怠け者でも出来る簡単家計簿

LuJSiwET

6月から色々生活が変わったので、それを機に今まで幾度も挫折してきた家計簿をつけてみることにした。
始めて五ヶ月を過ぎた。自分でも驚くほどうまく回ってて、それがかなり習慣として定着してきている。安定期みたいところに突入した感じがあるので、ブログにまとめてみようと思う。

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MoneyForward とReceRecoを使う

家計簿といっても昔ながらに帳面につけたりしてるわけではなく、ネットとスマホの力をフルに借りている。
利用しているサービスはMoneyForward (無料家計簿 – 家計簿アプリ・資産管理も充実|マネーフォワード ) というお金管理の専用サービスと、ReceRecoというレシートを画像で読み取って日々の入出金を管理できるアプリだ。

どちらも今や競合が多数ひしめき合う非常に熱い市場で、僕がこの二つを選んだのはたまたまだったのだけど、幸いなことに使い始めてから、この二つのサービスが連携できるようになってくれた。なので、今、数多くのサービスからこの二つを選ぶ理由があるとすれば、この二つのサービスの連携が便利で自分の家計簿管理に欠かせないからということになるだろうか。

MoneyForwardは、銀行口座やら証券口座、ポイント口座、クレジットカード類といったものを集約させて一元的に管理するためのサービスだ。僕は他のいくつかも試しに使ってみたことがあるのだけれど、MoneyForwardはかなりよく出来てると思う。ここに自身が管理しているあらゆる口座を集約させておく。それだけでかなりの部分はほぼ自動的に家計簿がつくられる。仕分けの分類もMoneyForwardが自動でしてくれるし、分類できなかったものも、一度、手動で分類して覚えさせると、次回からは同じ内容のものはその分類で仕分けてくれる。

ReceRecoが良いのは、MoneyForwardと連携してくれるところだ。MoneyForward内にも、いちおう現金支出について直接入力する機能はついているのだけれど、それは流石に面倒くさい。ReceRecoなら、現金で購入したものはレシートさえ残しておけば、後からレシート読み込みでの入力が可能になる。そのデータはMoneyForwardと連携して、MoneyForwardでの支出金としてちゃんと処理してくれる。

この2つのサービスをうまく使えば、かなり怠け者の人でもかなり手軽に家計簿をつくれてしまうのだ。


支払いはクレジットカードで

家計簿付ける云々の前に、日々の生活での定期的な支払いモノはできる限りカード引き落としにしておくことをオススメする。
電気、ガス、水道、携帯電話、ネット回線、CS/BSなどの視聴料、保険類、などなど、今や大抵のものはクレジットカードでの自動引き落としに対応している。

この引き落としカードがMoneyForwardに対応しているカードのならば、これだけで家計簿のかなりの部分を自動化できてしまう。しかも、ポイントが貯まるカードならば、毎月の引き落としものに設定してるだけで一定のポイントを獲得できてしまう。僕の場合はベタに楽天ポイントのカードを引き落としカードに設定しているが、これだけで毎月そこそこのポイントが貯まっていく。

もうひとつ、日々のお買い物でもカード払い対応しているところはなるべくカードを使う。これも家計簿を自動化していくためのコツの一つだ。MoneyForwardには、クレジットカードの明細を自動で分類してくれる便利な機能があるし、クレジットカードで支払っておけば、入出金管理はほぼ自動化される。家計簿をつけていく面倒くささから解放されるわけだ。もちろんポイントが貯まるというメリットもある。

ただし、僕はリボ払いなどの分割は使わない。リボの利率は高すぎだし、また、分割が増えて行くと利用額の総額が見えにくくなってしまうからだ。カード破産なんて言葉は最近あまり聞かなくなったけど、そんな言葉がわざわざ取りざたされる必要もないほど、定着してしまったということでもあるのだろう。色んなものをカードで支払っていくと、いくら自分が持ってて、どれぐらい使っててということがわかりにくくなってしまうので、そこは注意しておきたい。


MoneyForward の設定

あとあと楽をしたいならとにかく最初に手間を惜しまないことが大事だ。
MoneyForward はおそらく貴方が利用している金融機関やポイントサービス、クレジットカード会社、携帯会社などのかなりのサービスに対応しているはずだ。最初にこれら対応しているサービスをMoneyForwardアカウントに紐付ける作業を行う必要がある。

