで市場を形成し、第三者があとからそこい参加するためにその費用を負担する」。難しく書かれてるけど、テレビ局(民放)と視聴者と広告スポンサーの関係だ。
ウェブメディアの多くもこのモデルを採用してる。一見そうではなさそうだけど、このモデルなのはクレジットカードなど。銀行が無料で消費者にカードを発行して、そのカードが使われたら手数料が入るというモデルだ。

事例としてもピックアップされていて面白かったのが、プラスティス・フュージョンという電子カルテと医療業務管理ツールのシステムを提供する会社。この手のソフトウェアは通常5万ドルはするらしいが、同社はこれを無料で提供している。
このモデルの一部はフリーミアムモデルで、広告が付かないバージョンのソフトは月額100ドルかかるというようなものなのだが、実際の収益の大半は、もう1つの「三者間市場」モデルのほうにある。

無料ソフトを配ることで、ユーザー(医師)を集めると、そこには必然的に患者のデータが集まることになる。
「特定の病気を研究する医療機関は、多数の患者の長期にわたる医療記録を必要としているので、研究対象ごとに、匿名にしたデータは50〜500ドルで売れる。1人の医師が250人の患者を扱うとすれば、最初にユーザーとなった2000人の医師から50万件の記録が集められる。さまざまな機関が種々の研究をしているので、1人の患者のデータは複数の機関に売ることができる。1人のデータが平均500ドルで売れれば、2000人の医師にソフトを5万ドルで売るよりもはるかに大きな収益を得られるのだ」と記されている。この試算にどれほどの正当性があるかはおいておいても、こういう発想は非常に面白い。
「Web2.0の条件」に「データは次世代のインテルインサイド」なんて言葉があったけど、まさにその言葉を裏付けるかのようなビジネスモデルだと思う。

アクセス解析ツールを無料で提供して、そこで得たデータを有料機能の目玉にするみたいなサービスモデルも考えられるだろう。すでにGoogleAnalyticsは、同分野サイトのベンチマーク数値などと比較できるような機能は提供しているけれど、考えて方によっては、ああいうものも「三者間市場モデル」としての材料にはなる。(Googleは製品の有料化やデータの有料化等は考えていないだろうから、「フリーミアム」でも「三者間市場モデル」でもないだろうけど)

少し違うが、会計事務所のTKCなんかも近い発想があるように思える。提携している全国の会計事務所から吸い上げられた財務データをベースとして、TKCのレポートは作成されている。そのレポートには、各種会社経営に必要な指標群がわかりやすく整理されているだけではなく、同業種で同規模(社員数や売上等)の会社で優良企業の平均数値や黒字企業の平均数値といったベンチマークとなるデータが同時に見られるようになっている。このデータこそ、全国のネットワークの蓄積があってこそのものだ。個別の会計事務所の能力やサービスではできないことをネットワークとデータの蓄積によって可能にし、それを付加価値として提供しているというわけだ。(でも、このモデルは「三者間市場モデル」じゃないな)

フリーミアム」は、基本機能やサービスを無料で提供し、利用者を集め、その中から本機能や追加機能サービス、特別対応みたいなもので有料版の利用者を獲得するという戦略だ。デジタル製品においては、「典型的なオンラインサイトには5%ルールがある。つまり、5%の有料ユーザーが残りの無料ユーザーを支えているのだ。」と言及されている。実製品の世界で、無料サンプルを配って、その5%しか本製品の購入につながらないとしたら、そのビジネスモデルは多分崩壊している場合のほうが多いだろうけれど、デジタル製品やサービスにおいては、無料サービスを提供するコストが非常に小さいので、5%の有料版利用者でサービスや製品を支えることができるのだ。

僕らの生活の周りには、様々な「フリー」のモデルが浸透していて、それがきちとした経済を成立させていることがよくわかる。そして、それはデジタル時代においてより加速し、深く浸透していっているのだろうし、これらのモデルを無視してビジネスを考えていくこと難しいだろうと思う。むしろデジタルであることの最も大きい恩恵を授かることができる領域なわけなので、積極的に活用していくべきだろう。

