奥田英朗「東京物語」

 

今日、東京に移動するつもりだったけど、あまりにも頭痛がひどいのでやめて家でごろごろしてた。

奥田英朗の「東京物語」を読んだ。少し懐かしい気持ちになった。1978~1989年までのある1日を舞台にした6編のシリーズ短編のようなものだけど、舞台になっている1日がその時代を象徴するような事件や話題の日になっている。なのでその時代を生きていた人ならたいていその時何をしていたか覚えてたりして、ボクも小説を通じてその日のことをいくつか思い出した。
中野翠や清水義範に影響受けたたというようなことを著者自身が語っていたけど、確かにこの小説にはその匂いがした。

一人ノスタルジーに浸り、10年前の日記を読み返した。10年前の今日は、「中上健次『19歳の地図』、坂口安吾全集5、『信長』おもろい。みなみ会館『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』」とだけ書いてあった。ようわからんけど、多分本読んで映画観た日なのだろう。

夕方に北大路に蕎麦を食いにいく。うまい蕎麦屋があるのだ。体調が悪いときは蕎麦。消化悪いんだけど、蕎麦なら食える。しかし途中で吐きそうになって、最後まで食いきれなかった。親父に申し訳ない。

夕方から会計士さんに借りた大前研一の「続・企業参謀」をつらつら読む。大前研一ってやっぱり大天才だ。かなり古い本だけれども、決して古臭さは感じない。むしろ新鮮に思えた。

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    [書誌情報] タイトル   東京物語 著者     奥田英朗 出版社   集英社

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