センセイの鞄

申し込みをキャンセルしたにも関わらずYahoo!BBからモデムが届いた。まったく。
会社にBBを利用している人はいて、話によると「悪くない」とのことだが、ウリだった価格だって、他があれだけ値下げしてしまえば、たいした魅力でもない。

川上弘美の「センセイの鞄」。川上弘美の魅力は、あのあまりにも淡々とした描写と、そんなことはありえないだろうという状況をあるがままに受け止めてしまう登場人物の不条理さなのだが、今回は徹底的に清潔に清潔な世界だけを構築してしまった。
カッコつきの「文学」「純文学」としては、洗練されていて、ひとつひとつの言葉の選び方も繊細ではある。「よい小説」としての体裁は完璧といっていいほどかねそろえている。でも、何か決定的に欠けているのだ。それは川上弘美という優れた作家が、このような優等生純文学を書くという理由そのものかもしれない。

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