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Excelで移動平均を作って傾向をつかむ方法

へぇ。
知ってる人は当たり前のように使ってるのだろうけど、僕はつい最近まで知らなかった。Excelで簡単に「移動平均」をつくる方法。

最も単純な移動平均は12ヶ月移動平均みたいなものだ。
僕らのような業態だと、特に3月、9月、12月などの期末や年度末などに売上が集中したりして、それ以外の月との差がすごく激しくなることが多い。
こういう状態の売上推移を時系列でグラフ化しても、こんな感じになるだけで、これを見てるだけでは売上が伸びてるのやら落ちてるのやらがよくわからない。
変化の激しいグラフ
なので、「12ヶ月移動平均」を出す。
「12ヶ月移動平均」は、毎月直近の12ヶ月間を対象として売上を計算しなおすようなものだ。毎月決算するような感じと考えたら良いだろうか。

そうすると、特定月での売上増、減ではなく、トレンドとしてどうかということが把握しやすくなるわけだ。
移動平均
この赤線が「移動平均」。こうすると、若干ダウントレンドだということがわかる。

Excelでは、この「移動平均」をものすごく簡単につくれる。ボクは知らなかったので、わざわざ手動で計算させてた。もっと早く知ってれば…

「移動平均」は、アクセス解析なんかでも傾向を見るときに使うと思うので、別のグラフでExcelでの「移動平均」の作り方を説明する。
グラフ
このグラフも上下が大きく揺れて、傾向が見えにくい。なんとなくダウントレンドってのがわかるぐらいかな。

グラフを右クリック
グラフを右クリックして、メニューを表示し、「近似曲線の追加」を選ぶ。

近似曲線から種類を選ぶ
色々種類があるけど、「移動平均」ならば、とりあえず「移動平均」を選び、区間を「7」にする。(グラフの横軸が月とかで、12ヶ月平均を出したいなら12となる。この場合は、1ヶ月のアクセス数の推移なので、1週間を1区切りで平均を出す)

1週間の移動平均
すると、移動平均グラフが追加される。「区間」が7となってるので、最初の7区間分のデータがない状態になってる。

これだけだ。これだけで日々の上下の変動を大きいトレンドとして見ることができるようになる。なんて楽チンなんだ。Excelはすごい。

ちなみに「近似曲線」には、「移動平均」以外にも色々ある。データからの予測を行う計算モデルで、詳しいことは正直まったくわからない。「オプション」で「R-2乗値を表示する」というのにチェックしておくと、作成したグラフに「R-2乗値」が表示される。

この「R-2乗値」が1に近ければ近いほど、その予測は正しいらしいので、色々なモデルを試してみて、もっとも1に近いモデルを試してみるというのもいいかもしれない。(と、かなり無責任だけど)

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まじアポ」を確実に!90秒テレアポ営業術—ゆるアポ、かすアポ、すっぽかしは、もうゴメン!

「まじアポ」を確実に!90秒テレアポ営業術—ゆるアポ、かすアポ、すっぽかしは、もうゴメン! (単行本)
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受ける側としてはテレアポってすごくうざい。あたかも僕のプライベートに関する内容を装って取り次がせたり、それが酷くなると会社名を名乗らず、友達かのように名前だけで取り次がせたり。そういう悪質なものは、電話に出た瞬間に嫌悪感を持ってしまう。いつも思うのだが、こういう半ば詐欺みたいな方法で強引に担当者や決裁権者まで電話を取り次いでもらったとして、その後の会話でうまくアポや契約にまで持ち込めるなんてことがあるんだろうか。というような疑問を持っていたけど、本書によるとやはりこの手のテレアポ手法はもう時代遅れだし、効率も効果も悪く意味がないらしい。そりゃそうだろう。

まず、本書の前半では、テレアポのマイナスイメージを払拭させる。普段テレアポをされるほうで嫌な印象しか残ってないので、自分がそれをやらなければならないとなったら、どうしても人の嫌がることをやらなければいけないという気持ちになってしまう。人の嫌がることをやるのが気持ちいい人なんてそんなにはいないだろう。やってる方だって嫌な気持ちになる。悪循環だ。