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銀行などはダイレクトバンクの口座を持ってる必要があるし、各種クレジットカードも、オンラインで明細が確認できるサービスを利用してないといけない。日々利用してるカードやポイントなどで、どこまでMoneyForwardのアカウントに紐づけられるか。これが家計簿を自動化していくためのポイントとなる。最初は面倒でも、これはとにかく出来るかぎり対応してるものはすべてMoneyForwardに集約させてしまったほうが後々は楽だろう。

集約させておくと、銀行、証券会社、ポイントなどを串刺しで見た「資産管理」が可能になる。
僕は色々理由もあって、複数の銀行口座に分散して管理しているし、いくつかの証券会社で株を持ってたりもする。ポイントサービスだけ見てもTポイント、Ponta、楽天、JAL、ANAのマイレージなどなどと、かなり多岐に渡ってる。
MoneyForwardで集約して管理するまでは、実際、自分の資産がどういう状況なのかというのはかなり漠然としてかわかっていはいなかったのだけれど(といっても「資産」と呼べるレベルの額でもないのだが)、MoneyForwardによって、この辺りの見通しはかなりよくなった。現状がきちんと可視化されると、気分的にもスッキリするし、安心できるものだ。

もう1つ、MonyForwardには、入出金をメールでアラートしてくれる便利な機能がある。いくら以上の支出ならメールするというような細かい設定も可能だ。銀行ではこの手の入出金アラーとには対応していないところも多いと思うので、この機能だけでも実はひじょーに便利だったりする。


セキュリティの不安は?

大切な銀行口座や証券口座、あるいはクレジットカードのログインアカウントなどをMoneyForwardに集約させるというのは、すごく危険なことでもあるだろう。そもそもMoneyForwardを運営している会社が大丈夫なのか、という問題。そして、そのサービス自体のセキュリティの問題。前者については、まぁ疑いだせばどこのサービスも使えなくはなるのだけれど、後者の問題はどうか。MoneyForwardが仮にクラッキングされたりして、データが盗まれたりしたらどうなるんだろうか。これは個人的な見解なんで、実際MoneyForwardを使ってて何か起きたからといって僕が責任取れるわけでもない。

すべてのデータは暗号化して保持していると謳ってはいるが、実際のところはわからない。少なくとも、MoneyForward上で管理している各種サービスのアカウントは漏洩する可能性はある。集約させるアカウントの中でも、特に危険性が高いのは、クレジットカードだろうか。クレジットカードの各種オンライン画面へのログインができると、クレジットカード番号自体が漏洩したりすることにならないだろうか?

クレジットカード会社の各種ログイン後の画面などを確認してみるが、カード番号をすべて表示しているところは、僕が管理しているカードのサービスではなかった。おそらく他でもないだろう。そもそもそういうログインサービスで、本人以外の誰かがログインして閲覧する可能性はあるので、そのへんは各カード会社もケアはしている。なので、最悪、ログインアカウントが漏れても、カード情報そのものが漏れるわけではない。

銀行のダイレクトバンキングのログイン、パスが漏れた場合でも、じゃぁそこから別口座にお金を簡単に移動できるかというと、そういうわけでもない。ダイレクトバンキングの振込には、専用のパスワードや仕組みが必要なところがほとんどなので、ログインできてもお金を移動させるのはログインアカウントだけではまず無理だ。

ということで考えると、仮にMoneyForwardで管理している各種のアカウントが漏洩しても、それがすぐに何かしらの実被害に結びつくわけではなさそうだ。が、もちろん当然、仮に何かあったときは、お金などの実損害以上に、日々のお金の使い方というかなりパーソナルなデータが漏れてしまうわけでそれはそれでかなり大きな被害になることは当たり前だけれど。なので漏洩されたりすると困るのは困るのだが、しかし、それを言い出すと先に進まないので、僕はある種の覚悟を決めて利用をすることにしている。


ReceRecoの活用

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スマホでレシートを写真で撮影すると、その内容を読み取って自動でデジタル化、家計簿にする、みたいなサービスは、このReceReco 以外にもかなりの数のサービスがある。ただ、僕は、ReceReco以外を利用したことがないので、ReceRecoの機能や性能が他と較べてどうなのかというのは正直よくわからない。

