90:9:1の法則は日本のCGMサイトにもあてはまるか?

ユーザー参加型のCGMサイトには、90:9:1の法則というものがある。Webユーザビリティでおなじみのニールセン博士が提唱している。
1人のロイヤルティユーザーに、それほど熱心ではないけれどもまぁまぁ貢献してくれるユーザーが9人。それに90人の一般ユーザーがつく。
もっと単純化して考えると、1人の投稿者に90人の閲覧者、と考えてもいいだろう。

価格.comのIR資料(PDF)を見ていると、4Travelや、食べログといったCGMサイトにもこの法則がある程度あてはまってることがわかる。

フォートラベルは、月間利用者数189万人、月間総PV2560万。会員は21,600人。
わずか2万人ちょいの会員が、189万人の利用者を獲得していると考えられるわけで、90:1になっている。

食べログは、月間利用者数115万人 月間PV 991万。レビューアーが8,000人。レビュー件数は9万件。
つまり、レビューアー一人あたり、平均11~12程度のレビューを書き込んでくれ、その蓄積が、100倍のアクセスを生んでいる。この数値もほぼ、法則通り。

4Travelにしても、食べログにしても、すべての会員が大きい貢献をしているユーザーではないと思うので、数値にはブレはあるだろうが、ただ、CGM系サイトの構築などを考える際の目安としては活かせる数値と言えるのではないか。

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