本書では、今のテレアポはそういう過去のテレアポのイメージとは違うんだ、ということが説明される。ほんとかどうかはわからないけど、その説明は確かにごもっともだし、本書のやり方を実践すれば、テレアポのイメージにあるような「もう結構!」「二度とかけてくるな!」と怒鳴られて電話を切られたり、怒られたりみたいなことはないのかもしれない。

具体的なテクニックもなるほどと思うものばかりだ。僕がこの手の手法にまったく疎いということもあって、実はテレアポ業界ではこんなことはもう当たり前のことだったりするのかもしれないけれど、僕にとってはすごく多くの発見があった。

どんな企業に電話するのか?
誰につないでももらうのか?
どうやって受付の壁をクリアするのか?
そのためにどんなスクリプトを用意すべきなのか?
どうやって来訪アポをとるのか?

これらのほとんどに具体的な数値や回答が用意されている。
まぁ、実際やったら相当大変なのだろうけど、チャレンジしてみようかなという気にさせられるところがスゴい。
実際にうまくいったスクリプトや、へぼスクリプトなどの事例が掲載されているが、この本を読まずにテレアポをしようとするとまず間違いなくへぼスクリプトパターンに嵌っていたろうと思う。

また単純な新規見込み掘り起こしのためのテレアポ手法だけでなく、資料請求者などの見込み客に対しての電話フォローでも、見込み客の温度を見分ける方法なども紹介されていてとても参考になった。
資料請求したから見込み客というわけでもなく、冷やかし客や競合調査も多いので、訪問の前にまず振るい分けをするというわけだ。これんかも拍子抜けするぐらい簡単な方法なのだけれど、著者はそうなんだと断言していて、それが妙な説得力がある。

本書ではじめて「オートコールシステム」の存在も知った。
「オートコールシステム」とは、コンピューターがリストに対して自動的に電話をして、人間の声でお客さんに聞き、プッシュボタンで回答してもらい、興味ある人だけをピックアップしていくためのシステムらしい。
なんかこういう分野で自動処理みたいなものを使うってことには抵抗あるし、自分のところにオートコールシステムからの電話がかかってきたら少し嫌な気持ちになりそうな気はするが。
「オートコールシステム」は主に個人向けの商材のテレアポのために使うと効率的らしい。
「オートコールシステム」でお客さんに訊くのは、「●●●●に興味はございますか?」というそれだけ。興味があればプッシュボタンの●番を、というような感じの電話をひたすらリストに対してかけていくそうな。そこで興味ありと回答した人に実際の人がフォローの電話をして、訪問アポをとり、クロージングにつなげていく、というような組み立てとなるようだ。

通販会社が休眠リストに対してかけたオートコールの実績では、
5000件にオートコールして、64件が興味ありの反応。うち訪問アポが54件とれて、最終的な定期購入申し込みが27件。
なんていうすごい数値が紹介されていた。もともとのその会社の顧客だった人のリストへのアタックとはゆえ、この数値が本当ならかなりすごい。
リフォーム会社で電話帳のリストを使っての実績では、1500件のオートコールで30件の見込み発掘。訪問アポが20件とれて、見積もりに進んだのが6件、最終的に受注に繫がったのが2件。というような事例も紹介されている。
オートコールシステムがどの程度の価格なのか、フォローアポや訪問などでどれぐらいの人が動いてて、最終的な受注額がどうなのかみたいな数値がないと、この数値が良いかわるかをきちんと判断することは難しのだろうけども、感覚的には悪くはないと思う。

いずれにせよ、これは相当うまくいった数値であろうことを肝に銘じておく必要はあるのだろうけど、こういう数値を覚えておくことは、自分の仕事にも無意味ではない。僕らの場合なら、リスティング広告やキャンペーンからの2ステップ型のセールスモデルとの比較でも使えるし。