レシートの読み取り精度自体は、ぶっちゃけそんな高いとは思えない。マクドナルドだとか、各種有名コンビニだとか、そういうところのレシートは比較的うまく読み取れるケースが多いけれど、それでも完全に読み取れるのは40%、50%といったところだろうか。(徐々に良くなってきているように思えるのは気のせいだろうか)
レシートにも色々な形式があるわけで、それを機械だけで確実に読み取るなんてのは、多分、今後も無理だろう。なので、この機能自体に過剰な期待をして利用しはじめると、なーんだということになってしまうかもしれない。僕の場合は、基本、たいていの場合は、読み取ったデータの修正、加工を手動で行って登録している。でもゼロから打ち込むよりは圧倒的に楽だ。

ただ、重要なのは、このアプリを利用するようになってから、きちんとレシートを貰うようになったことだ。それが習慣になった。とにかくレシートを貰っておけば、アプリで読み取りができなくても、手動で出金データの登録はできる。

レシートを受け取ることが習慣になってくると、レシートを貰えなかった時、そもそもレシートがないようなケースでは、すぐにその金額をどこかにメモする、あるいはその場で即、ReceRecoに手入力で登録するということをするようになった。例えば、まとめて誰かが支払って、その人に立て替え分を払ったりするケースなど、レシートがないような場合は、忘れないうちにすぐにメモしておくのだ。

こういうのも習慣づけばなんということはない。たいした手間でもない。習慣に出来るかどうかだけの問題だ。
ReceRecoというアプリを使うようになって、そういう習慣がついたというのは大きいメリットだ。

僕の場合、貯まったレシートは1~2日に一回まとめて登録するようにしている。うまく読み取れないケースは多いけれど、この作業は意外と愉しい。数日も経つと、自分が買ったものなどは意外と忘れているものだし、コンビニなどでのちょこちょこした買い物などが一週間も積み重なると、意外な支出になってることを知ったりして、反省する切っ掛けにもなったりする。


現金管理ができるようになった

最近、MoneyForwardで、現金管理ができるようになった。
「財布」を登録することができて、自身の今の現金の手持ち金額を入力しておくのだ。
すると、現金支出に関しては、この財布の金額からちゃんと減らしてくれる。ATMなどでお金を卸した場合は、この財布に現金が入る形になる。

今までは、ATMで現金を引き出した場合、銀行口座からの支出がMoneyForwardでも支出として一旦記帳されるが、しかし、直近の現金支出分と、ATM支出分を相殺していく、というような形で家計簿としてのズレを生じないようにしてくれてはいたのだが、財布登録の機能の追加によって、このあたり精度はより高くなった。

そりゃそうだ。銀行からお金をおろしても、そのお金を使っていなければ、自分の手元にはあるわけだ。しかし、「財布」の概念がないと、銀行からの支出は、支出としてそのままMoneyForward上に一旦記されてしまってた。「財布」があることで、銀行口座上はマイナスになるが、自身の財布内の現金がプラスになる、ので、これはかなり現実のお金の動き、資産の状況をリアルに繁栄したものになる。

結局、家計簿みたいな面倒なものを続けるには…

僕もかつて何度も家計簿をつけることに挑戦したが、ほとんど1週間と持たず挫折していた。面倒臭くて続かないのだ。結局、僕みたいな人間は、普段の生活以上に余計になにかしないといけないことが多くなればなるほど億劫になっていって、最初の意気込みはどこやら、楽したい気持ちが勝ってしまうのだ。

MoneyForwardを利用する家計簿は、最初こそ面倒臭いが、そこを乗り切れば、普段はかなり楽ができる。
ReceRecoでも、レシートをきちんと貰うようにすることと、それを定期的に入力する、というそれだけだ。これも面倒臭がりの僕が言うのだから間違いないが、そんなに大変なものではない。レシート撮影して、ちょこっと修正すればいいだけだ。レシート撮影なんかもコツを掴めば、けっこうホイホイできるようになる。
まずは、その段階まで行くこと。
家計簿がなかなか続かないという人は、まず、自分が楽してても、ぐーたらしてても、勝手に、自動的に処理してくれていくような環境をセットアップするというところから始めるのがいいと思う。

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