MySpaceを使っみて
MySpaceを使ってみて驚いた。
ひっきりなしに友達申請がくる。しかもわけのわからんミュージシャンから。それでそのミュージシャンのページに行くとたいていは遠慮なしに音楽が鳴り始め、無理矢理聴かされるはめになる。なかには「おっ」と思いものがあったりして、何曲か聴いたり、PVか何かよくわからん動画を見たりする。
友達申請をしてくるのは日本のアーチストとは限らない。むしろアメリカ在住のミュージシャンの方が多い。ボクのプロフィールのどの部分を読んでそんな申請をしにきているのかはまったく謎だ。なにせ英語はいっさい使ってない。好きなミュージシャンの名前も「ビートルズ」とか「ミシェル・ペトルチアーニ」というようにカタカナで書いた。英語を使うと、それだけで外人からのスパムがくると思ったからだ。にもかかわらず、彼らはそんなことはまったく意に介せず、がんがん友達申請してくる。おそらく新しく住人になった連中を狙って、徹底した友達申請してくるやつらがいるのだろう。このへんはmixiとかのSNS文化とはえらく違うところだ。ただ、メールで頻繁にやってくる出会い系スパムなんかに比べれば、よほどましだ。ボクは音楽が嫌いではない。ジャンルもあまりこだわらない。というか多分かなり寛容だ。だから新しいミュージシャンと出会えるというのは、それだけで充分楽しい。
(自分のページのURLはあえてのせなかったんで、興味ある人は適当な言葉で探してくださいな)
MySpaceのマイページはいろいろとカスタマイズできる。背景の色をかえたりブロックの枠線を変えたり。利用してる人のほとんどがカスタマイズしているのではないだろうか。
そうやって作り込んでいるうちにマイページに親近感がわいてくる。そのへんはmixiのように全員が定型の同じデザインのページとの違いだろう。自分のブログが自分の庭のように思えてきて、いろいろ飾り立てたりしたくなる気持ちもこれと似ている。ボク自身、もともと外部のブログホステイングで運営したこのブログを独自ドメインのオリジナルのブログに移行したのも理由の1つは「自分のもの」にしたかったからだ。MySpaceも言ってみれば「人の庭」なのだが、かなりカスタマイズの許容性があるというところで受けているのだろうか。
携帯電話をデコレーションしたりするのも同じようなもんなんだろうか。人は多くの人が持ってるものややってるものに惹かれる。にもかかわらず、その大勢の中で「自分らしさ」を求めて、些細な差異を生み出そうとする。「自分らしさ」を反映させることで、愛着が沸く。それは決して悪いことではない。
関係ないが、そういえば、最近ヤフーのニュースとかでMySpaceのアーチストがよく取り上げられる。ソフトバンクが本気を出しているのだろうか。(というのはうがった見方か)
話題のアーチスト、MySpaceだけでアルバム発売。。。みたいな記事がヤフーニュースのトップに取り上げられたりする。ヤフーのトップに表示されるニュースはすごい。ボクも何度か自分が関わってるサイトで掲載されたことがあるが、掲載されている間はとんでもないトラフィックがおしよせる。サーバが落ちたことも何度もある。あの枠はものすごい告知力というか集客力を持っているのだ。あのニュース枠をうまく使えば、お金をかけなくても初期のプロモーションは充分可能だ。MySpace上のアーチストに人気がでれば、それにつられて人が集まる。人が集まれば、その人がさらに人を呼ぶ。