今まで興味がないということもあって、今までテレアポに関しての本はほとんど読んだことがなかった。
テレアポについてではないけど、近いものとしては神田さんが紹介してた「売り込まなくても売れる! — 説得いらずの高確率セールス (単行本(ソフトカバー))」ぐらいだろうか。これも面白いには面白かったけど、これを日本で出来るんかいなとちょっと腰がひけてしまうような内容で、結局、ここで語られてた手法の何かが役に立ったかというと、うまくいかすことはできなかった。

でも、本書で説くテレアポ法は、あぁ、これなら出来そうだなと思わせられるところが多くあって、それだけでも読んだ価値は充分あったなと思う。何人かのメンバーにも読んでもらおうっと。

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プレゼンである会社が嫌いになった話

先日、ある会社のプレゼンがあった。
名前を言えば誰もが知ってる大手企業だ。

このプレゼンのために、当社の社員はお盆休みも返上して準備にあたった。
プレゼンの内容はそのブランド戦略から、新しいイメージ展開、マーケティング施策、そしてWEBサイトの位置づけやら、他メディアとの連動プランまで、かなり多岐に渡ったものだ。
お声掛けしてもらった総合代理店さんと、提案書を作っていったのだが、最後の1週間は夕方ぐらいに関与者全員で集まって提案書内容の確認をし、その場で上がった意見などをその夜(とうか朝)3時、4時までかかってあーでもない、こーでもないと調整していき、ということを繰り返した。そんなこともあって、最終的に完成した提案書はなかなか良くできているものに仕上がった。

本プレは昼1時30からだった。その会社の重役へのプレゼンであり、持ち時間も30分厳守、プレゼンに参加できる人数は何名、開始時間絶対厳守など、かなり厳しめの条件がついていた。もっと気軽なプレも少なくはないけれど、今回のはある意味「本格的」なプレの体裁をとっていたというわけだ。

1時30分きっかりにプレ開始となった。相手は6名。年齢層は少し高めだ。
最初に、代理店の営業さんが簡単な挨拶を行い、プレゼンテーターがプレゼンを始めた直後だろうか、全員の視線が正面のプロジェクターに向かう中、ふと気になって向かい側を見てみると、私の前に座っている50代、60代ぐらいの男性がすでに頭をガクリと垂れているではないか。そう、完全に寝てるのだ。
しばらくすると、その男性は大きな鼾をかき始めた。プレゼンテーターの声に完全に被ってくるぐらいに大きな鼾だ。会議室全体にプレゼンテーターの声と、その鼾が響き渡る、少し異様なムード。

昼直後、ご飯を食べてお腹が満たされて眠くなるのはわかる。
プレゼンにも興味はないのだろう。あまりウェブのことは詳しくないのかもしれない。

だが、しかしだ。最初から寝るというのはさすがに失礼だろう。そもそも最初から聞く気がない。聞く気がなければ出席しなければいい。

6人いるから1人ぐらい、とうような発想なのかもしれないけど、じゃぁプレに出てくるなよと言いたい。高給取りなんだから。あなたが寝てる時間のフィーは、現場の誰かが汗水たらして稼いでるんだぞと言ってやりたいぐらいだ。

プレゼンテーターの方も、後からの話で、最初から寝てることに、プレゼンする気が一気に失せたと語っていたが、そりゃそうだろうと思う。この数週間、このプレのために、過酷な労働を強いられてきたのだから。

そうこうしてるうちに、別の1人もうとうとし始めた。さすがに鼾はかかないけれど、コクリコクリ、首が揺れてる。意識も朦朧だ。この人もおそらくプレの内容の大部分は覚えてないだろう。

もうこうなると、さすがに呆れてしまった。

まぁ、二人目はプレゼンの内容が刺さらなかったから眠くなったということもあるのかもしれないけど。でも、たかだか30分なのだ。そしてたかだか30分のプレゼンだけど、その会社もけっこうな予算を決定する会社に託すことになるのだ。30分ぐらい我慢ができないのだろうかと思う。その30分のためにこちらが昼夜考えてきたその時間のことを少しでも慮ることができないのだろうか。
(体裁上プレとしてるだけで、実は委託先はもう決まってて、だからどうでも良かったとうい説も考えられるけど)
こんな人たちを選定者としてるプレゼンって何なのだとも思う。

