岡嶋二人「99%の誘拐」
「誘拐もの」で行けば、やっぱり天藤真の「大誘拐」の方が一枚も二枚も上手だと思うけれども、本書で描かれる「誘拐」も発想は大胆奇抜で面白い。ただ、その奇抜な発想を支えるためのディティールがどうもハイテク頼りになりすぎないかと。
昭和の大傑作小説「大誘拐」と較べるのもなんだけども、「大誘拐」の無茶さは許容できる無茶さなんだよなぁ。
99%の誘拐 | |
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