また、私が憤るのは、それよりもそういう人たちに注意を一切しない他の4人だ
両隣の人物でもいい、ほんの少し注意を促せばさすがに起きるだろう。ちょっと小突くぐらいできないのか。鼾でプレゼンが聞きづらくなってるぐらいなのに。
余程、貴方たちの態度から見直さないと、ブランディングなんて絵に描いた餅ですよ、と言い放ってやりたかったが、代理店の手前上、さすがにそんな口上も切れない。
(そういうば、ワンダーマンの本だったか、オグルヴィーの本だったかで、同じような話で、プレゼンを聞く側の態度があまりにも悪いのでそこを指摘したら、実はそれがプレゼンの「テスト」みたいなものだったらしく、きちんとそういうところを指摘できる会社だということで受注が決まったみたいな話があったように記憶している。この会社も実はそれだったら恐いけど)

私が逆の立場で、社員が寝てたりしたら、どうするだろうか。

一度、プレゼンではないが、ある企業が商品の説明に会社に来てくれたことがあった。
興味ある人ということで声をかけて、何人かのディレクターやらプロデューサーやらが、その商品説明会に参加したのだが、その際に寝てはいないが、商品説明をしている人から見て、明らかにこの人は興味ないなという態度を如実に出しているスタッフがいた。

頑張って説明している営業マンを前に、完全に顔を下げ、その資料やプロジェクターを一切見ず、メモもとらず、指遊びのようなことをしているだけ。退屈さ、興味なさをわざわざ全身でアピールしている。(本人は気付いてないのかもしれないが)

それを見て、私は耐え切れなくなり、さりげなくその人物の肩を叩いて注意を促した。
興味ないなら帰れと。そしてその後、その営業マンが帰った後に、二度とあんな態度をとるなと叱った。自分が営業マンだったら、そんな態度をとられて気分がいいだろうか?

興味ないなら出席しないほうがよっぽどマシだ。営業マンからしてみたら、その人物の態度は、そのままうちのの姿勢や印象に映るかもしれない。決して良い印象を持たないだろう。社員の一人がどうだから、会社全体もどうだみたいな短絡的な発想はさすがにないかもしれないけれど、こういうものの積み重ねは、私は意外と大事だと思っている。

その商品が仮にうちにとってあまり意味がなかったとしてもだ、同じ業界である以上、その営業マンはどこかでうちにとっても重要な人物になる可能性だってあるだろうし、その商品からうちにとって仕事になりえるような取り組みも生まれるかもしれない。取引先を紹介してくれるかもしれない。

何か見返りがあるから、ちゃんとする、話を聞くという発想は変だけれども、社会人なんだから自分のしたいように振舞うだけでなく、自分の振る舞いが相手に与える影響や印象ぐらいは考慮するってのは当たり前のことだろう。それができない会社や社員はみっともないと思う。

今回のプレゼンでは、プレに参加したこちらのメンバーのほとんどは、その会社にかなり悪印象を抱いてしまった。
私は少なくとも、その会社の名前が友人の口にあがったら、その話をするだろう。
そんな数人レベルのクチコミで、その会社の評判が下がるとか、何か業績に影響を与えるなんてことはなだろうけど、でも、本当にブランドを作っていくには、おそらくそういう細かい接点からどうしていくかということも大事なのではないかと思う。

どれだけテレビCMやらのマス広告でそれらしい誠実なイメージを敷衍させたところで、実際の生活者が接するところでのボロが出てたら、生活者はその企業がハリボテ企業だということをあっさり見抜いてしまう。
コンタクトポイントの最適化だとか360度マーケティングだとか色々言われてるけど、多分、一番重要なのは一人一人の社員の意識の持ち方と振る舞い、言動だろうと思う。そこを無視して何がブランディングだ、何がイメージ戦略だと言いたい。

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NLP(Neuro Linguistic Programming)をほんのちょっと教えてもらった

今日の勉強会のメモ。
今日はNLPのさわり。NLPとは、Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略。
内容的には、「すごいやり方」とか、行動心理学、マネージメントコーチ等の本で読んだもので読んだことがある話が大半だったけど、多分元ネタはNLPなんだろう。NLPは70年代に、スゴ腕のカウンセラーのコミュニケーション手法やカウンセリング手法を下敷きに体系化されたものらしい。

勉強会が2時間という限られた時間で、NLPの断片的な内容のレクチャーだったので、大半は知っていることだったけれど、知ってることと出来てるかどうかは別もので、今日改めて再認識できたのはすごく良い機会だった。知っててもこういうものは意識しないとなかなか出来ないからだ。

会社も人もそうだが、調子が悪いときというのはつい後ろ向きな言葉や思考が優先しがちなので、明日からはもっと未来を作る言葉を意識して使っていくことにしようと思う。
(未来を作る言葉という意味では、うちの会社の社長はスゴいなぁと思う。意識してるのかしてないのか、彼の発言やメールの大部分は、過去をとりあげ分析したり、やり玉にあげたりというものではなく、未来を作るために何をしようかというものが大半だからだ。)

断片的だが備忘録メモ。

●逆接ではなく、順接。(but ×/and ○)
逆接を使ってしまうと、どれほど前の部分で良いことを言っても、褒めていても、逆接が強すぎて、後半の悪い印象しか残らなくなる。コーチングにしても何にしても、順接を使うように気をつける。「〜そして」「さらに〜」など。
これはほんと気をつけないとなぁ。ボクはどちらかというと「逆接」を多用するタイプだ。褒めといて褒めといて「でもなぁ」「そやけどなぁ」と本陣の貶し、誹りに入ってしまう。これじゃ全然意味がない。

●「過去」ではなく「未来」を志向する言葉
→会議などでも「なぜ」という過去の原因を追求する言葉よりも、「どのようにして」という未来を作る言葉を使う。
3ヶ月後、1年後にどうなっていたいか?という未来を想い描くところからはじめ、そのための第一歩として何から手をつけたらいいかを考える。(あれこれ沢山の選択肢ではなく、まず最初の第一歩として1つ何をすべきかと絞り込む)

●信条体系とは
自分の信条体系はだいたい3〜13歳に形成される。
信条体系とは言えば、「〜は〜であるべきだ」というような価値観。この信条体系が人の行動パターンをつくる。
自分の信条体系を知るには、「喜び/怖れ/悲しみ/怒り」などの感情に対して、それぞれ10個づつぐらい、自分がどういうときにそういう感情を抱くかを上げていくと、自分がどういう「〜べきだ」を持っているかがある程度わかる。
信条体系は13歳までにつくられはするが、その後、自身がどんな信条体系を持っているかを客観的に知ることで変化させていくこともできる。
信条体系を変える一つの方法としては、「〜であるべきだ」という考えを、「〜にこしたことはない」と少し緩めてやること、許してやること。
例えば、「社会人たるもの遅刻は絶対すべきではない」という価値信条がある場合には、「社会人たるもの遅刻はしないにこしたことはない」という考えに緩める。そうすることで、自分もより楽になるし、それが他人への影響力として出る。

●1つ上のレベル、視点から考える
オバマの名演説。「黒人も白人も、イラク出兵賛成派も反対派も、アメリカという国を想う気持ちは皆一緒だ….」
みたいな。対立する意見や見解がある場合に、それのどちらかを支持したりする前に、その一歩上の視点、視座からフレームしなおしてみること。
営業手法がまったく異なる2人がいがみ合った場合→会社を良くしたい、売上を大きくしたいという考えでは同じ、という視座の導入。

●リフレーミング/プロセスリフレーミング
例)テストの点数が17点だった子が親にそれを見せたとき、親がどう声をかけるか?
→「きちんと点数を隠さず見せてくれてありがとう。さらに、これでテストの点数も良かったら良かったね。今度は良い点とれるように頑張ろう」
テストの点数の部分ではなく、それを隠さず報告したところを褒める(リフレーミング)。
そして、「さらに」と順接で、点数が良かったら良かったのにね、と「未来」への期待を表明。

例)
遅刻することを電話してきて報告してきた人に「待たされている側より、待たせている貴方のほうが焦って神経も使い大変だと思いますので、どうぜお御気をつけてお越し下さい」と声をかける先生がいたらしい。そんな風に声をかけられれば、遅刻側も気が楽になり、またその人により好意を持つだろうし、それが何か繫がるかもしれない。ただ、遅刻に対して怒ったり、原因を追求してもあまり意味がない。

●クレーム対応には一歩上の対応を
メールでのクレームには、必ず電話。
電話でのクレームなら訪問。行動レベルで相手とは違うことをやる。
相手からはとにかくすべての怒りやクレームの内容を聞き出す。このときは「ペーシング」といって、相手の声やトーン、スピードなどになるべく合わせて対応すること。相手が「どうなってんだ!!!」と早口で怒りをぶつけたら、「申し訳ないです!!!」も同じようなトーン、スピードで対応。そして、すべての怒りを吐き出してもらったら、「期待されていたからこそ、このようなお怒りを頂いているのだと思います。どうにかしてご期待にお応えしたいと思いますのでどのようにすれば良いか、何が足りないかを教えて頂けると〜〜」
というように、相手にどうすれば良いかを言ってもらえるように持っていけるとGOOD。

●VAKを意識して説明する
V:Visual(目)/A:Auditory(耳)/K:Kinesthetic(体感)
目はイメージ、耳は音だけではなく理論なども入る。商品の説明などにもVAKの要素を盛り込み、出来る限り具体的にしていくことと良い。VAKのそれぞれのどこに優位があるかは人によって違う。イメージ重視の人もいれば、理論重視の人もいる。人それぞれの優位に対して、うまくその要素を盛り込んだ説明をしてあげると話が早い。

●目の見る方向
右は未来、左は過去
アリバイを聞いたときに、右上方向に顔や目がいって答えたときは怪しい。右方向は未来を思い描いていることが多いので、アリバイをねつ造している可能性があるから。

●前提挿入
行動心理学とかでよく使われる手法の1つ。あからさまにやると逆に不信感に繫がる。
(買うことを前提として)黒色がいいですか、白色がいいですか? みたいな。子供に歯磨きをさせたいとき→「歯磨きはお風呂入る前がいい? それとも入った後がいい?」みたいに訊く。
ただ、これは子供には効くかもしれないが、今時はバレバレだし不信感につながるかもしれない。
「前提挿入」は単に「はい/いいえ」質問を、どちらを選んでもこちら側に有利になるような択一質問に代えることではない。例えば、この勉強会の開始時に先生が、「これから2時間の勉強会で勉強してもらうのに、皆さんね、楽な姿勢とってください」というようなことを言ったが、これは「勉強する」ということが前提挿入になっている。無意識に「勉強する」ということを植え付けている。こういうのも前提挿入。

●「失敗はない」という前提
今、一番幸せだと感じる時を思い浮かべる
その幸せは何があったからかを考える。それをどんどん遡っていく….
すると、今の幸せは、過去の色々な苦い経験や失敗から得られていることがわかる。
(講義のときは説明されてなかったけど、「今、一番幸せだと感じる時を思い浮かべて」という言葉も一種の前提挿入だ。それは「今」幸せなことや、時があるという前提からスタートしている)

●業務改善のための言葉
業務改善や見直しをしていくためには、次の言葉を投げかけてみる。
「あなたは何で給料を貰っていますか?」・・・(a)
「あなたは何で給料を貰うべきだと思いますか?」・・・(b)
(a)は現状の業務を知る質問、(b)はあるべき業務を知る質問。この2つの質問の答えが一致していれば素晴らしいが、大きなギャップがある場合はそれを埋めるにはどうしたらいいか、何をすればいいのかを考える。

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